おかしい?と思いませんか

昨日に続いて、食べることを「石原医学大全」から引用します。

『[食欲]

食欲旺盛なのは、元気で健康な証拠であるが、「食欲不振」については、一般の方も医師たちも誤解しているといっていい。動物が病気やケガをすると食べないのは免疫力を上げて病気を治そうとする反応なのだ。

「食欲がない」のは胃腸が消化する力がないと食事の摂取を拒否しているのだから、無理に食べると、症状は悪化するのは火を見るより明らかである。「食べるから元気になる」のではなく、「元気な人が食べられる(食欲がある」のである。』

食い意地のはった人(最近では、グルメブームで多くの人々)は、この事実から目をそむけようとします。そして、「たった一度の人生、好きなものを食べて、どこがいかんのう?」などと開き直ります。食欲がないというカラダの声に素直に反応し、無理して食べることはやめましょう。

グルメは肉料理がやたら出てきます。1977年、アメリカ上院議員によるマクガバン・レポート(2年間にわたり古今東西の食事を研究し、理想の食事は、元禄以前の日本料理とした5000ページにも及ぶレポート)で、肉、牛乳など中心の欧米食は病気の元と結論づけています。これにより、アメリカでは徐々に日本食が普及し、大腸ガンなどは減少していったそうです。

にもかかわらず、日本では2人に1人がガンになる。ガン保険に入って安心しよう!といった流れが出来ています。これは明らかに、食の欧米化がもたらしたものです。おかしい?と思いませんか。

過食・飽食は、免疫力を下げる

1週間ほど風邪のような症状が続く50才代の女性患者Aさんに、「食事は取らない方がいいですよ。」と助言すると、「何よ、変なこと言って・・・・食べないとダメでしょう!」という顔をされます。

多くの人もAさんのような考えでしょう。そこで、「石原医学大全」の一節をご紹介します。アメリカのミネソタ大学医学部のM・J・マレイ博士が1980年代に発表した「過食・飽食」がいかに免疫力を落とすかが、示されています。

『病原菌に感染している3群のマウス(30匹)は自由に食べさせてるが、実際にはに食べない。その結果、死亡率は43%。平均生存日数は8.7日。同じく病原菌に感染しているが、強制的に栄養補給をした4群のマウス(30匹)だと、死亡率は93%、平均生存日数は3.9日。3群とは大きな差がついた。

(中略)

臨床医学の現場でも、極端に栄養状態が悪化した患者に、点滴で高栄養を与えると肺炎などの感染症を起こす危険が高くなることは知られている。

それなのに、健康増進のためには、「三食しっかり食べること」、病気が食欲で落ちると「体力をつけるために食べろ」とやたらに食べることが推奨される。

その結果食べたくもないのに食べる。食べれば元気になると信じて無理にでも食べるなど、過食が習慣化してしまった人のなんと多いことか。』

病気をしたら食べない、血液を消化などに使ったらダメです。血液を治療に使うのです。

近藤林内祭

本日、2月18日は近藤林内さんの生誕祭。

弟の佐伯敦宮司が、見事に祭を創生してくれました。生き仏といわれた近藤林内さんは、酒屋として儲けたお金を、全て慈善事業に当てた方です。

その林内さんの功績を研究する会が、林内会です。私も参加しているのですが、お役に立っていません。しかし、宮司の近藤林内さん及び地域愛が静かに広がり、面白い人々が林内会に参加してくれています。

今後、この地区(河之内=かわのうち)がとんでもなく有名になるかも知れませんよ!

話変わって、地元のテレビを見ていると、1994年の愛媛大飢饉特集がありました。なんと見ていると、私の父親が祈祷してるではありませんか!そうなんです、実家のある惣河内神社には飢饉に恵がある雨滝(あまたき)神社が合祀してあります。

そのため、父親が何十年ぶりに祈祷をしたのです。父親の真剣で真摯な顔を見ることが出来ました。

「父ちゃん、格好よかった!」

オートファジー=神道?

2016年に大隅良典博士が、ノーベル医学・生理学賞を受賞されましたが、その説明をチャットGPTで、見てみます。

『細胞が自分自身の中身を分解・再利用する仕組みのことです。日本語では「自食作用(じしょくさよう)」と訳されます。細胞の中では日々、古くなったタンパク質、壊れたミトコンドリア、使えなくなった細胞小器官などが生じます。

オートファジーは、これらを回収 → 分解 → 再利用する「細胞内のリサイクルシステム」です。

不要物を包み込む(細胞内で「オートファゴソーム」という袋ができる)

分解工場へ運ぶ(リソソームと融合)

分解・再利用(アミノ酸や脂肪酸として再利用され、エネルギーや新しい細胞材料になる)』

このオートファジーの状態は、16時間以上の断食や、運動後に起こるそうです。つまり、有酸素運動をして1日1食の日々を送ればいいことになります。これは、自然現象ですが、神道の考えと一致しています。元々善として生まれてきた人は、日常生活で、汚れが自然と生じます。その汚れを清める禊ぎをすれば、元々持っている清らかな心と体が蘇るのですから、これは、オートファジー=神道と言ってもいいかな?

