がんばっていきましょい

「がんばっていきましょい」という実写映画と、アニメ映画のモデル・松山東高校女子ボート部が、宿敵・今治北を抑えて堂々の1位(愛媛県高校総体)。去年の3年生は、大柄な体格の部員がいて全国第二位という素晴らし成績を納めました。今年は、小柄な選手ばかりなのですが、4人+1人の調和力が素晴らしく見事な勝利でした。

数週間前、琵琶湖で西日本ナンバー1を争う大会で、このチームは優勝。東日本と西日本では、西日本の方がレベルが高いそうです・・・・ということは、日本一に最も近いチームが、松山東ということになります。

ボート部とは、去年のメンバーから施術をする機会があります。我が子のような気持ちで応援しています・・・東高校、がんばっていきましょい!

アク取り名人

90才代の女性患者Bさんとは、お灸をしながら世間話をします。昔話から始まり、料理方法を私に教えてくれるパターンが多いのですが、今回は、お料理をいただきました。

それが、上品で美味しいのです。大阪や京都の美味しい料理屋に足繁く通っていたのがよく分かります。高級レストランで忙しい時には、お手伝いをしていたのですから、Bさんの料理にたいするこだわりは、大変なものです。レシピをしっかりコピーし無駄のない効率的な方法を教えてくださいました。

戦前戦中を過した方は、食べ物を大切にされます。Bさんは、シイタケ、煮干し、昆布で作った出汁は常に冷蔵庫に入れ、料理に使います。また、煮込み料理には、とじ蓋としての「アク取り名人」という商品が最適だと教えてもらい、ついには、その商品をいただくことに!

早速、大根とアカエイの煮込みを作ってみようと思います。Bさん、ありがとうございます!

海ぞうめん

興居島で、車の助手席に乗り窓の外を眺めていると、中年の女性が海辺で何やら収穫しているようです。

「あれ?何を取っているんですか?」

「あ~、あれは海ぞうめんを取ってます。」

「・・・・・」

「あれは・・・・・オオモズクちゅうて、いいます。」

「私は、海藻類は大好きです・・・・興居島は、いいな!羨ましい!」

などと話しながら治療をするお宅まで移動し、80才代の女性患者Aさんをしっかり治療し終えると、

「先生、海ぞうめん食べる?」

「えっ!そりゃあいただきます!」

近所の人から戴いた海ぞうめんをAさんは、5分ほどで料理し、私に出してくれました。緑色の太めのそうめんが、ピカピカ光っていました。そして、その美味しいこと、めんつゆと上手くからまり最高のノド越しです。

「こんな、感覚初めて・・・・いや、とにかくうまい!」

思わず言葉が飛び出しました。興居島、最高です!

水飲むな!

我が家には、モモという美人(美猫というべき?)のメス猫がいます。野良猫で人に虐げられた経験があるようで、人嫌いのようです。でも、何とか我が家に居着いてくれました・・・・で、モモの水飲みを見ていて思うことがあります。

人以外の動物の多くは、舌で水を吸い上げるように飲みます。そのため、あまり多くの水を飲むことが出来ません。ましてや、野生の動物は水飲みをしている姿勢が、最も襲われやすいので、長時間飲むことは出来ません。

ところが、人間だけは手に持ったコップの水を一気に飲む早技が出来るのです。これって、動物としては有り得ない行為・・・不自然なことかも知れません。

私が高校で野球をしている時「水を飲むな!」が常識でした・・・・・今では、あんなバカなことをよくしていたな・・と、皆さん思っておられるはずです。熱中症対策のため、今は「水を飲みましょう」が常識です。

はたして、どちらが正しいのでしょうか?

私は、「水を飲むな!」にやや軍配をあげるかも・・・・「水を飲むな!」という教えは、多分、戦中の軍隊の命令だったのだろうと推測します。貴重な水はガブ飲み出来ません。その教えが体育会系には伝統として残っていったのでしょう。しかし、水を飲まない体育会系に死者は出ていないはずです。みんな、どこかでほど良く水を飲んでいたはずです。

これくらいが、動物の水摂取量として最適なのかもしれません・・・・これは、愛猫モモからの教えです。

 

竹取り物語

何と恵まれた場所なんでしょう!

裏山(権現山:標高117m)の入り口近くにある公の道に竹が生えているのです。ここは、誰も通らない場所。そこで早速、竹取りをしてヒマワリの支え棒を作りました。

今は、竹を切るには最悪のシーズン(水分が多い)なので、この竹は今回のみの使用となるはずです。秋から冬にかけての水分が少ない時期が竹取りには向いています。この場所には小さなタケノコが生えているので、冬までには大きくなっているはずです。来年以降のヒマワリに備えて、冬場の仕事が見つかりました!

