YNSA と操体法の融合?

山元式新頭鍼療法(YNSA)と操体法の融合?

昨日のFacebookで紹介した60才代の男性患者Bさん、左膝が痛くて引きずりながら歩いて来院されました。左右の肘を押圧するだけで左膝痛が無くなったのですが、これには山元式新頭鍼療法(YNSA)と操体法の融合だったのかもしれません。

YNSAでは、肘は同側の膝の治療点として習いました。操体法では、膝を悪化すると対角(左膝ならば右肘)に負荷がかかるので、対角の肘から治療するとなります。その後、時間の経過とともに、右膝→左肘と治療する個所を移すようになります。

先日のBさんは、仰臥位になった状態をYNSA、操体法の色メガネを掛けないで、透明な目で見ました。すると気になるのが右胸郭。そこで、押圧すると今度は右肘が気になり押圧・・・・すると、今度気になるのが左肘、そして押圧。

という経過がありました。よくよく考えてみると、やはり操体法の治療法の通り左膝の負荷が、右の体幹に影響を与えていたのかもしれません。そして、対角の右肘がゆるむと、同側の左肘の負荷が表れてきたのかもしれません。今後とも、左右の肘膝の関係をしっかり検証していこうと思います。

カラダの歪みを正す

松山市で開業して10年目になりますが、それ以前は東京で鍼灸の研修(母校の治療院で)をしていました。研修以外の日は、新宿・歌舞伎町のリラクゼーション店で働く日々でした。2~3年修行したので、手技には自信ありますが、あえてこの10年、手技を封印していました。鍼灸師としてのプライドが生まれ始めたのは事実です。そして、鍼灸だけでどれだけ出来るか、試してみたかったのです。

しかし昨年、民間療法の操体法の恩師が2人亡くなるという予想もしなかったことがありました。操体法は2001年から学び続けています。

「佐伯、あれほど教えたのに、何故使わないんだ!」

と、叱られている気がします。2人の師匠のご逝去を機にあらゆる術を、患者さんに合わせて施術いたします。特にカラダの「歪みを正す」という操体法の理念をもう一度中心に置くようにします。

鍼灸をしない鍼灸師

去年、操体法の恩師・今昭宏先生が逝去されました。今先生は、私のFacebook を読んで下さり、よく❤️を押して下さいました。

そのため、いつか操体法との融合をして今先生に認めていただこうなどと、ノンビリ構えていたのです。それが、もう出来なくなりました。実は、私の方が今先生より年上なのです。ノンビリ構えておれません。

現在は、積極的に操体法を取り入れ、なんでもこなす鍼灸師として、あらゆることをしています。今まであえて、鍼灸師にこだわっていましたが、もうやめました。これから、患者さんに合わせ、やれる範囲でなんでもやります。

「鍼灸をしない鍼灸師」もありです。

操体法

鍼灸師として「あじさいの杜鍼灸院」の看板を揚(あ)げていますが、鍼灸師になる前は、操体法という民間療法を実践していました。そのため、鍼灸に違和感を感じたり、恐怖を感じる方には、操体法で治療しています。

昨日の患者さんの多くは、操体法での施術でした。40才代の男性患者Cさんは、スポーツマンで運動のし過ぎ。ふくらはぎから足首にかけて疲れが溜(た)まっています。ベッドで仰向けになってもらうと、手首から肘にかけて緊張があります。山元式新頭鍼療法(YNSA)では、下肢は上肢で治すという理論があり、緊張した上肢をゆるめることにしました。

丁寧に肘から指先までほぐすと・・・・Cさんのふくらはぎと足首が緩みました。その次は、足指を丁寧にもみほぐします。この操法で、Cさんの口はパクパクと無意識の動きになります。この動きが出てくると効果が大。

次は、Cさんの頭側に移動して、Cさんの後頭部を両手のひらでおおいます。ただこれだけですが、これがまた効果大。

「どうでしたか?」

「いや~、楽になりました!ありがとうございます。」

こんな治療もあります。

鍼が強すぎる。

「先生、先生の鍼強すぎて、翌日はダルなって休まんといかんのです・・_そのあとは、良えんで・・・しばらく来んかった(当院に)でしょう!」

来院された姿が、達者な口ぶりとは裏腹に、ギクシャク。

これは、操体法で施術するしかないと感じました。確かに最近の私の鍼は、強力なようです。そのため、本数を減らすように心がけています。60才代の男性患者Aさんは、屋根の修理で不安定なポジションを取っていたので、体全体が緊張していて、歩くことも大変な様子です。奥のベッドで、仰向けになってもらいましたます。

そこで、「おかしいな?」と感じるところから、触れていきます。そこには、必ず圧痛点があります。その部位を気持ちよくほぐしていきます・・・そんな時間を過ごしていると、Aさんのカラダが勝手に元に戻ってきます。

あとは、後頭部を私が、軽く両手で包み込んでゆっくりしてもらいます。

今回は、これで終了・・・・鍼以外でも治療できます。

いざ仙台へ!

 

私の操体法師匠、今昭宏先生を偲ぶ会が、仙台で行われます。そのため、10数年ぶりに飛行機旅行となります。羽田空港から東京駅に移動して、新幹線で仙台に向かいます。

私が東京で鍼灸師の研修をしている時、夜行バスで仙台に通って操体法を学びました。三浦寛先生に10年操体法を学び、その後、今昭宏先生から学んだので、操体法は身体にしみ込んでいます。この操体法をベースに鍼灸治療を行なっています。

と、ここまで書いたのですが、あの今昭宏先生の笑顔を、もう二度と見ることが出来ない・・・・と、思うと心が締めつけられ、沈んでしまいます。いかん、いかん元気を出そう!

