こちょばい!

春の選抜高校野球大会がスタートすると同時に、地方大会も始まります。最近は、県内の高校球児を診ることが増えてきたので、その試合結果が気になって仕方がありません。私自身高校、大学と野球に関わり、まさか鍼灸師として再び野球に関わることが出来るとは、思ってもみませんでした。本当にありがたいことです。

3〜4日前から腰が痛くなった高校生C君(左ピッチャー)。初めての来院です。
いつものように膝診を行い、頭に置鍼をするだけで、ほぼ腰痛がなくなりました。この基礎治療は、脛椎、胸椎、腰椎を整えるものですが、これだけで回復するのは若いエネルギーによるものでしょう。もう一本耳ウラに置鍼。

「これで、腰はどうですか?」

「もう痛くありません・・・・・その代わり、肩の痛みを感じるようになりました。」

そこで、頭に3本置鍼して、ベッドに移動しました。そこでオシリの押圧。ところが、C君オシリの前側を触ると、カラダをピクピク動かせ、ニコニコ顔。

「どしたん?・・・・・こちょばいん(くすぐったい)か?」

「はっはっは・・・・」

「こんな時は、笑い回ったらええわい。」

と、C君のお腹を触って2人で大笑い!頭に置鍼して終了となりました。お腹を触ってくすぐったい人は腸腰筋という大きな筋肉が緊張している場合が多いのです。C君の場合左ピッチャーで左脚が軸足となるため左腸腰筋に緊張があると考えられます。次回、来院された時には自力自療の操法をお教えしようと思います。

再び冠状縫合

1日1食にして2年くらい経つと思います。数十年間1日2食を続けていたのですが、1日1食にして、1ヶ月くらいで、体重が9キロ減りました。63kg→54kg。

おかげで、指先のセンサーが敏感になってきたようです。山元式新頭鍼療法(YNSA)の基礎治療の上腕診の代替である膝診を4年間行っていますが、徐々に進化しています。最近では、右手中指の指紋部分を、患者さんの膝ウラ圧痛点に軽く触れ、左中指の指紋部分で頭皮から出る波動を感じ取り、治療点を見つけています。

そして、先日その治療点を冠状縫合から冠状縫合の手前に修正したのですが、その修正を再び修正する出来事が起こりました。40才代の男性患者Aさんの置鍼です。

「Aさん、この鍼もう少し深く刺しますね。」

「・・・・・・痛っっった!先生、今まで一番痛い・・・・けど、効いてる!」

「・・・・・ということは、冠状縫合に到達したんじゃ!」

と、やはり冠状縫合は効果大なのです。この出来事のあと、今度は男性患者Bさんに試してみる前に、冠状縫合あたりに指先をかざすと、今まで以上の波動を感じます。

「効くのう!」

Bさんに置鍼した直後の第一声。やはり、冠状縫合への置鍼は、一番効果があるようです。これにより、本日から治療点を冠状縫合に決めました。

右肩と右肘が痛い!


横浜の刺絡勉強会から帰ってきて、立て続けの治療ラッシュ。しばらく、ブログが書けなったので、続けて書いていきます。

野球でファーストを守っている高校生A君、ピッチャーもします。長いイニング投げたため、1週間前から、右肩と右肘が痛くなりました。そこで、膝診をして頭に3本置鍼。これは基礎治療と呼ばれ、背骨を正して自律神経を整えます。その後、右肘、右肩治療としてオデコの右側と右側頭部に3本置鍼。

「これで、肩と肘どうですか?」

「・・・・・ずいぶん、いいです・・・凄い!」

次に、ベッドへと移動し、右側を上にして横向きになってもらいます。オシリの臀圧(でんあつ)」、環跳(かんちょう)というツボを押圧。

「これで、どう?」

「もっと軽くなりました!凄い!」

後は、環跳(かんちょう)と右膝外側の圧痛点に置鍼をして、パイオネックス(0.6mmの置き鍼)をして終了。痛みが10→1となりました。

 

刺絡ってご存知?

