傷が治るシステム

傷が治るシステム

①皮膚に切り口が発生した。傷はV字に開いている。
②すると、まず切断面に神経ネットワークが形成される。
③そこに、第一次治癒電流が流れる。
④その指令で、切断面の体細胞が万能細胞に変わる。
⑤テープか縫合で、切断面を合わせる。
⑥第二次治癒電流が流れる。
⑦各部の万能細胞に各々の周波数刺激を与える。皮膚、筋肉、骨など固有周波数に従い、万能細胞は体細胞に戻る。
⑧こうして各体細胞は切断前と全く同じように再生治癒する。

これは、トカゲ再生の謎を解いたロバート・ベッカー博士のベッカー理論です。ベッカー博士の「クロス・カレント」という著書を翻訳された船瀬俊介氏が、自身の書かれた「未来を救う波動医学」という本からの引用ですので、間違いありません。

カラダは電流を通して各部位に必要な波動を作り上げているようです。私は鍼、灸、指先の押圧などの刺激を皮膚及び筋膜に流しています。これは、山元敏勝医師が見つけられた治療点に刺激を与え、電気を通すコラーゲンで出来た筋膜を媒体として、瞬時に患部へ必要な波動が届く治療なのだと思っています。

これから、益々この波動による医学が注目されていくことでしょう。

日本の発酵食品

前回の続き。森下敬一医師の名著「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」からの抜粋です。

第十条 日本の伝統食品はクスリよりすごい
健康は腸で作られます。グルジアの「マツオーニ」と言う発酵乳が長寿に貢献していることを紹介しましたが、腸内細菌の状態を整える事は、健康長寿の秘訣です。ヨーグルトなどの発酵乳を積極的にとって乳酸菌を増やしましょう。ただし、発酵乳でも、カスピ海ヨーグルトのように出自不明の偽物食品や質の悪い牛乳から作られたヨーグルトなどは避けるべきで、豆乳ヨーグルトのほうがオススメできることはすでに述べたとおりです。

それ以上に忘れてはいけないのは、日本には味噌、醤油、漬物、納豆など伝統的な発酵食品があることです。これらの伝統食品は優れた腸内環境の整備力を持っており、クスリの毒素を打ち消してくれます。特に良質の味噌は酵母による成長の作用はもちろんのことアレルギー鎮静化、血流改善、スタミナアップ、美肌などの効果があります。日本古来の発酵食品が日本人の生活に浸透していたのは、それだけの理由があったからなのです。

若い人たちが外国発のファーストフードなどに憧れの気持ちを持ってしまうのはやむを得ませんが、それが最近の若者の体質を弱くしています。もっと味噌汁を飲むべきです。」

日本の発酵食品の素晴らしさに感謝です!

本末転倒

クスリを飲まないといけないので、1日3食にするという患者さんが多いのですが、それって本末転倒しているように思います。私の尊敬している森下敬一医師の著書「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」の長生きをするための10ヶ条から、いくらか抜粋します。

第一条 クスリに頼らない
「クスリ漬け医療」という言葉がある通り、医療機関ではすぐにクスリが出されます。しかし、クスリを飲んでも、病気自体は根治しません。あくまで病気の症状を一時的に短期間抑えるだけなのです。症状をもたらしている「原因」を正さなければ、病気は治りません。自分自身の生活を改善せずにクスリに頼ってもダメです。

第三条 すべてのクスリには副作用がある
人体にとってクスリは全て人工的異物であり、毒物です。摂取量によっては死亡したりすることもあります。死亡に至らない量であっても副作用はあるのです。医療機関で出されたから、といって危険性がないわけではありません。

第5条救急医療以外のクスリは控える
人間は自然治癒力を持っています。食事によって、その自然治癒力を回復させることが病気の根本治療になるのです。
症状に緊急性があって、一時しのぎが必要な救急医療は別として、薬で症状を抑えようとする現代医療には限界があります。医療やクスリに頼らず、自然治癒力を強化し、みずからの力で病気に打ち克ちましょう。

聖医・ヒポクラテスは、「カラダには100人の名医がいる」といわれました。その名医を信じませんか?

