20才代の男性患者Bさん、右腰背部に張りと痛みがあります。バレーボールを趣味にしており、右利きでジャンプして右腕を振り下ろす動作を頻回にしているはずです。そこで、私がBさんの後頭部を手で軽く押さえ、ゆっくりとおじぎをするポーズをとってもらいます。
「これで、どこか痛いところありますか?」
「ここ(肩)が痛いです。」
「ううん・・・そしたら、ここ(肩)を押しますね。」
と、おへそを中心として、腰背部と対角に位置する肩の圧痛点に、指圧のような筋膜剥(は)がしをします。
「これでどうですか?」
「・・・あれ!良くなってます。」
もう一度、Bさんの後頭部を手で軽く押さえ、ゆっくりとおじぎをするポーズをとってもらいます。
「これで、痛いところありますか?」
「・・・今度は、左の肩の方が痛みます。」
「左も使っているから、痛みが出てきて当然ですよね。」
今度は、左肩の圧痛点の筋膜を剥がします。ついでに右肩も・・・・
「これで、どうですか?」
「全然痛くないです。」
で、終了。