土偶を読む

患者さんからお借りした本が、非常に面白いのでご紹介します。

「土偶を読む」です。誰もが考えていない発想で土偶を表現したのは、竹倉史人氏です。竹倉さんは、武蔵野美術大学を中退後、東京大学文学部・宗教史学科卒業。人類の普遍的心性を探求すべく世界各国の神話や儀礼を研究する過程で、縄文土偶の研究に携わることになりました。

美術大学に籍を入れていた竹倉さんは、創造性がある発想が出来る人なのだと思います。土偶を「食べ物」だと見なしたのです。お祭りには必ず大根や人参などの「食べ物」をお供えします。これを幼い頃から「?」と思っていた宮司の息子であった私は、一瞬で腑に落ちました。土偶は「食べ物」なのです!

まず、ハート形土偶は、二つに割られたオニグルミだったのです。実際、オニグルミが繁茂している会津地方から、ハート形土偶が多く出ているそうです。合掌土偶は栗、茨城県にある椎塚土偶は、ハマグリをかたどった土偶・・・・これは、見た瞬間ぴーんとくるはずです。また、みみずく土偶と呼ばれていた土偶を、竹倉さんは、星形土偶と命名し、その頭の部分を上から見ると、オオツタノハという貝殻そっくりです。まず、間違いありません。そして、有名な遮光器土器は、何とサトイモだったのです。

竹倉さんは、これらの研究を本にしようと試みますが、土偶研究の権威からお墨付きをいただけなないと出版できないこととなり・・・・八方塞がりになりますが、東工大で講演後、参加者達から爆発的な反響があり、美術家でありアートディレクターである玉城そのみさんが、企画したワークショップで竹倉さんが講演し、なんと私の親友である岩下徹氏が踊りのワークショップをしたそうです。やはり、類は類を呼ぶのです!・・・・というお話でした。

明日、のボール野球

 

なぜか、あじさいの杜鍼灸院のフェイスブックに投稿出来ないのですが・・・・まあ、そのうち再開出来るでしょう。

明日、「のボール野球」が、坊ちゃんスタジアムで行われます。今回は、松山東高野球部の前身、「球技同好会」創部130年記念として、脇町高校野球部OBをお招きしての対抗試合となります。

野球という言葉を草案された中馬庚(かのえ)氏が、校長を務めたのが脇町高校。ところが、正岡子規の本名が正岡昇(のぼる)で、の=野、ボール=球。それで、正岡子規が草案したと世間で広まり、松山東高と脇町高校との関係もギクシャクしておったそうです。その解決策としてこの交流戦が始まったようです。

松山東高の野球部監督をされていた稲見達彦氏(我々の頃の監督さん)が、「のボール野球」を正岡子規がやっていた当時の野球を復活させようとの思いで、作られました。投手は下手投げで、打者はボールの高さを要求し、投手は要求されたボールを投げればストライク。ワンバウンドのボールを取るとアウトなど、子供から中高年まで楽しめる素晴らしいスポーツです。

明日は、怪我なく楽しんでいい一日にします。

岩塩

先日、ストレスで食べることが出来なくなった患者さんが、来院されましたが、ヒマラヤ岩塩を口に入れてもらったところ、少し元気を取り戻してくださいました。そこで、早速ヒマラヤ岩塩を2kgオーダーし、今日届きました。岩塩と一緒にチラシが入っていたので、その内容をご紹介します。

『何億年も前に地殻変動が起こり、地面が盛り上がって山脈ができた。その時に海の一部が取り残されて化石化したものが岩塩といわれています。例えば、ヒマラヤ岩塩にはおよそ3億8000年前の美しい海の栄養素がそのままぎゅっと詰まっています。天然の岩塩には、人体で作ることのできないカルシウムやマグネシウムなど海のミネラル成分がたっぷりあり、古くから「命の源」として人々に愛されてきました。色もいろいろあってきれいです。鉄分が多く含まれるほどピンクからレッドと色合いが美しく変化していきます。鉄分不足になりがちな女性にぴったりです。岩塩は料理に使うだけでなくお風呂に入れて岩塩風呂として温泉気分を楽しんだり、不浄を払う浄化やお清めなんかにも使われます。』

2kgも購入したので、治療室に置き誰でも口に入れることができるようにしようと思っています。

ぬか漬け

ぬか漬けに挑戦して、現在成功中です。とにかく、美味しい。半日から1日漬けるだけでナス、キュウリ、大根が美味しく出来上がります。今日は、日本酒の残りを入れてみました。昨日は、何と鮒寿司の発酵したお米を入れたのです。この鮒寿司は茨城から来た友人と楽しい会話をしながら食べた時のものなので、良い波動が届いていると思います。

毎日、ぬか床をひっくり返していると私の波動が伝わっていく感覚になります。間違いなく伝わっているはずです。気持ちがいいので、そして、ぬか床自体が美味しいので、ぬか床をひっくり返すのがとても楽しいのです。粘土遊びをした後、それを舐(な)めて美味しく頂くことが出来るのですから、最高です。しかも、下記のようにカラダには最高なのです!

