大沼理論と操体法

(赤いラインが腸管膜根)

60才代の男性患者Bさん、スポーツジムで速度の速い歩行器で歩きすぎて、両膝が痛いそうです。そこで、ベッドに仰向けになってもらいます。大沼四廊先生がおっしゃった通り右脚が縮み、左脚の方が2cm長くなっています。これは、腸管膜根という小腸を支えている部位が縮んでいるのが原因です。右ソケイ部を触るとやはり、痛みがあります。そこで、私が軽くBさんの右脚を引っ張り、長い方の左カカトを軽く踏み込んでもらいました。

 

 

「ああ、これで脚の長さは整いました・・・・ここ(ソケイ部)痛くないですか?」

「痛くないですね。」

「そしたら、ちょっと歩いてみてください。」

「・・・・あれっ?痛くない・・・・・昼間歩きよって、右側にヒョコヒョコと倒れる感じやったのに・・・・普通に歩けて(膝が)痛くない。」

大沼四廊先生の理論で操体法を行うと、カラダがもっと素直に動くのかも知れません。そこで、Bさんには、万能ゴムバンドで両脚を巻き込んで一気に血液を流す治療も行いました。これからの私の治療法は、骨盤修正がまず最初になっていくでしょう。そして脊柱を正す、その後山元式新頭鍼療法。

今月も、19日には大沼四廊先生のセミナーに行きます。どのような展開になるのか楽しみです。