舌2

ロシア土産の定番の「マトリョーシカ」は、5体~10体組の大きさの違う同じ形の人形が入っており、1番小さな人形だけは、空洞になっておらず核になっています。これこそ「自己相似(フラクタル構造)」の象徴です。

人間のカラダにも様々ところに「自己相似」が現れています。高麗手指鍼(こうらいしゅししん)として知られている韓国の鍼治療では、親指と小指は下肢、人差し指、薬指を上肢、中指を頭から仙骨までの脊柱、手のひらを体幹内側(腹部)、手の甲を体幹(腰)と捉えて手に置鍼してカラダを治します。

カラダにおける舌は「マトリョーシカ」の1番小さな核の人形になるように思います。その舌先を口腔の上奥に動かすと、カラダも舌と同じような動きをします。この舌先に位置しているのが、蝶形骨。蝶形骨の骨底は、ヤジロベーの支点の格好をしています。蝶形骨の上には、脳幹が乗っています。脳幹は生命維持装置といわれる最重要臓器です。その蝶形骨から頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨とつながるヤジロベーとなっているのです。

この絶妙なバランスがさまざまな動きを作り上げてくれています。ミラノ・コルチナ五輪で、スキーの演技を見て驚いたのは、写真でもお分かりのように、絶妙なバランスを瞬時に取っていることです。

凄いなぁ~人間のカラダってと思うのです。

 

胆経じゃ!

 

70才代の女性患者Aさん、3日前スーパーで品物を取り上げカゴに入れようとした瞬間に左脇腹を痛めてしまいました。左脇腹をかばっていると、右重心になり右ソケイ部も痛くなりました。寒い冬、血流が悪くなっている時、チョットした動作がきっかけとなり、「ギックリ◯◯」になることがよくあります。

Aさんは鍼治療ではなく、足へのお灸治療がメインなので、今回も足を中心の治療をすることにしました。いつものように膝診をすると、普段より膝ウラに痛みがあります。今回はお灸ではなく、靴下を履いたまま押圧で治療することにしました。

指先やカカトに見つけた治療点を押圧していると、膝ウラが緩んでくるのが分かります。そんな治療をしていると、「あれ?・・・・これ胆経じゃ!」と思いつきました。

胆経とは、側頭部から肩、脇腹、脚外側、第4趾まで流れる経絡です。この中で「足臨泣(あしりんきゅう)」という重要なツボがあります。このツボに軽く中指を触れるだけの治療です。

「お腹がゴロゴロいってる。」

「そうですね・・・つながっているから。」

「触れてもらってるところ、熱くなってきました。」

「あああ、触れるだけでそうなるんですよね・・・」

などと話しながら治療を続けるのですが、今回は一度で良くなるということは出来ませんでした。しかし痛みは確実に軽減した様子でした。古来からの叡智(えいち)を使わせていただく事に改めて感謝いたします。

次のステップ

 

最近、筋膜はがしや操体法を鍼灸と同じように併用しながら施術していますが、なかなか好評のようです。

開業当時は、操体法を中心として施術を行なっていたのですが、あじさいの杜鍼灸院と名乗っている以上、鍼灸だけで独立した治療をすべきだと考えました。そんな折、山元式新頭鍼療法(YNSA)と出会い、YNSA でどれだけやれるかとチャレンジするようになりました。その期間中、私なりの施術法を開発できました。

ですから、これからは再び操体法とYNSA との融合が私なりに出来ます。開業10年目にして、次のステップになりそうです。

舌を考える1

蝶形骨目指して、舌を口腔の奥の上部に突き上げると、舌の動きに相似してカラダも動きます。舌骨というノド中央部に浮いている様な、唯一関節を持たない骨から伸びている舌。この舌は大変重要な筋肉です。

赤ん坊として誕生した瞬間、舌が飛び出して呼吸が出来るようになり、生を終える時、舌は徐々の縮(ちじ)こまり呼吸を終え死にいたります。

つまり、舌はその人そのものとも言えるかも知れません。この舌の動きは、関節を持っていない舌骨(頸椎3番付近)から伸びる自由なものであり、脛椎3番付近は、上を向くとよく曲がりやすく舌を上に上げやすくなります。

この姿が、カラダの相似形(フラクタル構造)と考えます。

今日は、ある患者さんに蝶形骨を説明し、実際に舌を使って蝶形骨に触れるような動きをしてもらいました。納得していただいたように思います。(つづく)

蝶形骨操体法

(むらさき色が、蝶形骨です)

 

本日、プラスチック製頭蓋骨が、バラバラになった模型として届きました。それを組み立てながら、蝶形骨の位置を確認していきました。

当初は、外から蝶形骨に触れることが出来ると思っていたのですが無理です。ただし、側頭骨、頭頂骨、前頭骨、頬骨らと縫合で繋がっているので頭蓋骨に触れるだけで、間接的に繋がると思います。

また、口腔の奥に位置しているので、舌を突き上げることで触れる感覚が出来ると思います。つまり、舌で口腔奥を触れながらカラダを連動し、気持ち良ければ蝶形骨への操体法になります。

