白い鉛筆

興居島は、ちょうどサクラが満開です。その下にあるベンチで一休み。

「とくとく、とーく、とくしまる・・・・いどースーパーとくしまる」

という軽トラの移動スーパーが、大きなスピーカーで歌いながらお決まりの場所で、お客さんを待っています。私がいる由良公園の正面には、公民館があり、由良地区の中心部にあたります。もう5分ほど経つと、ここにある10個のスピーカーからサイレンがなり、正午をお知らせします。それを合図に私は次の仕事に出発です。

「ウヲ〜〜〜〜・・・・・・・・」

聞こえました、さあひと頑張り!

(中略)

「あれ?白い鉛筆がない!」

「先生、普通の鉛筆じゃいかんのう?」

「いかんのよ・・・・コレ(タブレット)に書くやつじゃけん・・・・あれ?◯◯さんちに忘れたかもしれん。電話してみるけん。」

・・・・・・

「ない、先生ないよ!」

ということで、慌てて公園に直行すると、ベンチの上にチョコっとたたずむ白い鉛筆を発見!ボケが来ている?・・・・「イヤイヤ、小さい時からこうじゃった!」と強がる私!