腸もれ

「寄生虫博士」と知られた藤田紘一郎博士は、1939年に旧満州(現中国東北部)で生まれ、東京医科歯科大に進学。奄美・沖縄への医療調査団に同行したことがきっかけで寄生虫学の道に進み、フィラリア対策に没頭。同大などで教べんを執りながらメディアでも盛んに発言。日本人の過剰な清潔志向が免疫力を低下させると警鐘を鳴らし、寄生虫や細菌と共生する大切さを訴えたえました。この藤田先生の「腸もれ」があなたを壊す!という本が手に入ったので、はじめにという冒頭を読んでいくと、

『腸漏れとは一体何なのか。
ごく簡単に言えば、腸の粘膜に“穴”があいて、そこからいろいろなものが漏れ出てしまう現象です。腸に穴があくと、毒素や未消化の食べ物などの通常は侵入してはいけないものたちが血液中に侵入してしまい、アレルギーをはじめ多くの不調や病気を引き起こす原因となります。そして最近の研究で、この異常があるかないかが、私たちの心身の健康に非常に大きな影響を及ぼしていることがわかってきたのです。』

とあります。よ〜く、読んでみてください。「腸に穴があくと、毒素や未消化の食べ物などの通常は侵入してはいけないものたちが血液中に侵入してしまい」とあります。この場合、腸とは小腸です。毒素は分かりますが、未消化の内容物がよく分かりませんでしたが、一度小腸から出た未消化の内容物が、再び穴から入ってきた考えます。

いずれにしても、小腸内に入ったこれらの通常侵入してはいけないものたちが血液中に入るということは・・・・小腸で血液が出来るといっておられると思います。

あれ?血液って骨髄で出来るのでは・・・・・?

今日は、ここまで。

熱い風呂とぬるい風呂・・どっち?

石原医学大全には、入浴に関して多くの記載がありますが、お湯の温度は熱いのが良いのか、ぬるいのが良いのか?とお悩みの方もおられると思います。そこで、納得できる記載がありますので、ご紹介します。

『お湯の温度については、熱めの湯は42度以上、ぬるめの湯は39度以下。
熱めは交感神経を刺激し、ぬるめは副交感神経を刺激する。熱め・ぬるめの湯のどちらがより健康効果が高いということはなく、大事なことは本能的に「気持ちいい」と感じる温度を選ぶことだ。それは、季節や体調、体質や健康状態、その日の運動量、気分の状態によって異なるはずだ。

[それぞれの効果]

熱めの湯は血圧を上昇させるので、低血圧気味の人によい。また覚醒、興奮の効果があるので、低血圧の人、寝起きの悪い人には熱めの朝風呂はうってつけだ。逆に、寝る直前は熱めのお湯は適さない。交感神経が働き興奮するからだ。
熱い湯は急速に体温を上げるので、肩こりや腰痛などの痛みをやわらげる作用がある。また、胃酸過多、胃腸病の人は、胃液の分泌を抑制する熱めの湯が向いている。

ぬるめの湯は、リラックスにより血圧を落ち着かせるので、高血圧の人はこちらを選びたい。また脈拍をゆっくりにするので、疲労が溜まっている人でも余計な負担がかからない。ぬるめの湯は興奮を沈めてくれるので、不眠症の改善、ストレスの解消効果もある。』

私は、熱い朝風呂後、水シャワーを浴びているので、交感神経がバッチリ働いてくれています!

レンコン湯



石原医学大全に付け足しとして、「石原医学直伝〜癒す、元気になる飲み物、食べ物、湿布」の中に、レンコン湯があります。

レンコン湯(病気・症状) 咳、痰、老化現象(夜間頻尿、精力減退、抜け毛、白髪)
[材料]
レンコン・・約40グラム 生姜のすりおろし汁・・適量 塩または醤油・・適量
[作り方]
①レンコンをよく水洗いして皮ごとすりおろし、布巾で絞って約20 CCを湯飲み茶碗に入れる。
②①に生姜のすりおろし汁を加える。
③②に塩または醤油で薄く味をつける。
④③に熱湯を注ぐ。

