膝診について

これは、何も気をてらって始めたのではありません。上腕診(肘内側横紋周辺の触診)では中々圧痛点を見出せなく、困っていた時に操体法の原点に帰って膝を探りはじめたのです。

操体法では、膝蓋(ひかがみ)という圧痛点を探る診断法があります。その圧痛点消失の操法は、色々あるのですが、最も多く行われているのが、患者さんにつま先をスネまで上げてもらって、脱力をする方法です。これで、膝ウラの圧痛点が消失します。

ただ、操体法ではこの方法が、自律神経を整えるとは、明言してないように思います(していれば、私の勉強不足です・・・申し訳ありません)。山元式新頭鍼療法(YNSA)では、上腕治療で自律神経を整えるとしており、また肘=膝という考えがあります。そのため、ごく自然に膝診が生まれてきました。

20年間芸術活動をしていたので、どうしても新しいことを思いついたり、作ったりしてしまう性(さが)があるようです。