アレルギーを治す

前回は、アレルギーの原因となる牛乳、卵の紹介をしましたが、今回はアレルギー体質を治す方法をご紹介いたします。これも森下敬一先生の「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」からの抜粋です。

 

『アレルギー体質の人は、喘息、湿疹などのほか、鼻炎や急性胃炎などになりがちです。炎症を起こしやすい体質なのです。体外から異物が侵入すると、人間は抗体を作って、それに防衛体制をとります。同じ異物が身体に再侵入してきたとこ、その抗体が反応するのです。

しかし、身体の抵抗力が弱っているときは、抗体反応が過敏になります。それがアレルギー反応です。弱っている組織には、炎症が起こり、それがかゆみなどを引き起こします。現代医学のアレルギー対策は、原因物質である「アレルゲン」を除けばいいとされています。しかし、異物を除くよりも、アレルギー反応を示すそもそもの体質を改善しなければ根本的治療にはなりません。

また、アレルギー体質は、小児喘息やアトピー性皮膚炎をはじめとして、大人になると自然に治ることが多いと思われています。しかし、体質が改善されない限り、自然に治ることはありません。

大人になると、炎症を起こしやすい体質は、ガン体質に移行します。ガンは、異物によって身体の細胞が炎症を起こしやすい体質の人に出る病気なのです。つまり、大人になって、アレルギーが収まったように見えたとしても、本当に治ったのではなく、単にアレルギー性の典型的症状が表面に出にくくなっただけなのです。

早急に体質を改善して、身体の抵抗力を強化しなければなりません。それができると、アレルギー反応を起こしていた異物に対しても、身体が難なく対応できるようになっていきます。アレルギー体質を作っている主犯は、小麦粉のグルテン、牛乳のカゼイン、その他白砂糖、食品添加物です。それが、粘膜や皮膚にトラブルを起こして、喘息やアトピー性、皮膚炎などになりやすい体質を作っています。

したがって、アレルギーを治すには、原因となっている動物性タンパク質食品や、インスタント食品などを避けて、玄米菜食を中心とする食事に切り替えることが大切です。食べ物が体質を変え、病気を治してくれるのです。

玄米は、内臓機能を高めて、基礎体力をつけてくれます。また、味噌、醤油、納豆をはじめとする発酵食品が血液の浄化作用を発揮してくれます。血液の質が良くなれば、体細胞の質も変わっていきます。そしてアレルギー体質が改善されるのです。』

アレルギー体質は、喘息、湿疹、鼻炎、急性胃炎などの炎症をおこす

身体の抵抗力が弱くなると、アレルギー反応がでる

体質改善が必要

小麦粉のグルテン、牛乳のカゼイン、その他白砂糖、食品添加物、動物性食物をやめる

玄米菜食にして、血液をきれいにし体細胞の質を変える

アレルギーの原因

森下敬一先生の「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」からの抜粋です。妊娠中の女性は特に読んでいただきたいと思います。

『アレルギーの原因となる牛乳、卵

また、肉と同列に並べるのは酷かもしれませんが、できれば避けたいのが牛乳や卵です。牛乳は、肉と同様に動物性タンパク質食品です。腸内バランスを崩して、血液を汚すだけでなく、タンパク質のカゼインが、血液中に異種タンパク質として入り込んでアレルギー体質の原因となります。異種タンパク質は、人体のタンパク質とは、異質のタンパク質のため、過度の免疫反応を引き起こすことがアレルギーを生むのです。

乳酸菌が含まれるヨーグルトは身体に良いのですが、牛乳から作られるためにアレルギーを引き起こす引き起こすことがあります。このため、アレルギーの心配がない米粉で作られたヨーグルトもあります。これは動物性タンパク質の悪影響を受けません。米を主食とする日本人のためのヨーグルトといえます。卵のタンパク質も、腸の中で処理がうまく行われません。生卵の場合は卵白が腸壁をとって、そのまま血液中に入り込んでしまうため、アレルギー体質やガン体質を作りだしてしまいます。

このほか、肉、牛乳、卵などの食品になる牛や鶏の飼育の際に、抗生物質その他の薬剤の混入された人工飼料が与えられるのも見逃すことができない問題です。こうしたことから、肉、牛乳、卵は病気を引き起こす食品の代表格といえます。

