嘘のようです!

60才代の男性患者Bさん、1週間ほど前から、左膝が痛くなり、昨日痛さをこらえて歩いたため一層悪化してしまいました。

「そうしたら、奥のベッドで仰向けになってもらいましょうか?」

Bさんは左膝を伸ばしたままでないと歩けない状態です。ゆっくりと仰向けになってもらうと右肩と右前腕に硬さを感じます。この2カ所を軽く押圧すること4~5分。すると右側の胸部がゆるみましたが、左上肢の硬さが見えてきました。今度は左肘を軽く押圧しながら触れるだけの操法を7~8分。

「さあ~これで歩いてみてください・・・・どうですか?」

「・・・・・・歩ける・・どしたんじゃろ、あんまり痛ない。」

「そしたら、もう少しやりましょう。」

再び仰向けになってもらい、足に見つけた治療点2カ所を軽くふれるだけの操法を5~6分。さらに痛みがなくなりました。最後は、座椅子に座っていただき、左膝診をして、頭に3本置鍼して終了。

何とBさんは両膝をついて、テーブルに置いた署名用用紙に名前と住所を書いてくださいました・・・・あれだけ痛がっていた膝が・・・嘘のようです!

肩の痛みを大腰筋で取る②

山元式新頭療法(YNSA)でヘソを中心にして左膝ならば、左肘。右足親指ならば、右手親指が治療点となります。この治療法則を理解してからは、全ての筋肉には上下で対応する筋肉があるのではないかという考えで治療点を探っています。昨日紹介したガッチリとした体躯(168cm、90kg)のAさん、右肘を引くと右大胸筋の上に痛みが出るそうです。この大胸筋の上部に対応するのが、右大腰筋ではないかと推測しmています。

つまり右大腰筋がゆるむと、右大胸筋の上側がゆるむのではないかという推測です。操体法では、「快高圧」という今昭宏先生が考案された操法があります。これは、狙った筋肉を最大限に伸ばして、屈伸してもらい、その筋肉をそのまま保持することで、その筋肉に圧が加わり血流も良くなり筋肉がゆるむ操法。

Aさんに大腰筋狙いで行いました。結果、右肘を引いた時の右大胸筋の痛みが、

10→2~3となりました。次回の施術でも同様にしてみるつもりです。

肩の痛みを大腰筋で取る①

140才代の男性患者Aさん、初めての来院です。重い物を運ぶことが多いため、ガッチリとした体躯(168cm、90kg)をされています。1ヶ月前、朝起きて肘を後ろに引くと肩の前から胸にかけて痛みがありました。その痛みが今も続いています。そこで、ベッドに仰向けになってもらいます。

確かに右肩と右前腕部が固まっている感じで、右脚が2cmほど短くなっています。そこで、右肩、右前腕部を「痛気持ちいい程度」で押圧すること、3~4分。これだけで、左右の脚がそろい、骨盤が整います。今度は、右肩を上にして横向きになってもらいます。

「下の脚をまっすぐにして、上の脚を90度に曲げてもらってよろしいですか?」

と、右臀部が安定した状態を作ってもらいます。主要なツボを押しながら太ももの外側(腸脛靱帯)を押圧・・・・・?普通なら、必ず痛がる個所。

「どうですか?痛いですか?」

「いいや、全く痛くないです。」

「えっ!・・・そうですか・・全く痛くない?」

「はい。」

多くの患者さんが痛がる個所なのに、全く痛くない。これは、Aさんが普段取っている体勢と動きに関係があると思います。重い物を運ぶ時「足は親指、手は小指」という重心安定の法則で動いていますが、長時間反復すると、「過ぎたるは及ばざるがごとし」大腿部内側に圧力がかかり過ぎているのだと思います。そこで仰向きになってもらいます。

「ここ(大腿部内側)は、どうですか?」

「痛い!」

やはり、ポイントは大腿部内側。特に大きな大腰筋が関係しているはずです。Aさんは、肩の三角筋の前側から大胸筋にかけてに痛みがあるので、その治療個所は、体幹と太ももをつなぐ「大腰筋」と推測します。(つづく)