『発酵食品であるぬか漬けには、植物性乳酸菌が含まれます。 腸内環境を整える「腸活」にはぴったりの食べ物です。 乳酸菌は腸内で悪玉菌の繁殖を抑えてくれ、腸の働きを活発にしてくれます。 腸内環境が整うことで、便秘の解消が期待できるだけでなく、免疫力アップやがんの予防にも役立ちます』

なんじゃけん

昨日は、ジャズの好きな男性患者Aさんの誘いで、お隣の伊予市の「IYO夢未来館」というところで行われた「マドンナJAZZ FESTIVAL 2022」に参加しました。Aさんの愛車は高級車で乗り心地が最高。私には無縁な車です・・・一生の内に何度この様な車に乗ることができるだろう?・・などと、思いながらも、初めて向かう伊予市への道。カーナビ(これも最新の物でした)を見ながら、必死の思いで到着しました。

この未来館は、立派な建物で、図書館や料理教室ができる部屋もあります。その上、コンサートが出来るのですから、伊予市の人々は幸せです。

で、開演がぴったり14:00からスタートし、終演が予定通りぴったり17:20であったことに、まず感動しました。そして、今愛媛で活躍しておられるジャズ音楽家が一堂に会して演奏され、しかもそれをただ(入場無料)で拝聴できるなんて、本当に感動しました。Aさんのウクレレの師匠が、チェロのベースを担当されていたのですが、この師匠は、NHKの素人のど自慢大会のベースも担当されていました。また、ドラム担当のベテラン音楽学家は、NHKの素人のど自慢大会の鐘を叩く方でした。

愛媛にこんな凄い音楽学家がおられたのです。

そこで、もっとも感動したのが、最後に演奏された「なんじゃけん」。このバンドは18名の男女混合バンドで若い女性がまとめ役です。結構お年をめいた方のおられる中、堂々と指揮っておられるのには感心しました。「なんじゃけん」の由来は、南予・ジャズ・研究会から来ているとのこと、ちょうど、「そうなんじゃけん」=「そうなんです」という伊予弁をからめているのが素敵です。

大洲という歴史のある素敵な街でこの様な活動をされていることに感動しました。四国の愛媛の大洲で精一杯頑張っているバンドがあることに、勇気とエネルギーをいただきました。私も、「あじさいクラブ」のベースギター、しっかり練習しようと思ったのです。

「あら?早く来ちゃった・・・タクシーに電話して、小型をお願いしますって言ったら、今すぐ行きますってなって・・・早く来たんです。」

最近、運動免許を返上した80才代の女性患者Aさん、予定より40分早く来られました。

「先生、事務やっててちょうだい・・・・私、畳の上でゆっくりしていいですか?」

鍼灸院の中央部に215cm×140cm×40cmの畳部屋があり、障子2枚で仕切りを作った空間になっています。引き出しがあって、鍼の在庫、クッション入れとなっており大変便利です。畳部屋というより、畳ベッド障子付きというのが正確な表現でしょう。私は疲れると、この畳の上でゆっくりと操体法をしながら、カラダほぐしをします。Aさんも畳の上でゆっくりするのが大好きです。

「・・・・気持ちいい、家にも畳あるけど、横になってから起き上がるのが、大変なの・・・ここだと、段差があるので無理なく、よっこらしょっと起き上がることが出来るでしょ・・・いいね、これは。」

確かにAさんは、ちょっと小太りで、しかも右膝が人工関節のため、起き上がるのに不自由です。そんな患者さんには、非常に便利な空間となっています。これは、私が何となく思いついて、偶然出来たものですが、多くの患者さんに喜ばれています。

「Aさん、そしたらゆっくりしてくださいね・・・・私は、チョットお仕事しますね。」

Aさんは、毎週通われてもう3年目、気心が知れているのでお互い遠慮なくやれます。今日は「食べる煮干し」「からし菜漬け」「家庭菜園のピーマン」のお土産をいただきました。

「先生、ここの空間はいいね・・・・狭すぎず、広すぎず・・・木に囲まれているし、落ち着きます。」

確かに結構いい空間になりました。床、壁、天井を松、杉の天然素材にしたため、時間が経つほど味わい深くなるのがよいです。ただ、失敗は、玄関。バリアフリーにしたまでは良かったのですが、2重ドアにすべきでした。防寒、防熱、防音になりより快適になったと思います。万が一2号店が出せるほど繁盛したら(夢のまた夢)、その時は絶対に2重ドア!