成田空港に向かう途中です。
西大井から、東京、千葉と乗り継いでゆっくりと移動。友部和弘先生がおっしゃった血流について考えています。そこで、友部和弘先生の著書「刺絡の道」から、

『血液自体を浄化してくれるのは、肝臓や腎臓や肝臓の役割であり、そこへ円滑に送り込めるようにすることが解決策だと思います。よって、瘀血というよりは、単に「体表に最も近い末梢血管から放血する」とすべきではないかと思います。すなわち放血することでスペースができ、血流の飽和状態が解消され、これまで動くことのできなかった血液が堰を切ったように一斉に流れ始めるものと考えられます。

血管系は全てつながっていることから、1カ所放血しただけでも、かなり広範囲に影響を及ぼすことができるものと推測されます。そして、それこそが皮膚刺絡、最大の効果ではないかと思います。」

これから、学びます。

横浜にて


今日は、横浜の青葉台で「刺絡」という鍼治療の勉強会に参加しました。そこでは、刺絡療法を考案された工藤訓正先生の40年前の治療を大型テレビで見ることが出来ました。

工藤先生は、戦時中、軍医として南方の島で活動されました。そこで、マラリアにかかり、ご自身が指先の血液を取る治療をされ、回復されました。この経験を元に、戦後医師として「刺絡」療法を確立されました。

工藤先生は、世界で唯一の刺絡療法を作り上げた偉人です。

その工藤先生のお弟子さんである友部和弘先生の施術を、今回受ける機会を与えて戴きました。

本物の凄さを感じた次第です。

さて、これからどう展開していこうか?・・・・・楽しみです。

追伸:写真は、友部和弘先生の奥様の手料理です・・・美味しかった!ありがとうございます!

ありがたい膝痛

カラダを通して感じるシビレ、痛みにどのように向かい合うか・・・・という、ありがたい機会をこの半年いただきました。

膝痛、腰痛、首痛などと無縁だった私。
71才になって、やっと向かい合うようになりました、最初は左膝痛。当初は、すぐに治るだろうと高(たか)をくくっていたのですが、正座ができないという状態が数ヶ月続きました。その後、仙腸関節(オシリの出っ張り)あたりからシビレを感じるようになりました。その感覚が強くなるにつれて、膝痛がなくなっていきました。そして、今は普通に正座ができます。

ここで、色々調べてみました。どうやら、仙腸関節がキーとなるようです。チャットGTPからの引用です。

『2. 仙腸関節の特徴
普通の関節とはちがいます。
動き
動きは 非常に小さい
約 1~3mmくらい

しかしこのわずかな動きが

歩行
立ち上がり
体重の伝達
にとても重要です。

3. 役割
主な役割は 上半身の重さを脚に伝えることです。
流れは、背骨 → 仙骨 → 仙腸関節 → 骨盤 → 股関節 → 足
つまり
体重を脚に伝えるクッションの役目をしています。
4. 仙腸関節が悪くなると
仙腸関節の機能が落ちると次の症状が出ることがあります。
腰痛
お尻の痛み
足の付け根の痛み
太もも裏の痛み
坐骨神経痛に似た症状
※実際に
腰痛の15〜30%は仙腸関節由来と言われています。』
現在は、このことを意識して、新たな操法を開発しています。おかげで、腰の調子が良くなっています。これを、ゆくゆくは患者さんに指導していくつもりです。

治療点の修正


この3〜4年間、膝診を行いオデコに見つけた治療点を基礎治療として施術しています。当初は、その治療点を環状縫合上に見つけていたと思っていたのですが、実際には環状縫合上ではありませんでした。

頭の治療点を見つける際、中指の指紋あたりを頭皮付近に近づけるのですが、その時、指紋が感じる場所は、環状縫合より1〜2cm手前にあります。そこが、治療点です。

私が、なぜこの治療点を見つけたかというと、基本中の基本であるオデコの中央部にあるA点で治療点を見つけるのが下手くそだったからです。あまりにも広くて私には難しいのですが、E点という眉毛の上にある治療点は眉毛という基準線があるから簡単だったのです。

