
『高校野球のピッチャーB君、右肩の前側(三角筋前部繊維といいます)、左腰痛そして、走塁の際、急に止まって左足首内側に痛みがあります。』
と、紹介したB君の続報です。その後のB君、腰痛、左足首内側の痛みはなくなりました。
「今日はどこが気になるの?」
「ここ(上腕)です。」
ということで、ジーンズを患者着に履き替えてもらい、治療開始。いつものように膝診をして頭に6本置鍼。すると、上腕の痛みが肩の痛みへと移っていったそうです。
「そしたら、ベッドでお尻を押そうか?」
「はい!」
とベッドまで移動して、痛い右肩を上にして横向きに寝てもらい、右臀部の押圧を始めると、
「あの~、この姿勢だと腰が、しんどいです。」
「そうか・・・そしたら、硬式ボールを敷いて仰向きになろうか?」
と、硬式ボールをお尻に敷いてゆっくりしてもらうと、肩の痛みがなくなっていきました。
「それから、体育の時間バレーやって、右膝が痛くなったんですけど・・・」
あちこち痛みを感じているB君です。そこで右肘の圧痛点を探して、軽く中指で触れるだけの操法を始めました。
「触れるだけで治るんですか?」
「うん、そうよ。」
しばらくして、
「膝どう?」
「・・・・・大丈夫!・・凄い!」
と、あちこちの痛みを取っていきました・・・若いって素晴らしい!