

90才代のご高齢で、今年を最後に施術を終了する女性患者Aさんと、最後のお灸を行いました。Aさんは、幼いころは、カラダが弱かったのでお灸を長年していました。そのため、今でも白い火傷の跡(直径5mmほど)が、脚にたくさん残っています。
当初は、この白い跡を無視して、私が主要なツボにお灸をしていたのですが、途中からAさんが、白い跡を触りながら3カ所指定するようになっていきました。やはり、本能的に感じるものがあるのだと思います。 確かに鍉鍼(ていしん=銀の棒)で押圧するとAさんが、ピックっと反応します。幼いころからの施術が正しかったことを表しています。カラダが弱かったAさんが、90才を超えても元気に暮らしておられるのは、お灸が一因だとも思います。
施術中は、いつもように料理や昔の話で楽しく過ごしたのですが、これで最後だと思うと、しんみりしてしまいました。
「先生、お豆さん差し上げます・・・・ビールを飲みながら召し上がってください・・・長い間、本当にありがとうございました。」
「こちらこそ、本当にありがとうございました。楽しかったです・・良いお年をお迎えください。」
Aさん、素敵なクリスマスプレゼントありがとうございました😊😭