手技のみ

突然、四国ガスの方が来られ、ガス漏れ探知機の点検をしてくれました。そのため、一階にある鍼灸院に予約時間ギリギリ入室。すると、患者さんは来られており、

「このマンガ面白いですね!借りていいですか?」

施術室兼待合室に置いている医学博士・真弓定夫先生監修の「牛乳はも~いらない」など4冊をお貸ししました。たまに、治療以外の時間を患者さんが持つと新たな発見があるようです。さて、70才代の男性患者Bさん。足のむくみが気になります。

「これからは、鍼灸にこだわらず。色々やりますよ・・・・とりあえず、奥のベッドでカラダの歪みを診ましょう。」

仰向けになったBさん、右脚が2cmほど短くなっています。右前腕と右胸郭が緊張しているので、軽く押圧。すると、Bさんのお腹が、

「グルグル・・・・」

「ほら、反応してるでしょう?」

何とこれだけで左右の脚がそろいました。4~5分の出来事です。その後は、新宿・歌舞伎町でやっていたリラクゼーションの手技で気持ちよく寝ていただきました。

手技を終えたあと、石原結實先生の著書「石原医学大全」のむくみの個所をチェック。

『むくみ=水分だから、尿量を増加させることがポイント。

[対処]  ①ゆで小豆を豆ごと食べる。・・・⑥生姜紅茶を飲む』

Bさんに紹介すると、帰宅時に、

「今日やったこと、次回もお願いします。気持ちよかった。」

と、来週の予約をいただきました。

膝を肘で治す

80才代の男性患者Bさん、20年前から正座が出来なくなりました。そして、両膝痛で来院されました。スポーツマンで、今でもしっかりした体躯をされています。ダンベルを持ち上げ、胸の筋肉もモリモリです。ところが、歩く姿がカクカクしています。それは、仕方がないことです。

今回で4回目の施術です。今年からは鍼灸にこだわらない施術にしていますので、Bさんには、奥のベッドで仰向けになってもらいます。膝の治療個所は、肘です。丁寧に肘の圧痛点をほぐすだけで、膝が緩みます。

「これで、どうですか?歩いてみてください。」

「・・・・・・痛くないです。」

この感じで、施術を進めて50分。

「今、膝の痛みはどうですか?」

「今のところは、ありません。」

さて、この次回の経過報告が楽しみです。

Facebook 一時停止

あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。

と順調に年が明けたはずなのですが、何故かFacebook が一時停止という予想していなかった試練をいただきました。そのため、この文章は一月五日には公開されないことになると思われます。

何故このようなことが起きるのでしょうか?・・・・現在、異議申し立てをしているのですが、段取りが上手く進んでいません。

前向きに、いつものように文章をしたためます。

70才代の男性患者Aさん、3ヶ月ほど前、スクワットをしている時、「ぷっち!」と右膝から音。病院で水を取ってヒアルロン酸注射をしていました。それでも、腫れがありますが、散歩は始めておられます。今回は、2度目の施術となります。

「先生、昨日急に右太もものウラが痛うなって・・・・・」

「あらら・・・そしたら、奥のベッドで仰向けになっていただきましょう。」

と、いつもとは違うパターンで施術することにしました。昨日の痛みなので、しっかり右上腕内側に、同じ痛みがあるはずです。その痛みを気持ちよく押圧で取っていきます。改めて言います、右太ももの痛みを、右脚ではなく右上腕内側を押圧しながら取っていくのです。押圧や皮膚に触れるだけで、右太ももの痛みは、ほぼなくなりました。後は、いつものように頭に5本置鍼して、右前腕にお灸をして終了となりました。

Aさん、1月9日のゴルフのため、明日から練習されるそうです!良い天気になりますように!

