
20年前から膝が痛く正座が出来ない80才代の男性患者Cさん。鍼やお灸よりも操体法の方が合うようなので、今回もベッドで操体法。
仰向けになってもらうと、両膝がベッドから浮き上がり、両肘も萎縮して両手首が浮いています。こういう時は、気になる肘の丁寧な押圧がよく効きます。丁寧に10分ほどほぐし、
「これで、歩いてみてください・・・・・どうですか?」
「・・・・ああ、(膝の)痛みはないですね・・・・」
これで、信頼してもらったようで、両膝倒しで左右差をなくします。その後、両膝を立ててもらい、従来座椅子に座って行う膝診をベッドで行います。
操体法を始めて26年目になります。山元式新頭鍼療法に出会い上腕診(頸椎、胸椎、腰椎の診断)が全く出来ない患者さんと出会います。その結果、膝診を見つけ、上腕診以上に細かく診断できることが分かりました。頭の鍼を嫌がる患者さんの新たな治療法として、足指にお灸をする方法を見つけました。これは、膝診の延長として、解剖学的に推測できる方法です。
これらのことを理解した上で、26年前、三浦寛先生から学んだ「膝蓋(ひかがみ)」の意味がやっと分かりました。ただし、三浦先生から学んだ膝蓋は胸椎のみ、頸椎は脛骨内側、腰椎は脛骨外側となります。
その治療法も操体法で出来ます。26年の歳月が経ち「膝蓋(ひかがみ)」がやっと腑に落ちて来ました。操体法をされている先生方にも説明出来そうです。
次回もCさんに試してみます。