蝶形骨ヤジロベー操体法④

昨日紹介した「蝶形骨ヤジロベー操体法」を、ワンランクアップした方法を紹介いたします。これは頚椎7番(首の根元)から頭部の蝶形骨までの微妙な連動となります。まず仰向けになって首を左右に動かし、左右どちらがやり難いかどうかチェックします。

やり難い方に首を傾けて、同側の手の中指と薬指を軽くオデコの同側の端っこに置きます。そして、その同側肘内側(肘頭=ちゅうとう)に反対側の手の中指と薬指を軽く置いて固定します。そして動きやすい方へゆっくりと首を回すのを、軽くストップ。

あとは前回と同じ動きになります。舌の先が蝶形骨に当たるような動きを作り、目線は舌先が向かうはるか彼方を、目をつぶったままで向けます。目の周辺には細かい筋肉が集まっているので、筋肉の動きにつられて首も動きやすくなります。この時、両膝を立てていると、自然と両膝が倒れてくるので連動がよりスムーズになります。

歪みを正していると、気持ち良くなります。それがお薬だと思ってください。前々回でも述べましたが、頭の底にある蝶形骨が気持ち良く「ベリベリ」と動く感じがすることもあると思います。

蝶形骨ヤジロベー操体法③

 

昨日に続いて「蝶形骨ヤジロベー操体法③」を紹介いたします。これは頚椎7番(首の根元)から頭部の蝶形骨までの微妙な連動を紹介いたします。まず仰向けになって首を左右に動かし、左右どちらがやり難いかどうかチェックします。

やり難い方に首を傾けて、反対側の手を頬(ほほ)に当て、耳のウラに親指をそえて皮膚が微妙に動きやすくなるような触れ方をして下さい。反対の手で肘を添えて固定します。そして動きやすい方へゆっくりと首を回すのを、軽くストップ。

この時、舌の先が蝶形骨に当たるような動きを作り、目線は舌先が向かうはるか彼方を、目をつぶったままで向けます。目の周辺には細かい筋肉が集まっているので、筋肉の動きにつられて首も動きやすくなります。この時、両膝を立てていると、自然と両膝が倒れてくるので連動がよりスムーズになります。

歪みを正していると、気持ち良くなります。それがお薬だと思ってください。

蝶形骨ヤジロベー操体法②

昨日に続いて、「蝶形骨ヤジロベー操体法」の残りの②を紹介いたします。前回は仙骨、腰椎から頭部の蝶形骨までの連動でしたが、今回はアラバ骨のある胸椎12番から蝶形骨までの連動になります。

両膝を立てて、両膝をつけます。そして左右にゆっくり倒します。この時、つま先を上げると、カカトが支点となって倒れやすくなります。左右どちらが倒し難いか感覚を聞き分けます。そして2人で行う場合は、倒れ難い側に倒して→倒れやすい側に両膝を戻そうとするのを相手の人が軽く両膝に手をおいてストップします。すると、カラダは連動して上体が、微妙に動いてきます。この動きを頭部の蝶形骨にまで届ければいいのです。

これを、一人で行う場合には、倒した側の脚を反対の膝に乗せて軽く組みます。そして倒した側の脚が、倒れやすい側に戻ろうとするのをストップ。あとは、2人組で行うのと同じにすれば、全く同じ感覚を得ることができます。また、両手はアバラ骨に軽くおくと胸椎を意識しやすくなります。

私の場合は、蝶形骨あたりが「ビリビリ」と音を立てることがあり、鼻が抜ける感じを受けることがあります。ぜひとも、やってみて下さい。

蝶形骨ヤジロベー操体法

オステオパシーの治療を受け、頭部最下部にある蝶形骨が重要な骨であることが、分かりました。蝶形骨は、蝶々の形をした側頭骨や後頭骨と接合しています。そのため、蝶形骨がわずかに動くだけで、頭部に影響を及ぼします。また、蝶形骨の

上には脳幹という生命維持装置があり、下はヤジロベーの支点のような鞍(くら)がありバランスを保っています。

よく考えてみると、仙骨と尾骨自体、ヤジロベーのように見えます。それに腰椎、胸椎、頚椎が乗っかってバランスをとっているのが、人間です。そこで、この大切な蝶形骨を微妙に動かす操体法が出来ないだろうかと、色々人体実験をして、やっと「蝶形骨ヤジロベー操体法」ができました。この操体法を3部に分けて、ご紹介いたします。

①仙骨、腰椎の調整

仰臥位になって足を肩幅に広げます。左右の足を内側にねじって、ねじりにくい足をそのままにして、反対の足のカカトを第4指と第5指の間に置きます。下の足が外側に回ろうとするのを、上の足が食い止めると、わずかな動きが徐々に上へと伝わって蝶形骨あたりにまで来ます。手は軽く骨盤に当てておくといいでしょう。気持ちいい感じがあればそれを味わうだけで正中線が整います。(つづく)

リラクゼーションもやります

私が、松山市で鍼灸院を開業する前は、母校の東京呉竹医療専門学校の研修生として学んでいました。学ぶだけでは生活出来ませんので、新宿・歌舞伎町にある「あしカラダ」というリラクゼーションで働いていました。リラクゼーションでは、私のように鍼灸師という国家資格を持っている人は、あまりいません。2~3週間の研修を受けて合格と認められると、早速、施術をする様になります。

鍼灸院を開業して10年。十分鍼灸だけで治療出来る自信ができ、今後は、リラクゼーションが必要と思われる患者さんには、どんどん「あしカラダ」で行った施術をしていくことにしています。

本日も2人の患者さんに施術したのですが、2人共、次回も1週間後に同様の施術を受けたいそうです。新宿・歌舞伎町のリラクゼーションと鍼灸を併用すると、効果抜群です。もちろん、操体法もやりますよ!

