足の指もみ

今日の興居島では、足の指モミ操法が多くなりました。最初の患者さんが、

「もうしんどうて、しんどうて何にも出来ん。」

と言う第一声を発したのが、影響した様に思います。猛暑の後の豪雨、そして猛暑。これでは、ご高齢の方は何にも出来ません。

「そしたら、今日は足もみをしましょう。これは、自律神経を整えるので、いいですよ。」

5人の内4人まで足もみをしました。ここで、非常識の医学書から福田稔先生の爪もみに関する説明をご紹介します。

『すべての病気は、自律神経の偏りによって起き、リンパ球と顆粒球のバランスさえ取れれば、どんな病気でも回復へ向かうことも確信することができました。

誰でも自分の自律神経の働きを整え、免疫を高めてくれるのが爪もみです。爪の生え際には神経繊維が密集していて、痛い刺激を与えることで、その刺激を反射して、跳ね返そうと副交感神経が刺激からの回復を誘導します。つまり、シーソーのような偏りをもとに戻そうとするのです。』

森下敬一説

 

私が、尊敬してやまない森下敬一博士のお弟子さんである石原結實先生の著書『「前兆」に気づけば病気は自分で治せる』にガンは血液浄化装置であるという一節があります。これは、森下敬一博士が唱えられた説です。カラダは常に血液を浄化しようとしています。理由は、血液が酸素を細胞に送り、老廃物をカラダの外に出す呼吸に関与しているからです。息をしないとカラダは死んでしまいます。そのため、けなげにカラダは血液をきれいにしようと働いているのです。それを頭に入れて、読んでみてください。

『ガンは、血液の汚れを固めてその場で処理する「浄化装置」なのである。

そのため、ガンを手術で切りとったり、放射線や抗がん剤で消滅させたとしても、その人が同じ悪い生活習慣を続けて、血液を汚せば、新たな浄化装置を作ってくるのである。これを現代医学では、「転移」といっている。抗がん剤や放射線は多量の活性酸素を発生させ、さらに血液を汚してしまうので、これらの「治療」をした後は転移が早まることもよくあるという事実も、十分に肯定できるのだ。

(中略)

風邪を引く、発熱、下痢などは、血液の汚れをその時々で体が敏感に察知し、きれいにしようとする反応なのだ

したがって、ときどきは発熱したり、下痢をしたり、発疹を出したりしているほうが血液が汚れなくて済むので、がんなどの大病にはかかりにくいということもわけだ。』

ニラ塩湯

石原結實先生が、20年前に出版された『「前兆」に気づけば病気は自分で治せる』という問診と家庭内でできる処方箋を列挙された本。これは、非常に勉強になります。その中で見つけた「ニラ塩湯」を作って飲んでみました。

「ニラ約20グラムをミキサーにかけてできた「泥のような汁」をふきんでしぼり、そのしぼり汁を茶碗に入れ、粗塩かハチミツ少々を加えて、熱湯を注いで飲む。ニラは特に女性臓器への血行をよくし、婦人病の改善に有効。」

ヒマラヤ岩塩と黒砂糖で味付け・・・・お世辞にも美味しいとはいえません。ただ、お腹が温まることはたしかです。女性患者で冷えておられる方が多いので、これは薦めてみようと思います。

ヒマワリの種

ヒマワリが徐々枯れつつあります。そこで、ヒマワリの種の取り方をコピペします。

『ひまわりの種の採取方法について説明します。

採取のタイミング:ひまわりの花全体が枯れて乾燥してからが目安です。開花から約1カ月半から2カ月後、下葉が枯れ、茎が黄色くなってきたら収穫のサインです。種の部分も乾燥して黒っぽくなっていることを確認してください。

採取方法:

茎ごと抜くか、花の部分だけを切り取ります。

完全に乾燥していれば、手で軽くこするだけで種がポロポロと落ちます。魚を焼く網の上でこすると、よりスピーディーに種が取れます。

まだ湿っている場合は、無理に取らずに再度乾燥させます。

乾燥と保存:

