「石原医学大全」を読み返して、筋肉の大切さがやっと理解できました。実をいうと今までの私は、柔軟性が一番大切で、筋肉強化なんて・・・・と、筋肉強化をないがしろにしていたようです。
ワインを飲みながら院内に飾ってある大学時代の私のバッテイングフォームの写真を見つめています。当時のことを、ボチボチ回想してみます。
当時の私は170cm、70kgで、上半身に筋肉があったのですが、走ることが嫌いだったので、下半身が細いのです。当時の私はフルスイングしかしない打者でした。打席に入ると、「1、2の3」で直球だけを待ち全力で振りました。
万が一当たると、「ホームラン」という気持ちでバッターボックスに入っていました。それで、当たる訳はありません。それでも、フルスイングをしていました。少々下半身が弱くても、何とか支えてくれていれば、背筋力(当時、210kg)で飛ばしてやると思っていたようです。
握力は弱く(当時40kgくらいだったと思います)ても、何とかなるとフルスイング。これは、高校時代の野球に対する反発からきたようです。高校では、ふた握りバットを短く構えて、来たボールを当てるだけの練習をしました。そのため、ほぼ毎試合ヒットを1本は打てましたが、2塁打以上の長打を打ったことはありませんでした。
それが、大学野球部で「佐伯、金玉をハサめ!」というバッテイング極意を教えて下さった先輩の一言で、ホームランが打てるようになったのです。それからは、フルスイング。
で、何の話でした?・・・そう筋肉!私は70才になってしまいましたが、これから死ぬまで、筋トレをします。なぜなら、体の40%は筋肉。しかも、その70%は下半身。つまり体の28%は、下半身の筋肉で構成されており、そこに毛細血管を介して血液を蓄えているのです。その下半身が衰えると、血液は上昇し高血圧になっていくのです。
下半身の筋肉を鍛え、しっかりした血液貯蔵庫を作りましょう!