40才代の男性患者Bさん。左腰、左肩、左足首内側、右肘が痛くて来院されました。週に1~2回のペースで治療を受け、右肘以外は順調に良くなりました。高校、大学と野球に没頭し、現在もソフトボール、硬式野球、軟式野球をしておられます。全身が筋肉の固まりのガッチリした体躯の方です、と以前ご紹介した患者さんから色々なことを教わっています。
その前に、Bさんの左腰、左肩、左足首内側、右肘の痛みですが、ずいぶんと良くなり、今日は背中から腰にかけて特に右側に張りが気になるたそうです。そこで、右耳の外側と内側に1本ずつ2本の鍼を刺しました。
「これで、どうですか?」
「・・・・・あれ?ゆるみました・・・・不思議ですね。」
ということで、今回は治療を終了しての野球談義となったのです。Bさんによると、最近の内野守備では、正面でボールを取らなくなっているそうです。例えば、サードの守備をしていたとしましょう。正面にゴロのボールが飛んできた・・・・普通なら、左のグラブを広げてすくう様に取って、右手でボールを取って投げます。ところが、最近では、ボールの正面には行かないで、グラブをシングルキャッチできる位置、つまり、やや1塁側に寄って右側で取るようにするそうです。
理由は、ボールを取ってからスムーズに投球出来、ランナーをアウトする可能性が高くなるからです。野球は確率のスポーツですから、これは理にかなっていると思います。皆さんはどう思われますか?