足の治療点1

 

系統立てた治療点の列挙をする前に、どのようにして足の治療点を見つけていったかを時間軸とともに説明します。

山元式新頭鍼療法(YNSA)の見方で足の治療点を探そうと「ボーッ」とトンスケ(人体骨格標本)の足下を見ていると、親指(第1趾)の第1関節が「膝ソックリ」なことに気づきました。その次に第1中足骨が、膝下に見えてきました。そうなると基節骨が大腿部(太もも)になります。

YNSAでは、膝の治療点が、乳様突起の下にあります。乳様突起は膝の形によく似ています。また、胸部ソマトトープ(小さな人型)は、胸骨を体幹と見て全身の治療点を示しています。つまり、よく似ているというのは、治療点を見つけるキーになるのです。

このようなソマトトープ(小さな人型)が、足に存在する事を感じ、足の親指(第1趾)と第1中足骨を骨盤から足までの治療点ではないか、という推測で数年間検証してきました。結果、基節骨が大腿部、第1関節がソケイ部、中足骨が下腿部の治療点が存在することが、分かりました・・・・(つづく)