足の治療点

長年、足の治療点を模索してきましたが、確信を持ってきました。それで少しずつ発表していきます。

なぜ、足なのか?理由は簡単です。頭にあれだけ治療点があるから、足ならばもっとあるという素直な思いからです。運動会の綱引きでは、アンカーと呼ばれる一番後ろの人が、一番の力持ち。これと、筋膜の流れは同じです。頭と足が筋膜の流れに大きな影響を与えると考えたのです。

ちまたでは、足ウラマッサージなどで、反射区として内臓とのかね合いを謳(うた)っていますが、東洋医学として学ぶ経穴は、3つしかありません。食中毒に効く裏内庭(うらないてい)、不眠に効く失眠(しつみん)、腎経の大切なツボ湧泉(ゆうせん)だけです。2000~3000年前の中国では、足ウラは不潔で硬くて治療点を見出せなかったと勝手に思っています。反射区という色眼鏡は完全に無視して、筋膜の流れを元に推測し、患者さんの感覚を大切にして見つけていきました。

上腕診に全く反応ない患者さんに対応するため、偶然、膝診を見つけ学会で認めていただきました。この膝診がキーとなり、足の治療点が見つかりました・・・・今日は、ここまで!