パーキンソン病の原因の一つ

 

パーキンソン病の患者さんを診る時もあります。そこで、「非常識の医学書」という本で、石原結實先生が、書いておられる個所を紹介いたします。

『脳の血流不足で起こるともされる。パーキンソン病は、食べ過ぎがひとつの悪化要因と考えられます。

食べ過ぎると胃腸に血液が集中するため、胃腸以外の脳や筋肉への血液の供給量が低くなります。ですから、食べ過ぎは胃腸に血液が集中するため、脳の血流不足にさらなる拍車をかけ、病気が悪化します。

(中略)

年老いたネズミの摂取カロリーを通常の40%に抑えると、老化により減少していた脳内ドーパミンの量が増えて、学習能力も高まりました。寿命も他のネズミよりも40%も伸びたそうです。ドーパミンの量が増えたのは、ドーパミンの受容体が増えたためであることがわかりました。少食は老化による脳細胞の損傷を抑えるというのです。

(中略)

パーキンソン病ではドーパミンの分泌量が減少していますので、何とかその受容体を増やしてあげることが大事なのです。

(中略)

このほか、最近では患者さんには体を温め、脳の血流を良くするための漢方薬「抑肝散」が処方されることが多いようです。少食と運動を心がければ、たとえ難病といわれても、症状が改善することが少なくないものです。』

また、石原結實先生のYouTubeでは、「葛根湯」がパーキンソン病に効くともおっしゃっています。