左足首を左手首で

高校野球のピッチャーB君、右肩の前側(三角筋前部繊維といいます)、左腰痛そして、走塁の際、急に止まって左足首内側に痛みがあります。昨日からのB君の続きです。

肩痛は良くなったので、今度は左足首を狙います。

「足首捻(ひね)ったりしたら、氷水で冷やすのが一番いいよ。」

と、直接患部に氷水を当て、気持ち良さが冷たさだけになるまで待ちます。

「冷たくなりました。」

「そしたら、左手首を出してください。銀の棒を軽く手首に当てるね。」

と、鍉鍼(ていしん)を当ててしばらく気を入れると、別の個所に移動するという施術を5~6分。

「これで、左足首はどうですか?」

「・・・・・いいです!」         (つづく)

3カ所痛いピッチャー来院

高校野球のピッチャーB君、右肩の前側(三角筋前部繊維といいます)、左腰痛そして、走塁の際、急に止まって左足首内側に痛みがあります。

「3カ所のうち、どこが一番気になるの?」

「肩です!」

「そしたら、ベッドで(治療を)やろう。」

と奥のベッドに移動して、臀圧(デンアツ=母校が見つけたお尻の側部のツボ)、居髎(キョリョウ=骨盤の前面のツボ)、五枢(ゴスウ=骨盤の上部内側のツボ)に置鍼。

「これで、肩どう?」

「・・・・・え?・・痛くないです。凄い!」

と、ニッコリ笑顔。

「そしたら、今度は足首を狙おうか!」  (つづく)

腰痛で長時間座れないピッチャーの続き

腰痛で長く座れなかった高校生ピッチャーのA君、初診から3日後に2回目の来院。今度は、首痛、右肩痛、腰痛がずいぶん解消したため、右肘の痛みが気になります。

いつものように、膝診をして3本置鍼。そして、オデコと側頭部に肘の治療点があるので、それぞれ1本ずつ置鍼。

その後、右肘の治療点である右膝にお灸13壮とパイオネックスを貼って終了としました。

その後のA君、なんと165球の投球が出来たとのことです。鍼灸師になって良かった!

長時間座れないピッチャーの続編


腰痛、首痛、右肩痛で長時間座ることができない高校生のピッチャーA君の話の続きです。

座ると痛いので、立ったままで上腕を診断。頭に置鍼している途中で、

「何か、座れそうな気がします。」

とA君。

「じゃあ、膝を診ようか?」

と、上腕ではなく、膝を診ながら頭に置鍼していくにつれ、怖いはずの鍼に慣れてきたA君。今度は首診となり、側頭部に2本置鍼。再び奥のベッドに行き、右を上にして横向きになってもらいます。A君は右肩が痛いので右腰に長めの鍼と、11壮のお灸をします。その結果、

首痛:10→0

肩痛:10→1

腰痛:10→3

となりました。(つづく)

腰痛で座ってられない!

 

高校のエースピッチャーA君。首の中央部が痛く、右肩、腰も痛くて、長時間座ることも出来ない状態で来院。初めての鍼灸治療のため、緊張した面持ちが痛々しい。

話をよく聞くと、授業はクラスメートとは一緒に出来ず、一人だけ別の部屋でリモート学習をしているそうです。その教室だと立ったり座ったりできます。

過緊張のA君には、いきなり鍼は無理と判断し、奥のベッドで操体法をすることにしました。仰向けになってもらうと、骨盤が右に縮んで上がっているので、右脚が短くなっています。

「右足をこうやって、軽く引っ張っりますね。今度は、左の爪先を軽く上げてカカトを軽く踏み込んでください。決して無理しないで・・・何となく気持ちがいい程度でやってみてください。」

などと、言葉の誘導をすると、だいたい2~3回の操法で左右の脚がそろいます。これで、少し慣れてきたので、座椅子がある所に戻ってもらいます。

いつもは、座椅子に座って膝を診断するのですが、長時間座ることが出来ないため、立ったままで上腕診をすることにしました。(つづく)

1日1食

片岡鶴太郎さんが「徹子の部屋」で、玄米に小豆やクルミを入れて朝食にしておられ、1日1食の生活との事でした。私も1日1食ですが、夕食のみです。玄米に黒豆、小豆、ヒジキ、黒胡麻を入れて18:30に炊けるようにセッテイング。朝にセットすると、黒豆も柔らかく美味しくいただけます。

野菜は鉄板のプレートで焼くだけ、あとは、豆腐やアサリ、魚、納豆などで、ワインなどをいただき、最高の時間を過ごすのです。

料理というより、エサ!