以前から舌の操体法を思案していたのですが、これで一ランクアップの「蝶形骨操体法」が出来そうです。これから、私のカラダを通して実験してみます。」

蝶形骨の続き

前日述べた蝶形骨を、いま一度紹介します。

『蝶形骨は

  • 前:前頭骨
  • 後:後頭骨
  • 横:側頭骨
  • 下:上顎骨・口蓋骨

など、ほぼすべての頭蓋骨と関節します。だからオステオパシーでは「蝶形骨が動けば、頭蓋が動く」と言われます。』

とあります。ではこの蝶形骨を自分で動かす方法はあるのか・・・・あります。

まずは、仰向けになります。そして、左右どちらかの足を、反対の足に乗せ、ゆっくり外旋(外側に回します)するのを、下の足がゆっくりと力まず止めると、カラダは徐々に連動して仙骨、脊椎、そして蝶形骨と動いてきます。これを、気持ちよく味わうだけでカラダの歪みが取れてきます。

昨日から、患者さんに試していますが、いまのところ、成果が出ています。今後が楽しみです。

蝶形骨

先日、オステオパシーの施術を受け、蝶形骨に興味を持つようになりました。蝶形骨は、頭蓋骨の真下にある蝶が羽を伸ばしバランスを保っているような、繊細な骨です。この蝶形骨についてチャットGPTから抜粋します。

『名前の通り、正面から見ると蝶の形。

主な構造:

  • 体部:中央(トルコ鞍がある)
  • 大翼:左右に広がる大きな羽
  • 小翼:上側の小さな羽
  • 翼状突起:下に伸びる脚のような部分

👉 見た目が「ヤジロベー的」。

2️⃣ 位置:頭蓋の中心・交差

蝶形骨は

  • 前:前頭骨
  • 後:後頭骨
  • 横:側頭骨
  • 下:上顎骨・口蓋骨

など、ほぼすべての頭蓋骨と関節します。だからオステオパシーでは

「蝶形骨が動けば、頭蓋が動く」

と言われます。

3️⃣ 中枢との関係:超重要

蝶形骨の真上には:

  • 下垂体(ホルモン司令塔)
  • 視神経の通り道
  • 内頸動脈
  • 海綿静脈洞

があります。

👉 形の歪み・緊張は

自律神経・内分泌・感覚に影響しやすい。

4️⃣ 身体全体とのつながり

蝶形骨は単なる「頭の骨」ではありません。

  • 硬膜を介して仙骨と連動
  • 顎関節・咀嚼筋と深く関係
  • 目・耳・鼻・歯・舌のハブ

つまり:頭 − 顔 − 骨盤 − 全身をつなぐ中継点。』

今まで、なんで蝶形骨に気が付かなかったのだろうと、後悔しつつも積極的に学ぼうと思っています。

オステオパシー体験

昨日は、オステオパシー達人の施術を受けました。脊柱の歪みから、内臓(私の場合は、左腎臓と肝臓に問題あり)の状態、気流れ、頭蓋骨内部の歪みまでも、把握できる能力に驚きました。それらを、優しく触れながら正していくのです。

アメリカ、ペンシルベニア州のステイトカレッジという都市で、1度だけオステオパシーの施術を受けたことがあるのですが、今回の施術とは比べものになりません。

どのようにして、この技術を身につけたのか、次回お会いした時に伺おうと思います。

柑平(かんぺい)

興居島のみかん農家さんは、繁忙期です。伊予柑の出荷と柑平(かんぺい)の摘み取りが重なって、家族三世代でやっておられところもあります。そんな時期、柑平というみかんをいただきました。

生まれ始めての食べ物です。

まず、皮を剥きます・・・・チョコチョコ剥きながら、みかんの袋を触ると、ツブがしっかりしているのに驚きました。そして、口にいれると、

「甘い!そして、みずみずしい!」

と、感動・・・・・一気に食べ切ると・・・

「酸っぱさが残って、気持ちいい!」

と今まで体験したことのない複雑だけど単純、単純だけど複雑な味でした。来週、柑平を下さった80才代の女性患者Aさんには、食レポをしておきます!

愛媛に生まれて良かった!

オステオパシーってご存知?

 

本日は、東京から来られた施術家の施術(オステオパシー)を受けることになりました。東京医療専門学校(現在は、東京呉竹医療専門学校と校名変更しています)時代の同級生が、著名な施術家となり、わざわざ東京から出張治療で松山に来られました。

その治療を受けるので、友人の治療所に伺ったのですが、1時間早く来てしまい、近くの喫茶店で時間を過ごしています。

そこへ、友人と施術家が入って来られたので、少しややこしくなったのですが・・・文章を書くことにします。考えてみると、普段は鍼灸院に閉じこもっているので、喫茶店に行くことは全くありません。松山市内の喫茶店に入るのが新鮮。

私は、1日1食なので、リンゴジュースをオーダーし、まだ時間があるので紅茶もオーダー。砂糖はてんさい糖、透明ガラスのコップは2重になっているので保温性アップ⤴️。コップの表面に触れると熱くないのに、紅茶が熱い!よく出来ています。

「佐伯さん、多田先生に習っておられたんでしょ?」

「・・・吉祥寺の合気道の先生?そうそう。ちょっとの間だったけど・・・」

友人が、突然話しかけてくれました。友人は、最近多田先生の本を購入し、その素晴らしさに感嘆されたそうです。

「そうよ、あの先生凄いんよ!」

と言うだけで精一杯。合気道いいなあ!で、これから施術を受けます!?