特に、妊娠中の母親が肉、牛乳、卵を摂りすぎることは、胎児に多大な悪影響を及ぼします。動物性、タンパク質食品は、血液を汚しますが、女性や子供には、いっそう強く悪影響が現れるのです。たとえば、重症黄疸を発症した新生児は、「イエロー・ベイビー」といわれます。この黄疸を引き起こしているビリルビンという黄色い色素が、血中に病的に増えると脳神経にまで達し、ビリルビンの悪影響で、新生児が脳性麻痺を起こしやすくなるのです。

この重症黄疸の原因は、母子の血液型不適合によると説明されます。しかし、実際は血液型不適合による重症黄疸は全体の12%程度に過ぎません。大多数は、母体の肉食過剰による血液酸毒化 (アシドーシス)が原因となっているのです。こうしたイエロー・ベイビーを防止する人にも、妊娠期間中は動物性、タンパク質食品をできる限り避けることが大切です。』

血液再び

卵を割った時、たまに血が黄身についている時があります。この血は、骨髄で出来ているのですか?

卵には、骨がないので・・・・・骨髄はないのですが・・・・・でも、いまだに中学、高校、大学では血(赤血球)は、骨髄で出来ていると習います。

森下敬一先生(血液研究の第一人者・医師)は、無菌状態のニワトリの有精卵がどのようになるか研究されました。何日か経つと血液が出来てくるそうです。その血液が集まると血管になるそうです。その血管が集まると心臓になるそうです。それから、徐々にヒヨコになって行くそうです。このイメージが私にはしっくりきます。

デンマークとドイツ

森下敬一先生の「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」からの抜粋です。

『少々古い話になりますが、肉食については、かつての第一次世界で大戦の時に、ドイツとデンマークが正反対の政策をとったという面白い事実があります。両国とも、イギリスなどによる海上封鎖の影響で、食糧事情が逼迫(ひっぱく)したのですが、その対応策が全く異なりました。デンマークで食料政策をつかさどった、大臣的存在は、ヒントヘーデと言う栄養学者でした。彼は「動物の肉を1キロ得るために、穀物や野菜など飼料を10キロも食べさせなければならない。これはあまりにも非効率だ」として、デンマークの家畜を全て殺してしまいました。その分の飼料、つまり動物の餌になるはずだった穀物や野菜を人間が食べるようにしたのです。そうしたところ、デンマーク人の死亡率が劇的に下がり健康になりました。

一方、ドイツの食料政策をになったルブナーと言う栄養学者は、肉を食べて肉を作り出すと言う考えでした。19世紀の栄養学者・モレシャットが唱えた「肉は肉から」という考えの信奉者だったからです。このため、穀物や野菜を食べていたんじゃぁ戦争には勝てない、とばかりに、従来以上に大量に動物を飼育し、人間にはその肉を食べさせたのです。しかし、その結果、肉を食べさせられた兵隊は、肉体的に重労働に耐えられないようになって、戦意を喪失してしまいました。

この肉食の害を示す第一次大戦のエピソードは、私がいつもあちらこちらでお話ししている歴史的事実です。

結論的に言えば、肉は食べなくてもよいのです。なぜなら、健全な腸壁の細胞は、炭水化物から個体性の体タンパクを合成してくれるからです。腸壁のこの力を強化すれば、元気な体細胞ができます。それには穀菜食が必要なのです。肉食をやめると、タンパク質が不足すると言うのは大間違いなのです。』

ヒマラヤ岩塩を豆腐にかけて食べると、豆腐本来の味と、ミネラルがマッチして最高です。タンパク質はこれだけで十分な気がします。

ブラックソルトを舐めて体感

森下敬一先生の「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」からの抜粋です。ヒマラヤ岩塩を舐めながら引用しています。

『塩は高血圧を招かない

塩は摂りすぎると高血圧になるとか、減塩すれば、健康になるというのが現代医学の考え方ですが、これは大きな間違いです。減塩しただけで、血圧の下がる人はほとんどいませんし、塩分を摂ると血圧が上がると言うのも事実ではありません。

