
鍼灸師として「あじさいの杜鍼灸院」の看板を揚(あ)げていますが、鍼灸師になる前は、操体法という民間療法を実践していました。そのため、鍼灸に違和感を感じたり、恐怖を感じる方には、操体法で治療しています。
昨日の患者さんの多くは、操体法での施術でした。40才代の男性患者Cさんは、スポーツマンで運動のし過ぎ。ふくらはぎから足首にかけて疲れが溜(た)まっています。ベッドで仰向けになってもらうと、手首から肘にかけて緊張があります。山元式新頭鍼療法(YNSA)では、下肢は上肢で治すという理論があり、緊張した上肢をゆるめることにしました。
丁寧に肘から指先までほぐすと・・・・Cさんのふくらはぎと足首が緩みました。その次は、足指を丁寧にもみほぐします。この操法で、Cさんの口はパクパクと無意識の動きになります。この動きが出てくると効果が大。
次は、Cさんの頭側に移動して、Cさんの後頭部を両手のひらでおおいます。ただこれだけですが、これがまた効果大。
「どうでしたか?」
「いや~、楽になりました!ありがとうございます。」
こんな治療もあります。