石学敏先生

明日、関東鍼灸専門学校で刺絡治療の研修会に参加いたします。それに先立って、担当の先生から戴いた「石学敏先生の日本での講演と実技」の録音を聴いています。

石学敏(せき・がくびん)先生は、中国現代鍼灸学の巨匠であり、「醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)」という治療法を創始しました。

この方法は、脳卒中(中風)後遺症や痙性対麻痺などの運動麻痺に対して特に効果を上げていることで有名です。

実は、私の患者さんで脳卒中や痙性対麻痺の方がいらっしゃいます。その患者さんに有効ならば、私が施術しなくてはなりません。早速、『石学敏醒脳開竅鍼灸法』東洋学術出版社(日本語訳)を購入しました。

鍼灸師という国家資格を持っている限り、出来る治療は追求します。

夜行バス

 

明日は、夜行バスに乗って千葉県の幕張にある、関東鍼灸専門学校に向かいます。これは、古来からある刺絡治療の研修会に参加する約12時間の長旅となります。自分のカラダに向かい合う良い機会と考え、楽しんでいるのです。そのためにも、一番良い席をとることがポイント。

3列では、左からA.B.Cと縦に1から10番くらいありますが、BとCの通路の方が、AとBの通路より広いのでC列の方が楽です。またCの6番とCの5番の間にトイレがあるので、C6番が一番広く使えるのです

今回は、東京からの帰りは、6Cが取れました!

来月は、松山から東京まで飛行機、それから新幹線を使って仙台。仙台から夜行バスを使って幕張、そこで研修会に行き、夜行バスで松山に帰る強行スケジュール。

これらは、6C席が取れたので大丈夫!

冠状縫合を目安に・・

山元式新頭鍼療法(YNSA)で山元敏勝先生が、一番最初に見つけられた治療点が、オデコの側面にあるC点です。そこからオデコの中央部のA点、B点と展開されたと理解しています。A点は中央部にあり、私にとっては最も広くて見つけるのが難しい治療点でした。ところが、E点は胸椎を整える治療点で、眉毛に沿ってあるで一番簡単に見つけることができました。

そこで、A点もE点のように簡単に見つけられないだろうか?・・・と、考えて2年前に冠状縫合に沿って存在する治療点を見つけました。この発想は、非常に簡単で後頭部にあるラムダ縫合上に治療点が存在するのだから、オデコの上部にある冠状縫合にもあるのでは?・・・というものでした。

幸い、膝診で頚椎1番から仙骨までの診断点を見つけていたので、これを元に冠状縫合上(というか、付近)に見つけました。縫合は、地殻のプレートの様にパワーがぶつかり合っている様なところと考えると、そこに治療点が存在してもおかしくないと思います。

現在では、A点、B点、E点、D点の代わりに、冠状縫合を目安に使っています。

突然の電話

「あの~、お時間よろしいでしょうか?」

「はい、いいですよ。」

「以前お世話になった〇〇高校のAです。」

「はい!」

「あれから、伺うことがなくなったのですが・・・・良くなったんです。みんなと楽しく野球がやれたんです。ベンチ入りも出来て、外野からホームまでボールを投げることが出来るようになったんです。」

「それは、良かった!・・・良かったね、電話してくれてありがとう!」

「そのことをお伝えしたかったんです。ありがとうございました。」

「良かったね、ありがとう!また、何かあったらいつでも連絡してね。」

1年前、4ヶ月で10回肘痛で通院して良くなり、受験勉強で忙しい合間に電話をしてもらいました。治療家として最高の瞬間です。この仕事に出会えたことに、心から感謝します。

明日は、興居島!

治療が終わったのが、21時45分。近くのスーパーフジの閉店が22時なので、買い出しに行って、ギリギリセーフ。

さあ、明日は興居島!これから、軽い食事をして寝ます!

コラーゲンは電気を通す

四国愛媛の地方都市・松山・・・少子化が進み、また野球以外のスポーツの多様化もあり、合同チームで野球をせざるを得ない状況があります。

昨夜来られた野球選手A君は、部員8名のピッチャー。合同練習の毎日・・・自転車で学校へ通い、他校のグランドまで自転車で向かい、そして帰宅。松山市内の移動だけでも大変です。その上、勉強をしなくてはなりません。頭が下がる思いです。

A君には、7本の置鍼と、足底を鍉鍼(ていしん=銀の棒)で触れる治療で腰痛がなくなりました。なぜ、こんな簡単なことで腰痛がなくなるのかをA君と連れ添いで来られたお父様に説明しました。

「電気を通すコラーゲンで出来た筋膜は、東洋医学でいうツボの流れなんです。鍼は電気。電気は1秒間に地球7周半するそうですから、頭に刺して、一瞬で膝がゆるむのなんて納得出来ますよね。」

などと、筋膜の教科書を見てもらいながら・・・

ドジャース観戦

 

昨日は、ドジャース対ブルージェイズのワールドシリーズ第7戦。大谷翔平投手が打たれて、3点差からの追いつきには、心打たれました。

最近の日曜日は、東温市へ出張しているので、車で移動中は、YouTubeのラジオでドキドキしながら試合を聴いていました。午後12時30分「あじさいの杜鍼灸院・東温支所」についたころ、ドジャースが4対4に追い付いたのです。野球に関心がない東温支所の主人にお願いして、テレビ観戦していると。患者さんが来院。

「あら、良かった!試合見ながら治療受けられる!私、実はこれが見たいがために、キャンセルも考えたくらいだったの。」

息子さんが野球をされていたので、野球好きだろうと思い観戦していて、正解でした。その後は、勝利のシャンパンファイトまで、治療しながら観戦。おかげで楽しい、効果大の治療となりました・・・おしまい。

iPad のカバー

 

「先生、それ良くないよ・・・貴重なもんじゃけん。壊れてしもたらダメじゃろ・・・カバー買うたらええんよ。アマゾンじゃったら簡単に買えるよ。」

と、患者さんから私がカルテとして使っているiPad の使い方を見て教えて いただきました。私は、どちらかと言うと職人肌ではなく、道具をやや粗くあつかう時があります。それを患者さんに指摘されました。ありがたいことです。

そこで、早速アマゾンでオーダー。今日、届きました。これが、ホントに便利!

最高です。

このカバーにipad とペンを納めて、ナント、写真の様に立てipad を見ることが出来るのです。

多くの人々は、こんな簡単なこと知っておられるでしょうが、私には、とても新鮮でした。

これからの10年

「神様はきれいで、静かなところに降りてこられます」

この言葉が、これからの私の生き方だと、この年になってやっと気づきました。

神社の長男として生まれ、好き勝手で不遜な生き方をしてきた私。次男の敦は、聡明でそんな私と、地域のことをを考え、自ら宮司になると判断した本当に優れた人物。

父は、2人のことを理解して私には自由を与えてくれました。

これからの10年が、父の愛情にお返しする人生になります。

3立

 

先日、友人から松山東高等学校創立100年を記念して、27年前に鞍懸吉人という方が描いた絵をいただきました。私が通っていた頃の校舎が描かれており、青春真っ只中に戻ることができました。

今は、これらの建物がなくなり、残っているのは明教館だけです。

今の松山東の合言葉は、三立だそうです。我々の頃にはなかったことば。勉強、クラブ活動、行事に命懸けで行う。

本当、すごい学校になっています!