上記は、簡単にできます・・・・塩をヒマラヤ岩塩にして、飲んだのですが・・・「美味しい!」

やみつきになり、3日間飲み続けています。しばらく、続けてみます。
そこで、私が25才のニューヨーク時代を思い出しました。友人宅にいる時、友人の女性友達が、「今日は、風邪気味だったのでレンコンを擦って飲んだのよ!」と自慢げに言ったのです。

『それがどうしたの?』と思いながら「ふ〜ん」と返答して、そのあとレンコンに対しての会話に展開することはありませでした・・・今から45年も前の話。当時のインテリニューヨーカーは、私より45年も先を生きていたのです。現在のニューヨーカーは、もっと進んでいることでしょう・・・・と、ちょっとため息が出たのです。

レンコン湯、おすすめします。

白血球


熱が出たので「解熱剤( げねつざい) を飲んだ」とか「風邪を早く治したいので解熱剤が欲しい」とよく言われます。このように発熱を悪いことと捉えている方を多く見かけますが、発熱には訳があるのです。発熱は良いことなのです。前回の赤血球に続いて、白血球についてのチラシ(当院に置いています)の一部をご紹介します。

『白血球は外敵や内部の異常物質を攻撃して体を守る戦士である。白血球の正常数値としては、末梢血液中におよそ3000〜9000マイクロリットルほどある。白血球の仲間には多様な種類がある。好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球などだ。好中球が過半数、リンパ球が30%前後、単球が5〜10%、好酸球が5%未満となっている。』

そして、PCからコピペした白血球の働きをご紹介します。

『風邪などの病原体が身体に侵入し、細胞分裂を起こし、たくさんの数に増えますと、発熱を認めます。発熱(37.0~37.9℃を微熱、38.0~38.9℃を中等度発熱、39.0℃以上を高熱)は、この病原体が出しているものと間違って考えている方が大勢います。発熱しているとは、体がもっている白血球が病原体と必死に戦っている状態です。ウイルスや細菌は36.0~37. 0℃の時が一番細胞分裂をして増大するので、発熱することは、病原体が活発に増えるのを抑え、また体の免疫力を高めて白血球が効率良く病原体を退治する為の生体防衛反応なのです。

  発熱時、全身倦怠、不眠、食思不振、エネルギーの消耗、不快感等を伴いますが、これがいやで解熱剤を希望される方がいます。これらの症状は「発熱の間はおとなしく静かにしていなさい。」という体からの指令だと考えてください。身体を動かせばもちろん、食べることすら食物の消化と吸収でエネルギーを使います。そういう活動の全てを一時的に休止して、身体が余計なエネルギーを消費せず、病原体との戦いに全力を傾ける為に発熱時、種々の症状を引き起こし、じっとしてもらっているのです。もし、39.0℃の高熱となったとしても、自分の体に向かって、「仕事も家事もしないでじっとして横になっているから病原体に一所懸命戦ってね」と呼びかけましょう。お子さんが発熱時丸くなってじっと寝ているのを見ていると思いますがあの状態が一番の理想です。

 従って、解熱剤によって無理やり熱を下げるのは、そういった体の正しい反応を邪魔することですし、病気は良くならず、長引かすだけです。白血球が病原体を撃退すれば、体温は自然に下がります。(発熱の最高温度到達後)水分と栄養を適度に補給しながら、ゆっくり静養することです。』

私は、これらのことが腑に落ちます・・・・いかがでしょうか?

赤血球

あじさいの杜鍼灸院、開業から9年。待合室には色々なものが集まってきました。その中に、名古屋市の医学博士・大沼四廊先生が出しておられるパンフレットがあります。その一部をご紹介します・・・・赤血球について。

『血液中の赤血球は、体の中を回り、その距離は一生の間に約280キロにもなる。体中を巡る間、生命を支える大切な働きをして約120日の一生を終える。赤血球は赤色をしているが、これは赤血球に含まれているヘモグロビンによるもの。血液中には、赤血球が最も多く存在し、血液1マイクロリットルあたり400〜500万個ある。これが少なくなると貧血状態ということになる。