最近の鍼

最近、患者さんから「痛い!」という声を聞くことが多くなりました。そうなんです、私の鍼は痛いのです。こう書くと、患者さんが逃げて行く・・・・かも・・・しかし、よく効きます!

なぜ痛くなってきたか・・・・理由の一つに「筋トレ」があると思います。以前の私は、筋トレなんて自然界の動物がしていないのだから必要ない、柔軟性があれば十分だと思っていました。ところが、石原結實先生の「石原医学大全」を読み筋肉がなぜ必要か分かりました。

これは実に簡単です。体重の40%は筋肉、その内の70%がヘソからしたの下半身。つまり下半身の筋肉が体全体の28%を占めて、しかも筋肉にある毛細血管が血液を貯蔵しているという事実を知ったのです。老いて衰えた下半身は血液を貯蓄できなくなり、血液が上半身に回り高血圧になるのです。

そのため、様々な筋トレを始めました。その一つに相撲の「てっぽう」があります。毎日、松板でできた分厚い壁の入り口に200回。これを始めてから、ヘソ下の丹田がしっかりしてきたように思います。そのため、「痛い鍼」になっているようです。0.25mmの直径の鍼を介して私の丹田から患者さんのカラダに電気を送っているのです。この時、コラーゲンで構成されている筋膜が電線となるのです。

私自身を鍛えることで、患者さんの健康維持に影響を与えることができる・・・素晴らしい仕事に感謝です!

気まぐれ作品

当院のトイレに入ると、ジャコメテイーの作品を感じさせるオブジェが立っています。これは、当院のアイドル「ちいちゃん」が、作ったものです。ちいちゃんとは、セキセイインコ(♀)です。

飛ぶことを知らず、毎日クチバシと足を使って、ヤモリのようにカゴの中をはいずり回って、時に止まり木をかじって遊んでいます。院内に流れる音楽に合わせてはさえずっているちいちゃんの気まぐれな作品。

気に入ってます。

これが自然

先日、ご紹介した近くにあるパン屋さんは、「ろばのパン屋」の前身で修業したパン職人。愛媛県は、日本で2番目にパン屋さんが多くあるそうです。その基礎を作ったパン職人さんです。そのパン屋さんに、食パンを買いに行きました。

「食パン、150円分お願いします。」

「5つ切りと4つ切りが、あるけど、どうします?」

「4つ切りでお願いします。」

ということで、本来なら450円の長い食パンをカットして150円で買うことにしました。そこで、ジブリに出てくるような店主が、長いカタマリの食パンの端(はじ=パンの耳)を切り取り、特別の機械で4つ切りしてくれます。優しい店主は、

「(切った)パンの耳あげましょう!」

と、パンの耳をまじまじと見て、

「今日作ったパンじゃけど、湿度があるんで、カビができとるけん・・・・」

と、パンの耳は頂けませんでした。添加物を入れないで作ったパンは、湿気が多いとその日でカビが出来るようです・・・・これが、自然。

これヨモギ?

「鉢にヨモギを植えて畑に置いたんじゃけど・・・_」

「えっ!これヨモギ?・・・・違うと思うなあ・・・・」

「えっ!ホント?」

海外で農業指導を長年していた60才代の男性患者Cさんが、思わぬ言葉を発してくれました。そこで、グーグルを使って調べてみると、どうやら欧州ヨモギと朝鮮ヨモギを鉢に植えていたようです。そこで、思わずヨモギハンドブック (新書 – 2023/4/21 山下智道 (著) 4.3 5つ星のうち4.3 )をアマゾンで購入予約してしまいました!

『国内で見られるおもなヨモギ44 種類を掲載。一見似ている種類が多いヨモギ類を、葉と頭花の特徴で見分けられるように編集。識別だけでなくその種の個性、いわば「草となり」を、著者が実際に観察した経験から紹介。

食用や薬用、神事や魔術など、ヨモギと人の暮らしとのさまざまな関わりについても、豊富な情報を盛り込んだ。』

知らないことばっかりです・・・・参った!

イラストにする

駐車場と畑(駐車場に石垣を積んで畑にしました)には、さまざまな雑草が生えています。当院周辺は、アスファルトとコンクリートの空間なのですが、ここだけは、土がたっぷりあるので、自然豊かなのです。目の前には権現山(117m)があり、低山登山が簡単にできます。そんな環境が影響しているのか、雑草の種類が多いようです。その中にチョット気になる草があったので調べてみました。

アリウムトリゲトラム

アリウム・トリケトラムは、ヒガンバナ科アリウム属の多年草(球根植物)で、葉や茎はニラの香りがします。アリウム類の中では開花時期が早く、春から初夏にかけて、釣鐘状の白地に緑の筋が入った美しい花が無数に開花します。和名の三角葱(ミツカドネギ)は、花茎の断面が三角形であることにちなみます。

とあります。覚えかたをイラストにしたので覚えやすいですよ!