おすすめは、健康増進クリニック!


バスタ新宿、7月30日午後9:00発、松山JR駅に明日朝、8:29分到着予定で、バス移動。

今回は、C-2席。うしろの席のが無く、一階のトイレに続く空間のため、リクライニングシートを深々と倒すことが出来ます。

昨日2名、本日2名東京方面で治療。定期的な東京での治療は、難しいため、患者さんには、今回山元式新頭鍼療法(YNSA)セミナーの講師である、加藤直哉先生の治療をお勧めしています。

加藤直哉先生が副院長をされている健康増進クリニックは、市ヶ谷駅の近くにあります。

患者さんは、高層ビルの6階(だったかな?)位から、全面ガラス張りの明るい治療室で、外を眺めながら治療を受けられます。しかも、心地好さそうなリクライニングシート20台くらいが、窓に向かって2例交互に並んでいます。

これならば、多くの患者さんが一度に治療を受けることがができます。効率よく多く患者さんが気持ちよく治療ができるので、本当におススメです。

さあ~、明日から松山で治療開始です。

しっかり寝ます!

宮崎YNSAセミナー(症例4)

変形性頚椎症および腰椎症の80才代の女性患者Dさん、肩凝りが激しいとのことです。

「先生、ここらへんが痛いです。」

両肩をさすって肩凝りの状態を、山元先生に伝えられます。

山元先生は、合谷診(親指と人差し指の間の触診)をしながら、オデコの中央部に次々と置鍼を5本。

 

「どうですか?」

「まだ、痛いです。」

今度は、山元先生、Dさんの頭頂部めがけて2本置鍼されます。

「どうですか?」

「・・・・痛くないです。」

 あまりに突然良くなったので、呆然としている私の耳元で、ベテラン鍼灸師の先生が、

「あれは、肝に刺したのです。肝は肩凝り(僧帽筋辺りを指差して)によく効きます。」

と、教えて下さいました。ここでいう肝とは、12脳神経、12内蔵合法点における10番目の肝。これを読んで分かる方は、ほぼいらっしゃいません!

そこで、小学校高学年でも分かるように説明したいと思います。

受精卵が分割して内胚葉、中胚葉、外胚葉となって徐々に人型が出来てきますが、大元は一個の受精卵。全てがつながっています。特に外胚葉は、外側の表面がくぼんで筒状となり、それが神経の大元となります。それが集まったものが、脳。

くぼんでいない外胚葉の多くは皮膚になります。頭皮と神経が密接な関係にあるのがよく分かると思います。神経は大きく分けて脊髄から根っこのように広がった脊髄神経と、脳から直接、頭を中心に根っこを張った脳神経があります。

この脳神経が12種類あって、頭皮には根っこのような脳神経を刺激するポイントが、オデコの中心部から頭頂部にかけて、きれいに並んでいます(写真参照)。

そして、そのポイントは、心臓、肝臓などの12の内蔵とも関係があるのです。元々、一つの受精卵だったので、一つのポイントが、様々なところにつながっているという考えは、理にかなっていると思います。

ただ、何故、肝を刺激すると、肩コリがよくなるのか分かりません。ゴメンなさい!

宮崎YNSA セミナー(症例3)

変形性腰椎症及び頚椎症で両足のしびれに悩む60才代の女性患者Cさん、ツエをついて入室。

「先生、足のしびれが一番つらいです。左脇から腰にもしびれがあります。」

「ツエなしでは、歩けない?」

「押しクルマで畑に行かないと、ダメです。」

などと、会話が進むなか、山元先生は、合谷診(親指と人差し指の間の触診)をしながら、オデコの中央部に置鍼されます。

「これで、ちょっと歩いて・・・・・どんなで?」

「少しは、のんだ(腰が伸びた)。」

「長いんでしょ?」

「若い時から、手術をすすめられて・・・でも、踏ん切りがつかなくて・・・この、しびれ感がつらいです。」

次に、山元先生は、Cさんの左肘周辺の圧痛点に2本置鍼されます。

「先生、腰が伸びました。」

続いて、左足の外踝(くるぶし)の下にある圧痛点にパイオネックス(円皮鍼)を3個。

「立ってごらん。」

「しびれ感・・・だいぶ楽になりました。」

今度は、右足の外踝(くるぶし)にパイオネックス(円皮鍼)を4個。

「先生、まだ脇のしびれ感がたまらんです。」

山元先生は合谷診をされた後、オデコ中央部にもう1本置鍼をされ、

「はい、これで様子をみて下さい。」

C

 

新宿バスタへ

今、現在7月27日19:40分。JR高速バスに乗り、東京へと向かっています。山元式新頭鍼療法(YNSA)のセミナーがあるのです。明日の朝、7時頃に新宿のバスターミナル(バスタ新宿)に着きます。ほぼ半日バスに揺られるわけです。これを苦行に捉(とら)える方もいれば、そうでない方もいると思います。

私は、実に楽しいのです。

三列シートにゆったりと座れる事自体、夢のようです。

京都美山町に居ながら、月1回、東京の操体法勉強会に参加していたころは、4列シートのギュウギュウ詰め。しかも、トイレなし。ようやっとたなあ~~!

