森下敬一説

 

私が、尊敬してやまない森下敬一博士のお弟子さんである石原結實先生の著書『「前兆」に気づけば病気は自分で治せる』にがんは血液浄化装置であるという一節があります。これは、森下敬一博士が唱えられた説です。カラダは常に血液を浄化しようとしています。理由は、血液が酸素を細胞に送り、老廃物をカラダの外に出す呼吸に関与しているからです。息をしないとカラダは死んでしまいます。そのため、けなげにカラダは血液をきれいにしようと働いているのです。それを頭に入れて、読んでみてください。

『がんは、血液の汚れを固めてその場で処理する「浄化装置」なのである。

そのため、がんを手術で切りとったり、放射線や抗がん剤で消滅させたとしても、その人が同じ悪い生活習慣を続けて、血液を汚せば、新たな浄化装置を作ってくるのである。これを現代医学では、「転移」といっている。抗がん剤や放射線は多量の活性酸素を発生させ、さらに血液を汚してしまうので、これらの「治療」をした後は転移が早まることもよくあるという事実も、十分に肯定できるのだ。

(中略)

風邪を引く、発熱、下痢などは、血液の汚れをその時々で体が敏感に察知し、きれいにしようとする反応なのだ

したがって、ときどきは発熱したり、下痢をしたり、発疹を出したりしているほうが血液が汚れなくて済むので、がんなどの大病にはかかりにくいということもいえるわけだ。』