赤血球は、中央部が陥没した円盤状の形をしている。この形は赤血球の直径より狭い毛細血管を通過するときに便利な形状だ。自由自在にいろいろな形に形態を変化させる能力があり、狭いところを通過することができるようになっている。赤血球は心臓から出ると肝臓へ35%以上、脾臓へ5%前後、残りが脳、筋肉などに流れていく。毛細血管で酸素を渡し二酸化炭素をもらい肺に戻ってくる。この間に休みなく全く寄り道をしないで全身を循環しその役割を終了する。』

こうしてみると、肝臓、脾臓が大事な仕事をしているのがよく分かります。ここで、脾臓の役割をPCからコピペ。

『脾臓の主な働きは、老化した赤血球を破壊し、除去することです。健康な赤血球は脾臓内の網目構造をすり抜けますが、老化あるいは変形した異常赤血球は脾臓内に引っ掛かり、破壊されます。また、脾臓は血小板の貯蔵庫としての働きもあります。通常、脾臓は全血小板数の約3分の1を貯蔵しており、必要に応じてこれを放出します。また、脾臓内にはリンパ球が沢山あり、体内で最大のリンパ器官とも考えられています。このため、免疫機能とも深い関係があります。』

肝臓も脾臓も血液を浄化する仕事をしているのです。人が健康であるためには、きれいな血液が大切であることが基本であると、つくづく思います。

体温37.2℃

現在、1月21日18時20分。私の体温を測ると37.2℃。これが私の平熱です。

専門学校に通っていた時、2ヶ月間約1時間おきに体温を測った時がありました。その頃は1日2食でしたが、起床時は35.6℃くらいが1番多く、徐々に上昇し、16時には37.0℃になり、夜になると36℃の前半になり酒を飲んで寝る・・・・朝早く起きて、早朝誰よりも早く専門学校に行って勉強するというパターン。勉強している時、徐々に体温が上昇し36℃代になっていきます。そして18時で再び37.0℃となるのです。体温の変動、1.4℃が私のパターンでした。

当時は、1日2食でしたが、現在は1日1食。それが原因かどうかはっきりとは言えませんが、10年以上前と変わらず、あるいはそれ以上に体温を維持しているのは、良いこと。そこで、「石原医学大全」の一節をご紹介します。

『鶏は抱卵するときは21日間もほぼ絶食する。卵は熱で温めなければ孵化しない。十分な熱を産生するのに最適なのは空腹であると本能的にわかっているのである。さて、空腹が体温というパワーを生み出すことを知っている人はどれだけいるだろうか。

ドイツの医科大学のイセルス博士だったか、「世界には2人の名医がいる。それは食欲不振と発熱だ」と言う名言を残している。

空腹になり、体温が上昇すると免疫を担う白血球が活性化する。体温が1℃上昇すると、一時的に免疫力は4~5倍になり、逆に1℃下がると免疫力は約30%減衰するといわれている。体温を上昇させる「空腹」は風邪からガンまであらゆる病気の予防につながるのである。』

マスクをするより、「空腹」を味合うことがインフルエンザには良いと思います。

森下敬一理論

あじさいの杜鍼灸院のホームページのカテゴリーに大沼理論とあったのを、森下敬一理論と改めました。その理由は、大沼四廊先生が森下敬一先生の弟子であり、私が教科書としている「石原医学大全」著者・石原結實先生も森下敬一先生の弟子だからです。そこで、森下先生の著書「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」の一部を掲載します。

『森下自然医学では、ほとんどの病気の原因を血液の汚れととらえます。逆にいえば、血液を正常な状態に保てば病気を予防できますし、病気になったときもドロドロになった血液を浄化することで、血液を細胞レベルから回復できると考えます。

もっと端的に言えば「適塩・玄米食」で病気を治療します。ただし、これは栄養療法のようなものではなく、正しくは「新陳代謝療法」だと考えてください。

最近の言葉で言えば「ファスティング」であり、「断食療法」だといえます。

適切に塩分を取り、玄米食に切り替えることにより、ゆるやかな断食状態を作り出し、体から有害な物質を排出して血液をきれいにすることができます。そして、正常な血液が正常な状態に戻れば数ヶ月もせずに、病気や体調不良の多くは改善していくのです。

いずれにせよ、慢性病やガンの根本原因は、汚れた血液からできた細胞の機能不全だとまず覚えてください。』

真実はシンプルです。