最近、患者さんから「痛い!」という声を聞くことが多くなりました。そうなんです、私の鍼は痛いのです。こう書くと、患者さんが逃げて行く・・・・かも・・・しかし、よく効きます!
なぜ痛くなってきたか・・・・理由の一つに「筋トレ」があると思います。以前の私は、筋トレなんて自然界の動物がしていないのだから必要ない、柔軟性があれば十分だと思っていました。ところが、石原結實先生の「石原医学大全」を読み筋肉がなぜ必要か分かりました。
これは実に簡単です。体重の40%は筋肉、その内の70%がヘソからしたの下半身。つまり下半身の筋肉が体全体の28%を占めて、しかも筋肉にある毛細血管が血液を貯蔵しているという事実を知ったのです。老いて衰えた下半身は血液を貯蓄できなくなり、血液が上半身に回り高血圧になるのです。
そのため、様々な筋トレを始めました。その一つに相撲の「てっぽう」があります。毎日、松板でできた分厚い壁の入り口に200回。これを始めてから、ヘソ下の丹田がしっかりしてきたように思います。そのため、「痛い鍼」になっているようです。0.25mmの直径の鍼を介して私の丹田から患者さんのカラダに電気を送っているのです。この時、コラーゲンで構成されている筋膜が電線となるのです。
私自身を鍛えることで、患者さんの健康維持に影響を与えることができる・・・素晴らしい仕事に感謝です!