カミナリの化石

開業9年となると、色々本が溜まってきます。今回は、患者さんのおススメで、「へんなものみっけ!」というマンガを、当院に置くことにしました。

このマンガは、博物館に関する人々(変な学者先生の生き様)を生き生きと描いています。その中で、第3巻に「雷の化石」という変な題名があったので見てみると、何と本当だったのです。

雷・・・カミナリが、化石になるんです。!

この石は、表面が砂でザラついていて、中は空洞でツヤがあります。

『砂漠や砂浜に一定の条件で雷が落ちると、高温にさらされた砂は瞬時に溶け固まり、雷の経路に沿って天然のガラス管を形成する。つまりこの穴は雷の走り抜けた後なんだ。』

とあり、写真のようにカミナリの姿が石として投影されるのです・・・面白い!

イノシシ

東北地方は、熊が大暴れして本当に大変ですが、興居島は、イノシシが大暴れ。

みかんの里が荒らされています。イノシシは、雑食。ミミズや虫の幼虫を食べるために土を掘って荒らします。特に、石垣に多くいるミミズや幼虫を狙って、「石垣壊し」が日常化しているそうです。

雑食のイノシシは、ミカンを食べます。しかも、皮を上手に口でむいて実を食べるそうです。

このイノシシ対策として、唐辛子を細かく砕いて沢山畑にまいたところ、イノシシが今のところ来ていないそうです。

興居島でも、東北地方と同じように、害獣との知恵比べが行われているのです。

モグサが変!

去年乾燥したヨモギをミキサーで撹拌し、4回ほど篩(ふるい)にかけると、良質のモグサができます。市売品と同じくらいのクオリティーとなります。ところが、今日使ったモグサは、どこか人工的な、というか化学製品が焼けた様な臭いがする時があります。

「ちょっと、待って下さい。どうもこのモグサ変!新しく作り直しますね。」

「あれ?私、鼻がいい方なんだけど、全然臭わない。」

「あああ、そちらの方に煙が行ってないからですよ。」

と、言葉を残して2階に行って、別のコメ袋に入った乾燥ヨモギを持ってきました。ヨモギからモグサになるまでは、4~5分です。そして治療再開と、なったのですがなぜ、科学製品焼けた臭いがしたか・・・・理由が、分かりました。これは、ヨモギを乾燥する時、ビニールひもで竿にぶら下げて作った時期があり、その時のビニールひもが、ヨモギに絡まっていたのだと思います。

現在は、大きな3段式乾燥棚に入れているので、その弊害はありません。失敗して色々と分かっていくものだと、つくづく思いました・・・おしまい。

u字工の掃除

昨日は、千葉県幕張にある関東鍼灸専門学校で刺絡治療の研修会(3回目)に参加。私が今までやってきた治療とは、全く違った療法なので、新鮮です。この療法を習得するには、まだまだ時間が必要ですが、謙虚に学び続ければ体得できると思います。

当院を開業して9年、血液の質と流れが向上すれば健康になると理解。その中で、刺絡治療は瘀血の掃除をしているのですから、学ばなくてはなりません。

30年以上、刺絡研究に情熱を注いだ友部和弘先生の講義は圧巻でした。血液の90%は毛細血管にあり、表皮に浮いている様な瘀血を少量取るだけで、カラダ全体に影響を及ぼすことが分かりました。

「U字工に溜まったゴミを取ると、流れが良くなるでしょう!」

納得!