今回のように、患者さんが仰向けになる時、天井が視野に入ってきます。京都にいらっしゃる患者さんからのアドバイスで、出来るだけ節の多い杉材を天井に使う様にしたのです。

「先生、天井だけは、しっかり考えて・・・・患者さんが飽きない天井にしてね!」

素晴らしいアドバイスをいただき、実行したならば、先日ある患者さんから、

「先生、この天井は節目がいっぱいあって飽きんし、死んだ節が一個もないのが、凄いわい。普通じゃったら何個かあるはずじゃけど、よう手入れをした山の樹じゃわい。」

とお言葉をいただきました。ありがとうございます♪

一昨日

一昨日の友近ママのラジオ番組に出たおかげで、新規の患者さんが出来ました。患者さんは、ただ何となく聞いておられたのですが、ご本人が大変お疲れだったので気になって電話してくださいました。やはり、ラジオの影響力はあるようです。もう2~3日待ってラジオの影響力を検証してみようと思います。

一昨日、弟の講演を聞きましたが、やはり面白い。高校教師をしていたのもあって分かりやすく話してくれました。その中で、川内町誌にあった漢文の和訳から、惣河内(そうこうち)神社の隣りにある金毘羅寺の建立秘話が見つかりました。それを私が絵にして紙芝居で説明しました。その秘話を語ろうとしたのですが、完全に覚えていないので次回、語ります。

とにかく、歴史的偉人の夏目漱石と正岡子規が、名爆の滝を訪れ、夏目漱石が50もの俳句を残したこと。この事実を来世にどのように伝えるか・・・弟に託します。

友近ママ

明日(土曜日)、午後7時30分頃「友近ママの魔法の引き出し」というラジオ番組に出演することになりました。もう12年も続いている番組です。午後7時~8時30分という長時間番組の15分間くらいを、おしゃべりをすることになりました。先日、打ち合わせがあり、資料を作って提出しようとしたところ、

「いらない、いらない、大体話を聞いたので分かった。」

と、プロの返答が返って来ました。さすが、芸人・友近のママさんでありました。おしゃべり上手の友近ママに、口下手な私・・・・もう、今から気分がちょっと憂鬱・・・友近ママは、多彩な方で、占い師、画家の顔を持っておられ、歌も上手(友近のママですから・・・)。

まあ~、何とかなると思うしかありません。音楽バンドあじさいクラブのメンバーが、応援で旗振りしてくれそう・・・・ちょっと恥ずかしいのですが、ありがたいことです。明日は、午前中弟が地元の公民館で講演をするので、それに参加してから松山市に戻り、心を落ち着けラジオ番組に望みます。頑張っていきましょい!

限界集落?

私の弟が、地元の公民館で講演します。10月22日10時からです。時間のある方は、是非ともお越しください。私がいうのも何ですが・・・弟は優れ者です。面白い発想で限界集落からの挑戦を真剣にしています。限界集落とは、65才以上の人が人口の50%以上の集落をいいます。まず、ネーミングが悪い。誰がこんなバカな言葉を作ったのでしょう。

長寿健康集落と私ならネーミングします。血液学の第一人者・森下敬一先生がコーカサス地区(アゼルバイジャン、アルメニア、ジョージア=黒海の東でトルコの北)の長寿研究を30年間されました。150才の元気な人々がザラにいたそうです。澄み切った空気を毎日肺にいれ、その地域にある野菜、穀物とヨーグルトを食べ、よく働き、よく笑う。これが、人が生きる原点です。

日本では、限界集落と言われている長寿健康集落が、コーカサス地区にあたります。これからは、若者がインターネットで仕事出来る時代、どんどんそんな若者が長寿健康集落に移住して、長生きを目指す段階になっています。もう薬なんかに頼る時代は終焉します。所詮、薬は石油製品、毒です。こんなもの飲み続けること自体が異常であると思いましょう。

弟に頼まれた絵、ボツになりました・・・さて、どんな講演になるのでしょう?楽しみです。

利き酒大会

 

 

(昨日の様子です)

 

(昨日のことを書いています)

バタバタしていて、しばらく文章を書けない日が続いていました。今日は、これから冷酒飲み比べに行くことになり、バスを待っています。あじさいの杜鍼灸院は、「津田団地前行き」のバスに乗り、最終駅の津田団地前で降りて、徒歩1分のところにあります。ですから、津田団地前が始発でもあり、便利です。約30分かけて大街道という松山市の繁華街に向かうのです。昨日、突然居酒屋のご主人から電話があり、

「先生、お得意さんから飲み比べをお願いされたので、来られませんか?」

と誘われたのです。日本酒大好きの知人を誘ったのですが、リモート会議があるので参加出来ないとのことでした・・・・他に誘うことが出来る知人がいないのは、寂しい限りです。松山に帰って来て、6年経ちましたが飲み友達(お酒を飲めない友達はいます)が余りいないのに気づきました。今はバスに乗り大街道に向かっているのです。帰宅時ラッシュでバスが10分遅れているようですが、いつも鍼灸院で過ごしている私にとって、暮れゆく空をボーッと眺めるのもいいものです。

高校野球の名門、済美高校を通りもうすぐ、大街道に着きます。いつの間にか暗くなっていました。10月も半ばとなると6時になると夜です。松山市駅前に着くと乗車客がどっと増えて来ました。ここは市役所前、もうすぐ降りる用意440円を用意します。大街道で降りて、入り口の腰掛けに座って、時間潰し。松山は結構、自転車通勤が多いのに驚きます。さて、目的地「懐凪(かなぎ)」に向かいましょう。

ということで、効き酒大会となりました。初めてお会いする4人の方々と楽しい会話をして、美味しいお酒をいただきました!