「先生の畑の近くに、みかん畑なんかあるん?」
先日の80才代女性患者Aさんとの会話の続きです。
「いいや、ないけど・・・」
「そりゃあ~ええわい。ここらは、みかん畑が近いけん消毒するじゃろ・・・それがね~流れてきて無農薬にならんのよ。それに、最近はイノシシが増えて、私の知り合いなんか、収穫する直前に全部食べられて、『もうやらん!』ちゅうて言よる。あれは、釣島(ツルシマという隣の島)から泳いできたそうじゃね。困ったもんよ。」
「ウチあたりは、今まで田んぼじゃったところも、駐車場になってしもて・・周りはコンクリとアスファルトだらけじゃけど、となりの山までは、イノシシが来とる。けど、道路沿いの車が多いところじゃけん、イノシシは来ん。そこで駐車場に土入れて畑にしたんで、ウチの一画だけ自然が保たれとるんよ。ホントにラッキーじゃわい。」
「先生、それはええわい。」
「最近、野菜が高かろう?今年は、ダイコン、ニンジン、枝豆、玉ねぎ、カボチャを植えたんよ。カボチャは2苗だけじゃけど・・・」
「2苗あったら、十分できらい!」
などと、話はつきないのでした・・・・おしまい。