舌2

ロシア土産の定番の「マトリョーシカ」は、5体~10体組の大きさの違う同じ形の人形が入っており、1番小さな人形だけは、空洞になっておらず核になっています。これこそ「自己相似(フラクタル構造)」の象徴です。

人間のカラダにも様々ところに「自己相似」が現れています。高麗手指鍼(こうらいしゅししん)として知られている韓国の鍼治療では、親指と小指は下肢、人差し指、薬指を上肢、中指を頭から仙骨までの脊柱、手のひらを体幹内側(腹部)、手の甲を体幹(腰)と捉えて手に置鍼してカラダを治します。

カラダにおける舌は「マトリョーシカ」の1番小さな核の人形になるように思います。その舌先を口腔の上奥に動かすと、カラダも舌と同じような動きをします。この舌先に位置しているのが、蝶形骨。蝶形骨の骨底は、ヤジロベーの支点の格好をしています。蝶形骨の上には、脳幹が乗っています。脳幹は生命維持装置といわれる最重要臓器です。その蝶形骨から頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨とつながるヤジロベーとなっているのです。

この絶妙なバランスがさまざまな動きを作り上げてくれています。ミラノ・コルチナ五輪で、スキーの演技を見て驚いたのは、写真でもお分かりのように、絶妙なバランスを瞬時に取っていることです。

凄いなぁ~人間のカラダってと思うのです。

 

次のステップ

 

最近、筋膜はがしや操体法を鍼灸と同じように併用しながら施術していますが、なかなか好評のようです。

開業当時は、操体法を中心として施術を行なっていたのですが、あじさいの杜鍼灸院と名乗っている以上、鍼灸だけで独立した治療をすべきだと考えました。そんな折、山元式新頭鍼療法(YNSA)と出会い、YNSA でどれだけやれるかとチャレンジするようになりました。その期間中、私なりの施術法を開発できました。

ですから、これからは再び操体法とYNSA との融合が私なりに出来ます。開業10年目にして、次のステップになりそうです。

蝶形骨

先日、オステオパシーの施術を受け、蝶形骨に興味を持つようになりました。蝶形骨は、頭蓋骨の真下にある蝶が羽を伸ばしバランスを保っているような、繊細な骨です。この蝶形骨についてチャットGPTから抜粋します。

『名前の通り、正面から見ると蝶の形。

主な構造:

  • 体部:中央(トルコ鞍がある)
  • 大翼:左右に広がる大きな羽
  • 小翼:上側の小さな羽
  • 翼状突起:下に伸びる脚のような部分

👉 見た目が「ヤジロベー的」。

2️⃣ 位置:頭蓋の中心・交差

蝶形骨は

  • 前:前頭骨
  • 後:後頭骨
  • 横:側頭骨
  • 下:上顎骨・口蓋骨

など、ほぼすべての頭蓋骨と関節します。だからオステオパシーでは

「蝶形骨が動けば、頭蓋が動く」

と言われます。

3️⃣ 中枢との関係:超重要

蝶形骨の真上には:

  • 下垂体(ホルモン司令塔)
  • 視神経の通り道
  • 内頸動脈
  • 海綿静脈洞

があります。

👉 形の歪み・緊張は

自律神経・内分泌・感覚に影響しやすい。

4️⃣ 身体全体とのつながり

蝶形骨は単なる「頭の骨」ではありません。

  • 硬膜を介して仙骨と連動
  • 顎関節・咀嚼筋と深く関係
  • 目・耳・鼻・歯・舌のハブ

つまり:頭 − 顔 − 骨盤 − 全身をつなぐ中継点。』

今まで、なんで蝶形骨に気が付かなかったのだろうと、後悔しつつも積極的に学ぼうと思っています。

仕事納め

今日で仕事納め。

色々あった1年でしたが、なんとか過ごせました。今年最後の仕事を、朝9時から夜9時までやれる幸運に感謝します。この鍼灸治療、操体法を行う上で大切なのは、患者さんの立場になり、しっかりと寄り添うことです。それが、まだまだ出来ていないことを実感しています。

来年こそは、もっと寄り添うことのできる「利他」の気持ちを無理なく発揮出来るようにしたいと思います。

来年を、もっと面白い年にします・・・・今後とも、宜しくお願いいたします。

節目

「先生、ごめん。今仕事が終わったんよ。」

「ありゃ、大変じゃったね。」

「年末じゃけん、忙しなるんよ。」

「今日は、無理じゃなあ・・・」

「明日、出来そう?」

「うん・・・・待ってね・・・大丈夫、8時から予約取れる!」

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いざ出陣!