収穫した種は天日でよく乾燥させます。

湿気を避け、冷暗所で翌年まで保存します。』

まだまだ、乾燥させて水気を無くさないといけないようです。お隣さんに差し上げるので、しっかりした準備が必要ですね。

杉本練堂先生の手技解明2

杉本練堂先生の「歩いている時、後ろに送り込んだ股関節が痛む場合」同側の脇(大胸筋)の筋膜はがし。

これは、山元式新頭鍼療法(YNSA)では、肩=股関節という治療点があります。まさに天才・杉本練堂先生の閃きが、理論的に説明出来ています。

また、杉本練堂先生の股関節痛の一般的な治療法に、膝ウラの筋膜はがしがあります。これに関しては、2年前にYNSA学会で発表した「膝診」が必然的な治療法となります。YNSAでは、上腕診という肘ウラ周辺に脊柱の状態を診断する方法があります。ここで探った圧痛点を頭の置鍼で消滅させると脊柱が整い、必然的に自律神経が整うので、YNSAでは基礎治療と呼んでいます。

ところが、私の90才代の患者で、4ヶ月間、上腕診に全く反応しない方がおられました。そこで膝ウラに上腕診と同じ反応があることを見つけ発表したのです。つまり、頭への置鍼で膝が緩み、脊柱が整うことで股関節にも良い影響を与えることができると考えられます。

杉本練堂先生の手技解明

「前腕内側(深指屈筋)の手首に近い個所の筋膜をはがして、股関節奥の痛みをとる。」

これは、杉本練堂先生の手技です。山元式新頭鍼治療(YNSA)の理論から解明します。YNSAは、「腰は肩で治すという治療理論」があります。股関節は腰に位置します ので、肩治療で股関節治療は可能です。筋膜の流れにデイープ・バックアームラインがあります。これに対応する筋膜の流れがラテラルラインになります。

杉本練堂先生の手技で前腕内側(深指屈筋)の手首に近い個所の筋膜をはがすと、デイープ・バックアームライン上の棘下筋がゆるむはずです。そうなると、ラテラルラインの大臀筋がゆるむのです。それにより、表裏一体の股関節がゆるむのだと思います。

うどん粉病

畑のカボチャの葉っぱは、うどん粉病になります。うどん粉病はカビの一種で、風で運ばれるそうです。農業ド素人の私には、うどん粉病が教えてくれることがあります。白っぽくなった葉っぱを、剪定バサミで取っていくと、カボチャが顔を表してくれ、

「ありがとう、これで光が入ってくる!」

と言ってくれるのです。

「そうか、うどん粉病は、太陽が当たり、風通しが良くなるためのサインなんだ!」

などと、ド素人は勝手な思いをして、少し納得するのです!

杉本練堂先生は、やはり天才

最近は、杉本練堂先生の筋膜はがしをする機会がなくなっていました。理由は、山元式新頭鍼治療(YNSA)で十分間に合っていたからです。ところが、立て続けに2人の股関節痛の女性患者さんが来院したため、試してみる事にしました。

60才代の女性患者Cさん、両膝と左股関節の痛みがあります。3回の治療で両膝の痛みはなくなりましたが、左股関節が痛みます。そこで、杉本練堂先生の股関節痛治療点に2カ所に、鍼灸治療。すると10→1(来院時の痛みが、ほとんどなくなる)。

1カ所は、足の内くるぶし・・・これは、足研究4年で理由は分かります。ところが、もう1つの個所が、全く理解できません。前腕内側の小指側の圧痛点!

天才・杉本練堂先生の治療点を、理屈で証明する道を見つけます!

ツユクサ畑

連日の豪雨で、畑がツユクサでおおわれてしまいました。そこで、草引き(主に、ツユクサ)開始。

「先生、ツユクサは厄介じゃで。あのなあ、引いて畑に放したら、節のところから根が生えて増えてくるんで!」

という患者さんのアドバイスを受け、ツユクサをカラカラに干すことにしました。4~5日干したら、まず水につけても戻ってこないでしょう・・・・それを畑に戻して肥料に!と、素人判断。

農家の方々が苦労して作業をされていることが、やっと分かってきています。何もかもが新鮮な体験、来年こそは豊作を!

パーキンソン病

パーキンソン病の患者さんを施術する機会があるので、今回は、福田稔先生の考えを、ご紹介します。

『パーキンソン病も、交感神経の過剰な緊張によって顆粒球が増加し、活性酸素が過剰に発生し、ドーパミンを分泌する脳の黒質を変性、組織破壊を招いたものです。

パーキンソン病の患者さんを観察していると、猪突猛進の性格がわかり、これぞと決めると一途に頑張りすぎるところがあります。ストレスを抱えて無理を続け、慢性的な交感神経緊張状態が発生させるのでしょう。』

とあります。のんべんだらりの生活をしている私には、かかりにくい病気の様です。福田稔先生が奨励されている爪もみ療法は、副交感神経を刺激するので、パーキンソン病の患者さんには、最適だと思います。