クリスマスプレゼント

90才代のご高齢で、今年を最後に施術を終了する女性患者Aさんと、最後のお灸を行いました。Aさんは、幼いころは、カラダが弱かったのでお灸を長年していました。そのため、今でも白い火傷の跡(直径5mmほど)が、脚にたくさん残っています。

当初は、この白い跡を無視して、私が主要なツボにお灸をしていたのですが、途中からAさんが、白い跡を触りながら3カ所指定するようになっていきました。やはり、本能的に感じるものがあるのだと思います。 確かに鍉鍼(ていしん=銀の棒)で押圧するとAさんが、ピックっと反応します。幼いころからの施術が正しかったことを表しています。カラダが弱かったAさんが、90才を超えても元気に暮らしておられるのは、お灸が一因だとも思います。

施術中は、いつもように料理や昔の話で楽しく過ごしたのですが、これで最後だと思うと、しんみりしてしまいました。

「先生、お豆さん差し上げます・・・・ビールを飲みながら召し上がってください・・・長い間、本当にありがとうございました。」

「こちらこそ、本当にありがとうございました。楽しかったです・・良いお年をお迎えください。」

Aさん、素敵なクリスマスプレゼントありがとうございました😊😭

足の冷え

雨が降る日曜日、70才代の女性患者Cさんが来院されました。

「今日は、足首が痛くて・・・・お尻も痺(シビ)れて・・・・調子が良くないです。」

「雨が降るときは、気圧が低いので・・・・どうしても、血流が悪くなります。それも関係していると思います。」

などと喋りながら施術に入っていきます。頭に7本の置鍼をしたあと、Cさんの足に触れると冷たい。

「ずいぶん冷えていますね・・・・」

「そうなんですか・・・でも、私寝る時、布団に入ったら足が暖かくなって・・・・布団に入っても、足が冷たい人がいるでしょう・・・」

と、Cさんは少し他人事のような返事です。冷えがカラダに悪いということを実感してもらいたいので、いつの間にかCさんの冷たい足の指をもみほぐしていました。しばらく、するとCさんの指に熱が・・・

「今、痛かった足首はどうですか?」

「・・・・痛くない!」

Cさん、これから湯たんぽで足を温めるそうです!

手のひらが痛い!

 

3週間前に右肘痛で来院した中学生患者A君。今回は、右肘痛ではなく、バットスイングをすると両手のひらに痛みがあるそうです。そこで、思い出したのは、左右の内踝(うちくるぶし)痛と右膝痛で来院した小学5年生のB君。鍼が怖いB君には、少ない本数で効率よく治療をしなくてはなりません。今回のA君に対しても、B君のような治療が出来ると確信めいたものを感じていました。

内踝の痛いB君には、デルマトーム(皮膚文節)から見た治療点に置鍼しました。デルマトームとは、脊髄から出る左右の頚神経(C)、胸神経(T)、腰神経(L)、仙骨神経(S)の体表における特定の帯状皮膚感覚を担当している区域のことをいいます(写真参照)。B君の場合、L4のデルマトームが膝と内踝になるので、耳の前にあるD点に左右2本置鍼。結果、左右内踝痛と右膝痛がなくなりました。

A君は両手のひらなので、C7になります。A君には、オデコの上にある冠状縫合に見つけた治療点に2本置鍼しました。

「これで、バットを振ってみてください。」

「ちょっと、外に出て振ってみて良いですか?」

と、A君のお父さん。

「はいどうぞ・・・」

2人で看板を照らす光の方へ出かけられました。

「どうだった?」

「痛くないです。」

やはり、若いエネルギーは素晴らしい!もう2本置鍼して終了となりました・・・おしまい。

師走は忙しい!

年末を迎え、掃除や整理で無理をして来院される方がおられます。70才代の女性患者Bさんもそんな患者さんです。ちょうど1年前に同じような症状で来院されています。1年前は左の膝痛でしたが、今回は、右膝、右大腿部、右腰に痛みがあります。

「今日は、奥のベッドで仰向けになってもらいます・・・そこから始めましょう。」

鍼灸治療は行わないと決めました。Bさんは、右脚が左脚より2cmくらい短く縮み上がっています。また、右の大胸筋が凝っているのが分かります。そこで凝っているところを押圧。

これだけで、縮んでいた右脚が1cmほど元に戻りました。後は痛い右大腿部、右腰に対応する右上腕や右肩を押圧すると、左右の脚が整いました。

あとは、右肩を上にして横向きになってもらい、耳のウラにある膝の治療点を軽く触れる操法。これを10分程度すると、膝がずいぶん緩みます。

こんな調子で、全体のバランスが取れたので終了。2日後に来ていただくことにしました・・・・おしまい。