舌を考える1

蝶形骨目指して、舌を口腔の奥の上部に突き上げると、舌の動きに相似してカラダも動きます。舌骨というノド中央部に浮いている様な、唯一関節を持たない骨から伸びている舌。この舌は大変重要な筋肉です。

赤ん坊として誕生した瞬間、舌が飛び出して呼吸が出来るようになり、生を終える時、舌は徐々の縮(ちじ)こまり呼吸を終え死にいたります。

つまり、舌はその人そのものとも言えるかも知れません。この舌の動きは、関節を持っていない舌骨(頸椎3番付近)から伸びる自由なものであり、脛椎3番付近は、上を向くとよく曲がりやすく舌を上に上げやすくなります。

この姿が、カラダの相似形(フラクタル構造)と考えます。

今日は、ある患者さんに蝶形骨を説明し、実際に舌を使って蝶形骨に触れるような動きをしてもらいました。納得していただいたように思います。(つづく)

蝶形骨操体法

(むらさき色が、蝶形骨です)

 

本日、プラスチック製頭蓋骨が、バラバラになった模型として届きました。それを組み立てながら、蝶形骨の位置を確認していきました。

当初は、外から蝶形骨に触れることが出来ると思っていたのですが無理です。ただし、側頭骨、頭頂骨、前頭骨、頬骨らと縫合で繋がっているので頭蓋骨に触れるだけで、間接的に繋がると思います。

また、口腔の奥に位置しているので、舌を突き上げることで触れる感覚が出来ると思います。つまり、舌で口腔奥を触れながらカラダを連動し、気持ち良ければ蝶形骨への操体法になります。

以前から舌の操体法を思案していたのですが、これで一ランクアップの「蝶形骨操体法」が出来そうです。これから、私のカラダを通して実験してみます。」

蝶形骨の続き

前日述べた蝶形骨を、いま一度紹介します。

『蝶形骨は

  • 前:前頭骨
  • 後:後頭骨
  • 横:側頭骨
  • 下:上顎骨・口蓋骨

など、ほぼすべての頭蓋骨と関節します。だからオステオパシーでは「蝶形骨が動けば、頭蓋が動く」と言われます。』

とあります。ではこの蝶形骨を自分で動かす方法はあるのか・・・・あります。

まずは、仰向けになります。そして、左右どちらかの足を、反対の足に乗せ、ゆっくり外旋(外側に回します)するのを、下の足がゆっくりと力まず止めると、カラダは徐々に連動して仙骨、脊椎、そして蝶形骨と動いてきます。これを、気持ちよく味わうだけでカラダの歪みが取れてきます。

昨日から、患者さんに試していますが、いまのところ、成果が出ています。今後が楽しみです。

YNSA と操体法の融合?

山元式新頭鍼療法(YNSA)と操体法の融合?

昨日のFacebookで紹介した60才代の男性患者Bさん、左膝が痛くて引きずりながら歩いて来院されました。左右の肘を押圧するだけで左膝痛が無くなったのですが、これには山元式新頭鍼療法(YNSA)と操体法の融合だったのかもしれません。

YNSAでは、肘は同側の膝の治療点として習いました。操体法では、膝を悪化すると対角(左膝ならば右肘)に負荷がかかるので、対角の肘から治療するとなります。その後、時間の経過とともに、右膝→左肘と治療する個所を移すようになります。

先日のBさんは、仰臥位になった状態をYNSA、操体法の色メガネを掛けないで、透明な目で見ました。すると気になるのが右胸郭。そこで、押圧すると今度は右肘が気になり押圧・・・・すると、今度気になるのが左肘、そして押圧。

という経過がありました。よくよく考えてみると、やはり操体法の治療法の通り左膝の負荷が、右の体幹に影響を与えていたのかもしれません。そして、対角の右肘がゆるむと、同側の左肘の負荷が表れてきたのかもしれません。今後とも、左右の肘膝の関係をしっかり検証していこうと思います。

カラダの歪みを正す

松山市で開業して10年目になりますが、それ以前は東京で鍼灸の研修(母校の治療院で)をしていました。研修以外の日は、新宿・歌舞伎町のリラクゼーション店で働く日々でした。2~3年修行したので、手技には自信ありますが、あえてこの10年、手技を封印していました。鍼灸師としてのプライドが生まれ始めたのは事実です。そして、鍼灸だけでどれだけ出来るか、試してみたかったのです。

しかし昨年、民間療法の操体法の恩師が2人亡くなるという予想もしなかったことがありました。操体法は2001年から学び続けています。

「佐伯、あれほど教えたのに、何故使わないんだ!」

と、叱られている気がします。2人の師匠のご逝去を機にあらゆる術を、患者さんに合わせて施術いたします。特にカラダの「歪みを正す」という操体法の理念をもう一度中心に置くようにします。