というか、神道は最新の自然現象の説明を、はるか昔に知っていたという事なのでしょう。

舌2

ロシア土産の定番の「マトリョーシカ」は、5体~10体組の大きさの違う同じ形の人形が入っており、1番小さな人形だけは、空洞になっておらず核になっています。これこそ「自己相似(フラクタル構造)」の象徴です。

人間のカラダにも様々ところに「自己相似」が現れています。高麗手指鍼(こうらいしゅししん)として知られている韓国の鍼治療では、親指と小指は下肢、人差し指、薬指を上肢、中指を頭から仙骨までの脊柱、手のひらを体幹内側(腹部)、手の甲を体幹(腰)と捉えて手に置鍼してカラダを治します。

カラダにおける舌は「マトリョーシカ」の1番小さな核の人形になるように思います。その舌先を口腔の上奥に動かすと、カラダも舌と同じような動きをします。この舌先に位置しているのが、蝶形骨。蝶形骨の骨底は、ヤジロベーの支点の格好をしています。蝶形骨の上には、脳幹が乗っています。脳幹は生命維持装置といわれる最重要臓器です。その蝶形骨から頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨とつながるヤジロベーとなっているのです。

この絶妙なバランスがさまざまな動きを作り上げてくれています。ミラノ・コルチナ五輪で、スキーの演技を見て驚いたのは、写真でもお分かりのように、絶妙なバランスを瞬時に取っていることです。

凄いなぁ~人間のカラダってと思うのです。

 

胆経じゃ!

 

70才代の女性患者Aさん、3日前スーパーで品物を取り上げカゴに入れようとした瞬間に左脇腹を痛めてしまいました。左脇腹をかばっていると、右重心になり右ソケイ部も痛くなりました。寒い冬、血流が悪くなっている時、チョットした動作がきっかけとなり、「ギックリ◯◯」になることがよくあります。

Aさんは鍼治療ではなく、足へのお灸治療がメインなので、今回も足を中心の治療をすることにしました。いつものように膝診をすると、普段より膝ウラに痛みがあります。今回はお灸ではなく、靴下を履いたまま押圧で治療することにしました。

指先やカカトに見つけた治療点を押圧していると、膝ウラが緩んでくるのが分かります。そんな治療をしていると、「あれ?・・・・これ胆経じゃ!」と思いつきました。

胆経とは、側頭部から肩、脇腹、脚外側、第4趾まで流れる経絡です。この中で「足臨泣(あしりんきゅう)」という重要なツボがあります。このツボに軽く中指を触れるだけの治療です。

「お腹がゴロゴロいってる。」

「そうですね・・・つながっているから。」

「触れてもらってるところ、熱くなってきました。」

「あああ、触れるだけでそうなるんですよね・・・」

などと話しながら治療を続けるのですが、今回は一度で良くなるということは出来ませんでした。しかし痛みは確実に軽減した様子でした。古来からの叡智(えいち)を使わせていただく事に改めて感謝いたします。

次のステップ

 

最近、筋膜はがしや操体法を鍼灸と同じように併用しながら施術していますが、なかなか好評のようです。

開業当時は、操体法を中心として施術を行なっていたのですが、あじさいの杜鍼灸院と名乗っている以上、鍼灸だけで独立した治療をすべきだと考えました。そんな折、山元式新頭鍼療法(YNSA)と出会い、YNSA でどれだけやれるかとチャレンジするようになりました。その期間中、私なりの施術法を開発できました。

ですから、これからは再び操体法とYNSA との融合が私なりに出来ます。開業10年目にして、次のステップになりそうです。

舌を考える1

蝶形骨目指して、舌を口腔の奥の上部に突き上げると、舌の動きに相似してカラダも動きます。舌骨というノド中央部に浮いている様な、唯一関節を持たない骨から伸びている舌。この舌は大変重要な筋肉です。

赤ん坊として誕生した瞬間、舌が飛び出して呼吸が出来るようになり、生を終える時、舌は徐々の縮(ちじ)こまり呼吸を終え死にいたります。

つまり、舌はその人そのものとも言えるかも知れません。この舌の動きは、関節を持っていない舌骨(頸椎3番付近)から伸びる自由なものであり、脛椎3番付近は、上を向くとよく曲がりやすく舌を上に上げやすくなります。

この姿が、カラダの相似形(フラクタル構造)と考えます。

今日は、ある患者さんに蝶形骨を説明し、実際に舌を使って蝶形骨に触れるような動きをしてもらいました。納得していただいたように思います。(つづく)

蝶形骨操体法

(むらさき色が、蝶形骨です)

 

本日、プラスチック製頭蓋骨が、バラバラになった模型として届きました。それを組み立てながら、蝶形骨の位置を確認していきました。

当初は、外から蝶形骨に触れることが出来ると思っていたのですが無理です。ただし、側頭骨、頭頂骨、前頭骨、頬骨らと縫合で繋がっているので頭蓋骨に触れるだけで、間接的に繋がると思います。

また、口腔の奥に位置しているので、舌を突き上げることで触れる感覚が出来ると思います。つまり、舌で口腔奥を触れながらカラダを連動し、気持ち良ければ蝶形骨への操体法になります。

以前から舌の操体法を思案していたのですが、これで一ランクアップの「蝶形骨操体法」が出来そうです。これから、私のカラダを通して実験してみます。」

蝶形骨の続き

前日述べた蝶形骨を、いま一度紹介します。

『蝶形骨は

  • 前:前頭骨
  • 後:後頭骨
  • 横:側頭骨
  • 下:上顎骨・口蓋骨

など、ほぼすべての頭蓋骨と関節します。だからオステオパシーでは「蝶形骨が動けば、頭蓋が動く」と言われます。』

とあります。ではこの蝶形骨を自分で動かす方法はあるのか・・・・あります。

まずは、仰向けになります。そして、左右どちらかの足を、反対の足に乗せ、ゆっくり外旋(外側に回します)するのを、下の足がゆっくりと力まず止めると、カラダは徐々に連動して仙骨、脊椎、そして蝶形骨と動いてきます。これを、気持ちよく味わうだけでカラダの歪みが取れてきます。

昨日から、患者さんに試していますが、いまのところ、成果が出ています。今後が楽しみです。