牛乳はモー毒?

待合室には、医学博士・真弓定夫医師が監修された薄っぺらくて読みやすいマンガ本を9冊、置いています。その中に「牛乳はモー毒?」というのがあります。このマンガの主人公は、真弓官兵衛という医師(真弓定夫先生がモデル)。子供たち、女性たちの食事に関する疑問を、分かり安く答えてくれます。未来や過去どこにでも行くことが出来るマシーンに乗ったり、小さくなることが出来るマシーンになって、体の中に入ることも出来ます。

「牛乳はモー毒?」では、牛乳は体に良くないという情報を知った子供たちが、真弓官兵衛という医師を訪ねることになりました。そこで、官兵衛先生は、昭和22年からアメリカの政策で保健所での栄養指導が認められ、小中学校幼稚園、保育園の給食に牛乳が導入されるようになった。としゃべるのですが、

「それが不思議なことに、戦後、日本人の牛乳の消費量が増えるとともに、骨粗しょう症の人も同じように増えているんだ!」

と不思議なことを話します。そこで、その理由を探るために小さくなったマシーンに乗って、日本人の小腸の中へ皆んなで入ります。

「日本人の腸には、牛乳のカルシウムを吸収するために必要なラクターゼと言う酵素が少ないのです。この酵素は大人になると不足して、せっかく牛乳を飲んでも、カルシウムはほとんど排泄されてしまうんです。」

「官兵衛先生、日本人の腸にはラクターゼが少ないという事は、腸の中にラクターゼが多い人種もいるわけですね。」

「鋭い質問です。その通り今それを説明しようと思ってたんだよ。」

続く・・・・

患者さんから教えていただきました

患者さんから学ぶばかりです。小学校の先生をされている女性患者Aさん。

「野外学習で、秋を探すため公園に行っても、コウロギなどの虫がいないんです・・・・去年は、紅葉を探しに行っても茶色に変色して枯れ葉になってしまって・・・・昔みたいな秋がないんです。」

「そういえば、虫鳴いていませんね・・・気づかんかった。」

「先週、運動会が終わったんですけど、今は午前中で終わるんですよ。昔は、家族でお弁当を食べていたでしょう・・・・」

「それが一番の楽しみだったのに・・・・」

日本は、ドンドン変わっているようです。

見てくれより、栄養価

患者さんから様々な事を教えていただいています。

「この間、テレビを見ていたら、ある研究者が一定の場所で植えた野菜の総合的栄養価を測定したそうなんです。1つは、種を蒔いてそのまま。2つは適当に間引きしたもの。3つは丁寧に間引きし、立派に育てたもの。この3つで総合的に栄養価が高かったのは、そのままにして全く手を入れていない野菜の畑だったそうです。」

この事を、専門家の友人に話すと、

「野菜は、密集していると競争原理が働き、活性化するんよ。」

とのことでした。ならば、野菜の「見てくれ」など全く気にしない私にとって、種を蒔いてそのままにすればいいことになります。ボチボチやってみます。

 

奥が深いのです。

NHKテキスト 「古武術に学ぶ体の使い方。」を読んでいくと、舞の海秀平さんが、「四股は楽をしようと思えばいくらでも楽ができますが、基本通りしっかり踏むと、しっかり10回〜20回で疲れてしまいますね。」とおっしゃっています。

そこで、2〜3か月前から、「10回程の四股で汗をかく」を行なっています。4リットルのペットボトルを左右に1個使う筋肉が動作の場面、場面で変わっていくのが分かります。

奥が深いのです!

ゆっくり右足を上げていくと重心が左にゆっくり移動。この時は背中をまっすぐにしているので、お尻に圧がかかります。上げた右足を超ゆっくり下すと、左太ももの筋肉(特に大腿四頭筋)を使います。

「超ゆっくり四股」は、お尻から下の全ての筋肉を刺激するのが、よく分かります。おすすめします。

ジョアン・ミロ

今年で70才を迎えます、まだ、69才・・・・・小さいころ(小学生)、ジョアン・ミロの絵を見て、年をとっても、こんな赤ん坊の様な絵を描いてええんか!・・・・ええなあ!

と、思ったことを覚えています。私のアートの原点かも知れません。子供のような目・・・・・本を読むのが大嫌いだった私。それを、もっとも心配していたのが、父親でした。そこで、小学生が書いた詩集「小さな目」を、父親は私に見せていました。なんとか、それは読むことが出来ました。

大阪万博が1970年に開催されました。私が16才になる年・・・・ということは、高校1年生になる春休みだったように思います。その時、初めてジョアン・ミロ壁画を見て感動しました。それから、34年後の2004年にマジョルカ島のジョアン・ミロ美術館で滞在型アーティストとして、2か月地元の子供達と作品を作ることが出来る幸運に恵まれました。そして気がつくと、鍼灸師となり週に一回、興居島で出張治療。ジョアン・ミロが、

「あなたは、美術家より治療家に向いているよ。」

と言ってくださったのかも知れません。

インコのちいちゃん、外へ!