健康な人間の身体なら、余分な塩分は排出する調整機能を持っているからです。そのため、血圧には、あまり影響しません。事実、例えば、あるテレビ番組で、5人のモニターに厚生労働省の摂取基準である。一日10グラム(男性、当時)を超える20グラムの自然塩を取らせる実験を行ったところ、血液への血圧への影響は全くなかったことがあります。

ただし、塩といっても、自然塩と化学製品である化学塩とは区別して考えねばなりません。いわゆる99.8%の科学塩は塩化ナトリウムと言う化学物質に過ぎませんから、本来「食塩」と呼ぶべきではありません。この塩化ナトリウムが、内臓に悪さをしたり、高血圧を引き起こしたりします。

一方、食用として用いられる自然塩は、海塩や岩塩などの自然界に存在する塩で、硫黄、鉄、銅、亜鉛、コバルト、マンガンなどといった様々なミネラルを含んでいます。生命が求める本来の塩です。もちろん、高血圧を起こしたりはしません。要は、ミネラル分をたっぷり含んだ自然塩は、人間にとって有用であり、減塩とか禁塩とかは、全く無用だと言うことです。もし必要以上に食物に入れすぎたりすれば、塩辛くて食べることもできないでしょう。』

いかに、我々は洗脳されているのか・・・・ヒマラヤ岩塩を舐めると、その意味を体感出来ます。Amazonで販売していて、

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私は、ブラックソルトにしています。

 

ヒマラヤ岩塩

「先生、元気になるツボはどこですか?」

「そういわれても、人によって違うし・・・・そんなに、簡単にいえません。」

と返答したのですが、その患者さんが帰られる前に、ヒマラヤ岩塩をお見せし、「これをなめてみませんか?3億8千年前の海水が塩になったものです。」と言って、舐めてもらいました。

「凄い!これ元気になる・・・・・これ欲しい!」

とのお言葉をいただきました。今回は森下敬一先生の「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」の塩に関する一節をご紹介します。

『ネパール人は、紅茶に塩とバターを加えた「チベット茶」を1日に何杯も飲みます。現代の日本人以上に食塩を摂取しているので、現代医学では「非健康的飲茶」といわれることでしょう。しかし、こうした食習慣を持つネパールの人のうち、高血圧症があるのは、小麦を主食とするグループに限定され、ソバを主食とするグループは高血圧症とは無縁です。

塩は人類の歴史と共にありました。海辺に住む人類は、塩の重要性を承知してみずからの手でつくりだしたのです。古代中国の黄帝時代、宿沙氏が海水を煮詰めて塩を作ったといわれます。

この塩は、医薬品として、また、植物及び動物食品の保存料や、日常食生活の食材として供された記録があります。後の「夏(か)」の時代には、一般庶民が塩を食材として購入するようになりました。当時の政府は、これに課税し、財源にしたそうです。

中国の詩人・李白は、塩をひとつまみ舐めては酒杯を傾け「一斗百篇」とたたえられました。またメキシコのテキーラは塩を舐めながら飲みます。牧場の一角に若者が集って、一晩中踊り明かしますが、この時、塩が不足するとたちまちダウンです。しかし、塩の補給が十分なら、ダウンを免れることができます。

人間だけでなく、動物でさえ塩の重要性をしています。ゾウ、ウシ、ヤギ等の野生の草食動物は、岩塩の露出分や塩水の吹き出し口などを知っているのです。夜間には、肉食獣の襲来を覚悟のうえで、その場所に行き、1頭が犠牲になることをと引き換えに多数が塩を摂取します。そうまでして、種属の保存が図られているのです。

このように、塩にはエネルギーが秘められています。その事実を無視し、塩を高血圧と結びつけて、悪者扱いする現代医学に騙されてはいけません。』

ヒマラヤ岩塩を舐めながらのワイン、いけます!動物が生きていく上で、自然の塩は大切のです。しっかり良い塩を取りましょう!

