アレルギーの原因

森下敬一先生の「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」からの抜粋です。妊娠中の女性は特に読んでいただきたいと思います。

『アレルギーの原因となる牛乳、卵

また、肉と同列に並べるのは酷かもしれませんが、できれば避けたいのが牛乳や卵です。牛乳は、肉と同様に動物性タンパク質食品です。腸内バランスを崩して、血液を汚すだけでなく、タンパク質のカゼインが、血液中に異種タンパク質として入り込んでアレルギー体質の原因となります。異種タンパク質は、人体のタンパク質とは、異質のタンパク質のため、過度の免疫反応を引き起こすことがアレルギーを生むのです。

乳酸菌が含まれるヨーグルトは身体に良いのですが、牛乳から作られるためにアレルギーを引き起こす引き起こすことがあります。このため、アレルギーの心配がない米粉で作られたヨーグルトもあります。これは動物性タンパク質の悪影響を受けません。米を主食とする日本人のためのヨーグルトといえます。卵のタンパク質も、腸の中で処理がうまく行われません。生卵の場合は卵白が腸壁をとって、そのまま血液中に入り込んでしまうため、アレルギー体質やガン体質を作りだしてしまいます。

このほか、肉、牛乳、卵などの食品になる牛や鶏の飼育の際に、抗生物質その他の薬剤の混入された人工飼料が与えられるのも見逃すことができない問題です。こうしたことから、肉、牛乳、卵は病気を引き起こす食品の代表格といえます。

特に、妊娠中の母親が肉、牛乳、卵を摂りすぎることは、胎児に多大な悪影響を及ぼします。動物性、タンパク質食品は、血液を汚しますが、女性や子供には、いっそう強く悪影響が現れるのです。たとえば、重症黄疸を発症した新生児は、「イエロー・ベイビー」といわれます。この黄疸を引き起こしているビリルビンという黄色い色素が、血中に病的に増えると脳神経にまで達し、ビリルビンの悪影響で、新生児が脳性麻痺を起こしやすくなるのです。

この重症黄疸の原因は、母子の血液型不適合によると説明されます。しかし、実際は血液型不適合による重症黄疸は全体の12%程度に過ぎません。大多数は、母体の肉食過剰による血液酸毒化 (アシドーシス)が原因となっているのです。こうしたイエロー・ベイビーを防止する人にも、妊娠期間中は動物性、タンパク質食品をできる限り避けることが大切です。』