このように、簡単に見つけることができないだろうか?と考えたわけです。
そこで、気になったのが環状縫合。環状縫合と対応する後ろ側にはラムダ縫合というラインがあり、そこには治療点が存在します。だとすれば、環状縫合にもあるはずだと考えるのは、自然です。

そこで、環状縫合というラインをイメージして中指をかざすと感じる個所があり、そこが治療点となったわけです。解剖学的に、スーパーフィシャル・バック・ラインという足底から始まる筋膜の流れが膝で一旦止まり、再び膝ウラから大腿部内側、背中、首、後頭部そして、オデコを流れます。

つまり膝ウラの診断点は、下から筋肉と上からの筋肉がせめぎ合いカラダの歪みが圧痛点として現れるのです。その治療点が、オデコの環状縫合のラインと同じように現れるのは、ごく自然に思えます。
今回は、治療点の修正のお話でした。

外出するモモ・・

最近のモモ(メス猫)は、朝早くから外出することが、多くなりました。幸い、我が家の玄関は、権現山に面ており、モモは山で半日過ごしているため、交通事故にあう心配は全くありません。

機嫌よく遊んで帰って、ネコタワーの円形ハンモックベッドで寝るのが、至福の時間のようです。今日も、午後7時頃に帰ってきたのですが・・・・その、2〜3分後、聞き慣れない「ギャーオ!」というオス猫の声。声のする玄関に行ってみると、オスのキジ猫!

いや〜、困った!・・・・不妊手術をしているのですが、ちょっと心配。

ストッパーとして大活躍!


『男子高校生A君は、3週間前から右肩の後ろの部分(三角筋後部繊維といいます)が痛くて、ボールを投げることが出来ません。初めての来院で少し心配顔です。いきなり頭に鍼を刺すより、指圧をする方が関係作りとしては良いと判断し、奥のベッドで痛い右肩を上にして横向きになってもらいました。』

という冒頭で紹介したA君の続報です。心配顔から笑顔になったA君は、2回目の来院は、全くの笑顔です。前回と同じようにベッドで横向きになってもらい、臀圧(でんあつ)と環跳(かんちょう)を押圧すること10分〜15分。

これで、前回の肩痛を10として、全く痛くないのが0とすれば、1になったそうです。

「そうしたら、鍼をするね!」

オシリの2カ所に長めの鍼を刺し雀啄(じゃくたく=スズメがエサをつつくように鍼を上下に動かします)をして、置鍼。

これで、肩の痛みは全くなくなったそうです。その後、同じチームメイトの男子患者A君から、すっかり肩が良くなりストッパー(試合をしめくくる重要な投手)として活躍しているという情報が入ってきました。本当にうれしい!

肩は腰で治す


一年前から、右肩が痛い高校男子C君。ボールを投げる時、肘を前に出すと肩の三角筋中部繊維が痛いそうです。三角筋中部繊維は、上腕を真横に上げる働きがありますが、肘を前に出すのは、大胸筋と三角筋の前部繊維の働きです。

私が考える肩の三角筋後部繊維の治療点→大臀筋、三角筋中部繊維の治療点→中臀筋、三角筋前部繊維の治療点→小臀筋の理論でいうと、中臀筋と小臀筋をほぐすと、肩の三角筋中部繊維と前部繊維がゆるむとなります。

実際には、そんな理屈は考えないで「臀圧(でんあつ=東京呉竹医療専門学校が見つけている治療点で、中臀筋と小臀筋を同時に刺激)と環跳(かんちょう)をねらおう!」とC君を見た瞬間感じました。ベッドで右を上にして横向きになってもらいます。

「痛いところを教えてくださいね。」

臀圧ねらいで痛い個所を教えてもらいます。そして、痛気持ちいい程度の状態をしっかり味わってもらいます。つぎに環跳をねらって同じように味わってもらいます。

「はい、これで肩はどうですか?」

「・・・・・えっ、痛くないです!」

「そしたら、同じところに鍼を刺しますね。」

と、鍼を刺して20分ほど横になってもらい終了となりました。C君曰く、

「全く痛くない!」

6日後にもう一度来てもらうようにしました。