高血圧

今日来院された3人の患者さんは、冬の雨降りで気圧が低くなったことが原因なのか、血圧が上がったことによるフワフワ感を感じておられました。今は、簡単に血圧を測る機器が一般に広まっています・・・その数値が正しいとしたうえで、高血圧が果たして悪い症状なのか・・・・

森下敬一先生の本、「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」の抜粋をご紹介します。

『一般に、長寿者は血圧が高いのです。1976年にグルジアの超長寿者5~6人の血圧を測ったことがあります。御年152歳の長老のほか、130歳後半の若手でしたが、血圧の上は340から350ほどでした。彼らはみな、ブドウの蒸留酒・チャチャを飲みながら、葉巻を吸うのが日常の習慣でした。それでも病気をせず長寿なのです。ちなみに、酒のつまみは薬草と岩塩などから作られるへ香辛料のアジーカでした。

血圧が高いとして、それがもし不摂生や悪い食生活の結果としての高血圧なら、生活を改める必要がありますが、人間はそもそも歳を重ねるとともに血圧が高くなっていくものなのです。したがって、若いときより高血圧になっていても、それに身体が適応できていれば、十分に長生きすることができます。グルジアの長寿者をはじめ、長生きするような人々の血管には、もともと弾力性があります。血圧には個人差があるわけで、「200歳まで生きるにはそれぐらいの高い血圧が必要なのだ」などと長老は語っていました。高い血圧でも血管が破れないような弾力性が100歳を超える長寿を支えているともいえます。』

高血圧について、もう少し考える必要があるように思いました。

血液はどこから出来る?

 

中学校でも高校でも大学でも血液は骨髄でできると習います。ところがこれは「嘘八百」です。私の敬愛する森下恵一先生の血液をきれいにして病気を防ぐ、治すの一説を下記に記載します。

『血液は腸で作られる

血液はどこで作られるのか。これは基礎医学や生理学の話になりますが、私は小腸の絨毛組織において赤血球が作られると考えています。これを私は「腸管造血現象」と呼んでいます。そして生成された赤血球が、先に述べたようなプロセスを経て、組織細胞に分化・発展していくわけです。

このように、森下自然医学の根本にあるのは、「血液は骨髄でなく腸で製造される」と言う視点です。だからこそ、日本人には日本人の体質に適した食生活が最も重要だと考えるのです。毎日、あなたが口にしている、その米、野菜、魚こそが、私たち日本人の身体を作ってきたということです。

私が腸管造血に気づいたきっかけは、オタマジャクシでした。今から60年以上前、食糧難の敗戦直後のことです。目的だった食用のカエルの姿はまだなく、子供のオタマジャクシばかりたくさん捕えました。

血液生理学を学ぼうとしていた医学生の私は、オタマジャクシを観察しました。カエルになる前のオタマジャクシには、心臓と腸ぐらいしか臓器がなく、骨髄を持つ骨がありません。ところが、カエルとオタマジャクシの血液を調べると、両者の赤血球、白血球は、数も形も全く同じだったのです。血液が骨髄で作られるとしたら、骨髄のないオタマジャクシの血液は一体どこで作られのだろうか。そう考えるると腸以外にありえません。

その後、戦後の混乱期に、私は住み込みのインターンとして旧陸軍第三病院で研修しました。患者さんの中には戦場で腕・脚4本を失った方々がいらっしゃいました。ところが、四肢を失って骨髄の9割以上がないにもかかわらず、この方々はみな、血色が良く、血液検査でも正常状態だったのです。これは、血液が骨髄以外の場所で作られているからだ、と私は確信できました。

血液が腸管で作られる証拠も存在します。腸管造血の証拠となる顕微鏡写真を、私はその後、血液生理学教室で撮影することに成功しています。その際、「赤血球母細胞」は、腸の絨毛組織においてのみ観察することができました。』

森下敬一先生は、昭和41年国会でこのことを発表。厚生省国立ガンセンターの病院長と討論されておられます、結局多数決で血液は骨髄で出来ることになり、全世界で今も通用しています。

酸毒老廃物

敬愛する森下敬一先生の「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」より、肉食へ警鐘を鳴らしておられます。これを読むと肉食を止めるきっかけになるかも知れません。私は、肉食をやめました!魚はしっかり食べます。