 

昨日は、操体法の仲間と楽しい会話で過ごしました。日本酒が大好きだった今昭宏先生には、愛媛の銘酒「石鎚」を差し上げました。

そして、午後11時45分の夜行バスに、方向音痴の私を、T先生が誘導してくださり無事乗車出来ました。T先生本当にありがとうございました!

東京駅に着いたのが、何と午前5時15分。始発の千葉方面行きまで時間があるので、シャッターの閉まった地下食堂街をブラブラ。結構、暖かい!

総武線始発の千葉行きに乗ったものの、津田沼駅を過ぎると、突然、急行に変わり幕張を通りすぎてしまいました。

「それは、ないじゃろ!・・・まあ時間はたっぷりあるから、ええけど。」

と、幕張まで戻って駅にある休憩所で、寒さを凌(しの)いで、いざ関東鍼灸専門学校へ出陣!

モグサが変!

去年乾燥したヨモギをミキサーで撹拌し、4回ほど篩(ふるい)にかけると、良質のモグサができます。市売品と同じくらいのクオリティーとなります。ところが、今日使ったモグサは、どこか人工的な、というか化学製品が焼けた様な臭いがする時があります。

「ちょっと、待って下さい。どうもこのモグサ変!新しく作り直しますね。」

「あれ?私、鼻がいい方なんだけど、全然臭わない。」

「あああ、そちらの方に煙が行ってないからですよ。」

と、言葉を残して2階に行って、別のコメ袋に入った乾燥ヨモギを持ってきました。ヨモギからモグサになるまでは、4~5分です。そして治療再開と、なったのですがなぜ、科学製品焼けた臭いがしたか・・・・理由が、分かりました。これは、ヨモギを乾燥する時、ビニールひもで竿にぶら下げて作った時期があり、その時のビニールひもが、ヨモギに絡まっていたのだと思います。

現在は、大きな3段式乾燥棚に入れているので、その弊害はありません。失敗して色々と分かっていくものだと、つくづく思いました・・・おしまい。

u字工の掃除

昨日は、千葉県幕張にある関東鍼灸専門学校で刺絡治療の研修会(3回目)に参加。私が今までやってきた治療とは、全く違った療法なので、新鮮です。この療法を習得するには、まだまだ時間が必要ですが、謙虚に学び続ければ体得できると思います。

当院を開業して9年、血液の質と流れが向上すれば健康になると理解。その中で、刺絡治療は瘀血の掃除をしているのですから、学ばなくてはなりません。

30年以上、刺絡研究に情熱を注いだ友部和弘先生の講義は圧巻でした。血液の90%は毛細血管にあり、表皮に浮いている様な瘀血を少量取るだけで、カラダ全体に影響を及ぼすことが分かりました。

「U字工に溜まったゴミを取ると、流れが良くなるでしょう!」

納得!

石学敏先生

明日、関東鍼灸専門学校で刺絡治療の研修会に参加いたします。それに先立って、担当の先生から戴いた「石学敏先生の日本での講演と実技」の録音を聴いています。

石学敏(せき・がくびん)先生は、中国現代鍼灸学の巨匠であり、「醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)」という治療法を創始しました。

この方法は、脳卒中(中風)後遺症や痙性対麻痺などの運動麻痺に対して特に効果を上げていることで有名です。

実は、私の患者さんで脳卒中や痙性対麻痺の方がいらっしゃいます。その患者さんに有効ならば、私が施術しなくてはなりません。早速、『石学敏醒脳開竅鍼灸法』東洋学術出版社(日本語訳)を購入しました。

鍼灸師という国家資格を持っている限り、出来る治療は追求します。