それに比べてこの快適さは、もう極楽です❗️

しかも、自力自療の操体法を、実践出来る最高の場なのです。

もし、腰に違和感が生じたとしましょう。そうしたら、山元式新頭鍼療法(YNSA)の診断を踏まえて、頭の腰に対応する個所の圧痛点に押圧をしながら、気持ち良く動くでしょう。

これで、腰痛が治れば、しめたもの❣️

宮崎YNSA セミナー(症例2)

耳鳴り、頭痛に悩んでいる60才代女性患者Bさんは、変形性腰椎症、頚椎症でもあります。

山元先生は、いつものように左右の合谷診(親指と人差し指の間の触診)を同時に行います。

「先生、すごい痛いです。」

Bさんは、合谷診を受けるだけで、親指に痛みを感じるようです。

最近の山元先生は、合谷診の後、ほとんどオデコ中央部の生え際A点に置鍼されます。

「これの上と・・・下は?」

「下です。」

「この痛みと、これは?」

「それです。」

0.5mm単位で5本が密集しています。これは、腰と首に対応する置鍼です。

次に耳鳴り、頭痛に対する置鍼。

山元先生は、イラストの番号順①④に置鍼されます。

「この辺(②の周辺)に打っていただいた時、こっていたんだなあ〜と感じました。」

「音が低くなって、小さくなって来ました。」

Bさんの耳鳴りが、改善したようです。最後、頚椎に注射をして終了となりました。

「耳鳴りは、詰め込んだものを、外に出してやる・・・・そんな、感じ。4つの点が色々重なっています。」

と、山元先生の説明がありました。しかし、「4つの点が色々重なっています」の意味合いが良く分かりませんでした。離れているのに何故重なっているのか?

そこで、解剖学的見地から、頭蓋骨を覆(おお)う筋肉を見てみると理解出来ました。

イラストのように、

①の鍼は、胸鎖乳突筋

②の鍼は、後頭筋

③の鍼は、上耳介筋

④の鍼は、側頭筋

とそれぞれ異なる筋肉を刺激しているため、重なっているのです。つまり、この4点に正確な置鍼をすることが、重要であることがよく分かります。

宮崎YNSA セミナー(症例1)

第1日目の午前中、山元式新頭鍼療法(YNSA)の概要説明があり、余った時間を山元先生の治療(参加された先生方の治療)に当てていただきました。

30才代の男性Aさん。

左目がピクピクと動いて気になるそうです。

山元先生は、Aさんの左右の合谷診(親指と人差し指の間の触診)を同時にし、左右のコリの違いを聞きわけながら、一番強いコリを探されます。

そのコリが左手の合谷のソマトトープ(小さな人型)の頚椎に当たるところだったようです。

山元先生は、Aさんのオデコ中央部、やや左よりの生え際に親指をゆっくり当て、

「これと、これは・・・これですね。」

「ハイ!」

直径0.25mm長さ15mmの鍼をゆっくりと刺されます。

「これは、どうですか?」

「さっきとは、全然違います・・・・でも、まばたきをすると、違和感があります。」

「これと・・・・これは、これ?」

「あっ、そうです。」

山元先生は、ゆっくりと、しっかり鍼を刺されます。オデコ中央部に5本置鍼。

「どうですか?」

「だいぶ、いいですね~」

次に、眉間の左眉毛やや上にある圧痛点に置鍼されます。

「今のいいですね!」

と、Aさん。その時、冨田先生が、

「そこは、口腔ポイントです。」と説明がありましたが、山元先生から、

「いいや・・・・ここには、目があるじゃない?」

参加メンバー全員が、キツネにつつまれたような雰囲気になりました。続けて、山元先生は、右目と鼻の中間点を指差して、

「ここは、口じゃね。」

もう何が何だか、訳が分からなくなりました。初めて聞くポイントです。

「なんでそうなのか・・・分からない・・・圧痛点は、敏感でしょう・・・圧痛点が同じところで、模索しているような、連携しているような・・・ツボというのは、1つの小さい反応が起こっているんじゃないか・・・・と、思うんです・・・とにかく、分からんことが、いっぱい・・・・ハッハ、ハ、ハ・・・・」