我が家には、メス猫・モモとメスインコ・ちいちゃんが同居しています。やっと猫モモが私を信頼して接するようになりました。ちいちゃんは、自分が鳥であるという自覚が全くないんです。クチバシと足2本でカゴの中を縦横無尽にヤモリ歩きしています。なので、住まいのカゴの入り口を開けても、ちいちゃんは飛びだすことはありません。外の世界に全く興味がないのです。

そんなちいちゃんと遊んでいると、カゴの入り口からカラダをはみ出そうとしているちいちゃん。何とカゴから外へ!

一気に飛び上がると思いきや、重力に従って落下。

「ストン!」

「何しよん、ちいちゃん・・・_」

と言いながら、ちょっと小太りのちいちゃんと抱えると、メス猫モモが素早くやってきて、

「あと少しで、食いつけたのに、残念!」

と不満気にしゃべりかけました・・・・・にしても、ちいちゃん、飛ぶ練習をしていないんだから、飛べないよね。鳥だから飛ぶというのは違うんだよね、練習する時期がなかったのだから、しかたがないよね・・・・インコが飛ぶためにも、練習が必要なのです!

患者さんの語り

患者さんが幼いころ、お祖母さんのお祖母さんが語ってくれた話の続編です。

「そこで、小さな田舎の小さな庄屋でも、年に一度、小作人に大盤振る舞いをせないかん日があるんです。その日だけは、小作人が土間から上がって畳に座って宴会できるわけです。山奥じゃけん、普段は海の魚なんか食べれんわけですな。ところが、その日ばかりは朝上がった海からの幸を取り寄せ、刺身にして昼間からドンチャン騒ぎ・・・・これをせんと、小作人はついて来れんのですよ。」

「なるほど、それこそハレの日ですね!」

と、昔の田舎生活を偲ぶのでした・・・・おしまい。

漫画本

医師・真弓定夫先生の「空腹健康法」をしっかり読んで、毎日空腹を楽しんでいます。おかげで、健康そのものです。私は患者さんに触れて治療をします。最近では、触れる前に指先で感じる感覚が大切であると分かり始めました。そんなに触れるか触れないかの微細な感覚は、空腹だと感じやすいのです。

満腹で血液が消化器系に集まっていると、指先の感覚は間違いなく鈍ります。3食それぞれ満腹にしている中高年の人達は余った血液で脳、肝臓、肺など重要な器官に回すため、十分な活動は出来なくなります。機能が低下し体温も低下していくのです。そうすると、免疫力も低下。病気になるリスクが増えます。

この様な単純明確なことを、真弓定夫先生は、薄っぺらい漫画本にしておられます。今回は、真弓定夫先生の漫画本が待合室に8冊揃いました、いつでもご覧ください。

遠視

楽譜が読めなくなり、遠近両用のメガネを作りに行きました。すると、

「乱視に老眼、それから遠視が入っていますね。」

「ええええっ、遠視!」

ちょっと驚きましたが、納得出来ました。裸眼で遠くの山をみると、くっきり見えるのに気づいてはいたのです。夕方から夜になると、乱視が優っているのか、ぼやけますが、昼中は遠くがよく見えるのです。69才になってこんな経験が出来るとは思ってもみませんでした。

明日の音楽練習は、100均で買った老眼鏡で何とか楽譜を読みますが、明後日には、遠近両用メガネが出来るので楽しみにしています・・・・興居島で一服しながら。

恩師

今日は、10時過ぎまで治療ができ、充実した時間を過ごせました。ありがたいことです。今日は患者さん8名中3人は野球関係者。大学時代、本当にお世話になった故功力(くぬぎ)監督に何一つ恩返しすることが出来なかった私。芸術専門学群に籍を置きながら、野球をやっていることを大変喜んでいただき、Tシャツのデザインや、ウインドブレーカーのワンポイントデザインを任されたり・・・・本当にありがとうございました。

「功力先生、野球では本当にお世話になりました。お陰様で、野球関係者の患者さんが来院されることが多くなりました。これも、全て功力先生の注がれた愛情のおかげです。愛媛野球のお役に立つ様、残りの人生を治療家として過ごし、功力先生に恩返しいたします。」