『食肉の二分の一は酸毒老廃物

現代西洋医学や栄養学においては、タンパク質が健康つくるとされ、最重要栄養源に位置づけられています。しかし、「肉類がタンパク源」だと言う現代栄養学や食育学の定説は誤りなのです。体内で食肉タンパクの窒素(N)は、炭水化物が炭素(C)に変化します。タンパク質は炭水化物に変わっていくのです。

たとえ高価な超高級和牛を食べたとしても、それは体内においてワラやフスマ、クローバーのような植物性炭水化物に還元されます。そもそも、家畜の食肉自体が、これらの食材によって作り出されたものなのですから、還元されて、炭水化物に戻る事は納得がいくでしょう。「牛肉を食べてもワラやフスマを食べても同じ事なら、うまい肉を食べたほうがええやないか」とのまぜっ返しも聞こえてきそうですが、それは大間違い。同じではないのです。

“生きている”というのは、活発に新陳代謝が営まれているということです。食肉はその生体の一部なのです。このため、肉塊中の半分は、「酸毒化代謝産物」および「老廃崩壊過程組織」といえます。

テレビの画面で芸人が「この肉は柔らかく、ジューシーで最高にうまい」と叫んだとしても、実体は半分が酸毒老廃物なのです。肉を食べれば、これらの毒素や腐敗組織の、体内残留を避けることはできません。

ずいぶん前から、何冊かの拙著でも指摘していますが、くさることを意味する「腐」という文字はこのことを象徴しています。

内腔を抱えている中空型組織を意味するのが「腑」文字です。この代表格は胃腸です。その「腑」に肉が停滞して起きる現象が「腐」、すなわち「くさる」ことなのです。ウマかろうがマズかろうが、肉を食べれば、その動物が生前やり残した新陳代謝の後始末をすることになります。人間の体内で、ビタミン・ミネラル、そして酵素などを総動員して解決しなくてはならないのです。米や野菜中心の食生活であれば、そんな無駄な作業は必要ありません。肉食者が穀菜食者に比べ、古今東西を問わず、病弱で慢性病の持病持ちで短命に終わるのは、”大自然の理(ことわり)“に他なりません。』

ガンのお話

私の敬愛する森下敬一先生のガンに関するお話です。

『薬ではガンを治せない

この章では、食生活と病気の関係について、とくに、現在どんどん患者が増えているガンを中心にお話しします。

日本は死亡原因の約3分の1がガンでガン大国といってもいいでしょう。御茶ノ水クリニックを訪れる患者さんの8割ほどはガンです。その多くは、現代医学では難治と見離れたような患者さんでしたが、自然医食療法(森下自然医学の食事療法)で確実に快癒されていっております。

ガンも、食事内容を改善することで治すことができます。というより、むしろガンという病気の性質上、食事療法の効果が出やすいのです。

1982年全米科学アカデミーは「食と栄養とガン」と言うレポートで、「ガンが肉食によって増えること」「穀物と野菜色で予防できること」を大々的な調査データに基づいて発表しました。その発表は当時、世界的なセンセーションを巻き起こしました。しかし、実はその時点ですでに、私ども森下自然医学ではガンの予防だけでなく、治療まで食事療法を活用していたのです。

前述したように1966年、国会でのガン対策の審議において、私は食生活の重要性を指摘し、玄米菜食でガンは治ると証言しています。一方、その時同時に招聘されていた他のガン学者たちは、その提言を真摯に受け止める事は全くなく、5年以内にガン治療薬ができると答弁していました。しかし現在、いまだにガンの予防治療に真に有効性を発揮するクスリはできていません。その気配すら見られていない現状です。

そもそも、クスリや手術放射線などでガンは治りません。「早期発見早期治療」の呼びかけはもっともらしく聞こえますが、要するに早期に発見されたガン腫を即刻、手術で切除したり、抗ガン剤で攻めたりするだけの話で、ガンができないようにすることはもちろん、ガンを治癒させることもできていません。進行状態によっても異なるとはいえ、過剰な治療がむしろ心身にダメージを与えたり、再発リスクを高めたりして、それが早期死亡と言う結果に陥ることも多いのです。』

玄米菜食、断食でガンは治ることを知っておくと良いでしょう。