今日は、仙台駅から夜行バスに乗って東京駅に着き、翌朝、幕張の関東鍼灸専門学校で刺絡治療の研修会に参加します。そろそろ、松山空港から東京への旅へ向かいます。

操体法で五十肩を治すぞ!

「五十肩」で右腕が水平までしか上がらない50才代の男性患者Cさんの続報です。

Cさんは、スマホを使う時親指のみ。これを指摘したのですが、中々治っていないようです。いつの間にか親指を使っています・・・しばらく、観察してみます。

山元式新頭鍼療法(YNSA)では、「肩を腰で治す」という考えがあり、今回は操体法でトライしました。Cさんには奥のベッドで、右肩を上に横向きになってもらいます。

「下の脚をまっすぐにして、上の脚を90度に折ってください。」

と、定番の姿勢になってもらいます。そして、上の脚をベッドより下に持っていきつま先を内側に決めます。

「私が足を、決めていますから、つま先を外側にゆっくり戻してください・・・・実際には、私が決めていますから足は動かないですが、連動して上体が動くでしょう?」

「決して力まないで・・・・息を吐きながら、ゆっくり気持ち良く動きましょう。ポイントは、気持ち良さです。」

などと、言葉で誘導しながら操体法を進めていきます。何と、これを2~3回行うと右腕がドンドン上がるようになってきました。ところが、Cさんに座ってもらい腕を上げてもらうと、やはり上がりません。

「何でじゃろ?・・・まあ、効果が出てることは確かじゃけん・・」

と、その時は曖昧な言葉で済ませたのですが、後日カラダを通して人体実験して理由が分かりました。横向きになって腕を上げていくと重力が応援してくれ手が伸びるのを手伝ってくれるのです。そのため横向きからのこの操体法は、効果的だと思います。

親指でスマホをタッチ⁉️

50才代の男性患者Cさん、五十肩で右腕が水平までしか上がりません。そこで、様々なアプローチをしているのですが、中々成果を上げることが出来ません。

施術後、Cさんと話をしながら、Cさんのスマホを使用する姿を見ながら分かったことがあります。

Cさんは、座椅子に座って右にカラダを傾け、右手の親指だけでスマホをタッチしています。どうやら、この姿勢と動作が五十肩を作り、いくら施術をしても効果が上がらない理由だと思ったのです。

①姿勢

右に重心を傾けているので右肩の筋肉(三角筋といいます)が、盛り上がり緊張しています。

②足は親指、手は小指

これは、身体運動の法則の重心安定の法則に「足は親指、手は小指」があります。足は親指、手は小指に力を入れるのが、身体運動の法則なのです。ところが、Cさんは親指で操作しています。これでは、カラダを悪くするだけです。

スマホは、左手で持って右手の人差し指か、中指で押せばいいのです。右手の小指はしっかりグーで握りしめているので、ムダな動きにならずスムーズな動作になります。

スマホを使う方、親指を使うのをやめましょう!

右重心?

50才代の女性患者Cさん、腰痛です。そこで仰向けになっていただき脚の長さを比べてみました。すると、珍しく右脚が2cm近く長いのです。多くの患者さんは、右脚が短くなります。その理由は、腸管膜根にあります。腸管膜根とは、7m50cmもある小腸の根元。これが左第2腰椎から右腸骨の凹みまであります。

来院される多くの方はストレスで、この腸管膜根が縮んで右脚が短くなっているのですが、Cさんは、右脚が長くなっています。何らかの理由で右重心になっているようです。

「あっ、それは赤ちゃんを右腕で抱えているから・・・・」

お仕事で右腕に重心をかけることが多いので、Cさんは右脚が長くなったようです。仰向けになったCさんの右肩が浮いています。そこで、右肩周辺を筋膜はがし。すると、今度は左肩の方が浮きました。そこで、左肩周辺を筋膜はがし。これで、ほぼ脚の差はなくなりました。次に両膝を立ててもらい、左右にゆっくり倒してもらいます。

「どちらの方がやりにくいですか?」

「右です。」

「そしたら、やりにくい右に倒して下さい・・・・・そして、ゆっくりとやりやすい左の方へ、戻してもらいます。実際には、私が軽く両膝を抑えているので、動かないですけど・・・・・連動して上体が微妙に動くでしょ?気持ちいい力加減でやってみてください。」

すると、両脚は同じ長さになりました。あとは、頭に7本置鍼して終了。置鍼した後は、血流が良くなります。Cさんは、途中で熟睡され、Cさんの腰痛は良くなっていました。

足の指もみ

今日の興居島では、足の指モミ操法が多くなりました。最初の患者さんが、

「もうしんどうて、しんどうて何にも出来ん。」

と言う第一声を発したのが、影響した様に思います。猛暑の後の豪雨、そして猛暑。これでは、ご高齢の方は何にも出来ません。

「そしたら、今日は足もみをしましょう。これは、自律神経を整えるので、いいですよ。」

5人の内4人まで足もみをしました。ここで、非常識の医学書から福田稔先生の爪もみに関する説明をご紹介します。

『すべての病気は、自律神経の偏りによって起き、リンパ球と顆粒球のバランスさえ取れれば、どんな病気でも回復へ向かうことも確信することができました。

誰でも自分の自律神経の働きを整え、免疫を高めてくれるのが爪もみです。爪の生え際には神経繊維が密集していて、痛い刺激を与えることで、その刺激を反射して、跳ね返そうと副交感神経が刺激からの回復を誘導します。つまり、シーソーのような偏りをもとに戻そうとするのです。』