私が高校野球をしていた50年以上前、「水を飲むな!」と言われ続けていました。そして、猛暑が毎年続く昨今、「水を飲め!」に変わりました。そして、水を飲むことが健康法として浸透しています。
そこで、一石を投じます。
「水を飲むな!」と言われた当時、人に気づかれないように陰で水を誰しも飲んでいました。その程度の水が適量だったのかもしれません。当時、水不足で死んだという話をきいたことはありませんでした。
話変わりますが、我が家に猫がいますが、水を飲む量は非常に少ないのです。なめる程度です。猫をはじめとする動物は四つ足で歩くため、舌が下がり水を一気に多く飲むことは出来ません。舌で水を吸い上げながら少しずつカラダに入れていきます。そのため、水の摂取量は少なくなります。これが、動物としての適切水分補給量のような気がします。
二足歩行を始めた人類だけは、口を上に上げ、水を流すように飲むことが出来ますが、この行為そのものが、動物として不自然な行為のように思えてきます。そのため、50年前の「水を飲むな!」という言葉は、動物としての生き方を指摘してくれていたのではないかと思うようになってきています。