お金のなる木

玄関先に「お金のなる木」が2鉢、花を咲かせています。患者さんからの頂き物です。患者さんにとって大変愛着のあった木だったのですが、かなり大きくなり、室内に入れるのが大変になったので、私があずかることになったのです。私は台風と大寒波が来る時以外は、全く移動していないのですが、立派に花が満開となりました。去年も満開で2年連続続いています。

(私の師匠・加藤直哉先生がよしりんと対談されています)

水やりも全くせず、ただ置いているだけでお花が満開の「お金のなる木」・・・・今年こそは、商売繁盛となりそうな予感!友人がやってきては、

「すごいのう!よう咲いとるのう・・・・うちの木は、花咲かんのに・・・・どやって、育てよるん?」

「・・・・何もせんのです・・・・・水をやったこともないし・・・・あああ、1度移動させよった時、葉っぱがボロボロ落ちて半分近く無いなったことがあったんですが、それが良かったんですかね~~。」

と、曖昧な返事しか出来ないのです。そこで、ウキペディアで調べてみました。

「金のなる木の花を咲かせるコツは、苗を成熟させ、夏の間(梅雨明けからお彼岸までが目安)の水やりを控えることです。

葉っぱの水分が減っていくと葉っぱがシワシワになってしまうのですが、心配はいりません。この時期に水をたくさん与えてしまうと花よりも葉っぱの成長に養分を使ってしまうので、そこは我慢してみましょう。

お彼岸が過ぎて水やりを再開すると、葉っぱがプリプリになってきます。冬の間は霜があたらないように注意しながら、日中は外に出して日にあてるのがおすすめです。苗が成熟したかどうかを見極めることは難しいのですが、もし条件が揃っていれば1月以降から花が咲き始めますよ。」

とあります。ということは、台風の時期、室内に入れようとした際、葉っぱが、崩れるように落ちた結果、葉っぱに行くはずの養分が花に行ったようです。しかも、愛媛松山は、雨が少なく多肉植物の「お金のなる木」には都合の良いところで、当院の玄関先の日当たり状態が良かった結果、1月から咲き始め、満開の花となったようです。

ポイントは、「夏の暑い時期葉っぱがシワシワになっても、水をやらない」「シワシワ葉っぱがポロポロ落ちたくらいの方が、花に養分が行く」の2つのようです!