「先生、鍼は刺した時が、一番効きますか?」と、どなたかが質問されました。

「一番効きますが・・・まあ~時間を置いた方がいいけどね・・・鍼は・・・100%でなくてもいいみたい・・・めぼしをつけて、刺せばいい!」

ポカ~~~ンとした時間の経過と共に、Aさんの左目ピクピクも治ったようです。

翔ぶが如く

山元式新頭鍼療法(YNSA)の2日間セミナー終了。

あじさいの杜鍼灸院事務長(私の弟)運転する車に、男性患者Cさんとフェリーに乗り、四国の八幡浜港に到着しました。

大きな輸送トラックの間で、待機しています。

今回のセミナー、山元先生の異次元の鍼を、たっぷり体感してきました。ちょっと、打ちのめされています。セミナーレポートは、明日元気になってから、書きます。

大河ドラマ「翔ぶが如く」を眺めつつ・・・・

宮崎セミナー

宮崎リハビリテーション・クリニックに研修で来ています。

午前中は、映像を見ながらの講義と、2名の治療がありました。山元敏勝先生の飽くなき探究心には、改めて驚いています。

また、新たなポイントを見つけられたそうです。

今回は、山元式新頭鍼療法(YNSA)の指導者、富田先生も来られています。

また、松山から私の患者Cさんも一緒に来られ、山元先生の治療を午後3時30分以降に受けられます。

本来なら、患者さんの写真、動画撮影は出来ませんが、私の患者さんに限って、動画撮影が可能です。しっかり記録して、今後のCさんの治療の指針にしたいと思います。

明日から、山元先生の患者さんレポートを開始します。

あさイチ

本日(7/22)のNHK”あさイチ“で、「カラダがラクになる裏ワザSP」がありました。

裏ワザは色々あったのですが、その中の一つ、洗面の仕方をご紹介します。

まず、NHKのホームページ「  」内が、その記事です。

「洗面台で顔を洗うとき、腰を曲げてかがむと、腰の曲がっている部分に集中的に負担がかかってしまって疲れやすくなってしまいます。そこでおすすめなのは、尻を後ろにつき出すようにしてかがむこと。こうすることで腰はまっすぐのまま姿勢を保てるので、疲れにくくなります。」

理由をかんたん明瞭にしてくれました。

「この姿勢について東京大学教授の深代千之さんに聞いてみると、筋肉の使い方から見ても理にかなっているそうです。筋電図で測ってみると、尻を後ろにつき出した姿勢の方が、背中の小さい筋肉はあまり使われず、太ももの大きい筋肉が多く使われていました。大きい筋肉を有効に使った姿勢でもあったのです。」

実際に、このポーズを取ると、大腿二頭筋、大腿四頭筋という大きな筋肉を使い、腰への負荷が少なくなります。

そこで、もうワンランク上の方法を考えました。

これは、足先を内股にするだけの事です。この状態でお尻を突き出すと、両膝がピッタリくっつきます。そうするともっと安定すると思います。一度お試しあれ❗️

股関節と肩

女子中学生の患者Aさん。昨日、朝平泳ぎの練習をしている時に、右股関節が痛くなり来院。

山元式新頭鍼療法(YNSA)で頭に置鍼。股関節が痛いので、特に耳のウラにしっかり3本置鍼。

 

「これで、股関節の痛みはどう?」

「こっちは、痛くないけど、まだこっちが痛い。」

痛みの範囲が狭まりました。山元式新頭鍼療法では、股関節=肩。それで、丁寧に肩の内側の圧痛点を探し、細めの鍼(寸6の3番)で刺していきます。圧痛点がなくなるまでに3~4分かかったでしょうか。

「今度は、どう?」

「もう、痛くない!」

これで終了してもいいのですが、念のために天城流湯治法での股関節痛に効く個所、右内踝(くるぶし)と、右肘の圧痛点に鍼を刺し終了しました。

Aさんのお母さんが、

「右脚であぐら組んでみて!」

「うん・・・・ほら、出来る‼️」

「これが、出来なかったんですよ。ありがとうございました😊」

山元式新頭鍼療法(YNSA)と天城流湯治法の併用は、うまくいくようです。

追伸:写真の肩甲骨と上腕骨の関係が、大腿骨と骨盤の関係に良く似ています。そのため、股関節の痛みが、肩の圧痛点を取ることで、無くなるようです。