カタバミとミツバチ

70才代のご夫婦が午前中に来院されました。ご夫婦は無農薬農法を何十年もされているので、私の師匠です。今回は、大根、白菜、キクナ、ミズナをいただきました。ありがとうございます😊

「ブロッコリー、元気がええ・・・レタスは、外側の葉っぱから少しずつ取っていけば、長持ちするけん、やっとおみなさい。」

「なるほど!分かりました。やってみます・・・・このカタバミ・・引き抜いて腐葉土にしようと思っています。」

「カタバミは、ミツバチに刺されたら効くんよ。お父さんが刺され、倒れた事があったんじゃけど、カタバミを潰(つぶ)してお汁をつけたんで、命拾いじゃったんよ。」

「・・・・ワシは、よう覚えておらんけど・・・・父親がミツバチに刺されて倒れたことがあるけん、似とるんじゃろな。」

ミツバチの毒にカラダが反応する人もいるのです。調べてみると、『ミツバチの毒には、他のミツバチを引き寄せて攻撃を促すフェロモンが含まれています。そのため、一度刺されてしまうと周囲のミツバチも一斉に襲いかかってくるので非常に危険です。一匹一匹の毒性こそ高くないですが、大勢のミツバチに何度も刺されるとアナフィラキーショックで死にいたるケースもあります。』とあります。

また、カタバミについて調べてみると、

『カタバミは酢漿草(さくしょうそう)という生薬で消炎、解毒、下痢止めなどの作用があります。 民間薬としては、絞り汁が皮膚病や虫刺されに有効とされます。 また、カタバミが多く含むシュウ酸は銅のサビを取る効果があるので、十円硬貨をカタバミの葉で磨くとピカピカになるようです。』

早速、10円玉をカタバミの汁でみがくと、あっという間にピカピカ。いい勉強になりました。