大相撲、ゲストの武井壮さんが凄い

武井壮さんは陸上10種競技の元日本チャンピオン。経歴を見てみると、野球を皮切りに、あらゆるスポーツに精通し、トレーナーとして生活していた時期もあります。「百獣の王」という代名詞が付き、スポーツの垣根を取り払い爆進中、今でも1時間以上トレーニングを欠かさないそうです。

そんな武井さんが、大相撲のゲスト。アナウンサーと解説の北の富士に挟まれながらも、理路整然としかも熱く相撲解説をしてくれました。

いつもは、マイペースで「北海道の広野」を感じさせる北の富士さんが、今回は真剣に考え込む場面もありました。

その1

武井さんは、関脇御嶽海関を相撲の稽古をしたことがあるそうです。その時、御嶽海関が

「押しの基本は、骨盤が開く(後屈)すること」と指導してくれたそうです。運動神経抜群の武井さんが、指導通りにすると、あの重い御嶽海関を押し出すことが出来たそうです。

ぶつかった後、骨盤が開く(後屈)ことで、足から踏み込む力が、上半身に効率よく伝わるそうです。その話を聞いた北の富士さん、

「へえ~~初めて聞いた・・・・私は、突き押し相撲じゃあなかったから・・・御嶽海が教えてくれたの?・・・・へえ~~」

その2

「白鵬関に稽古をつけていただいた時、回しを切る位置が1cm違っても切れないという事も、身を持って知りました。モンゴル相撲の技術が新たに導入され、融合された相撲となっているように感じますし、相撲の歴史が科学的な見地と融合しながら進化しているのも感じます。」

その3

武井壮さんが、

「北の富士さん、今の相撲と昔の相撲の違いはありますか?」

「・・・・・・う~~ん、今は、外国からの力士が増えて来たよね。昔は日本人ばかりで・・・・・外国から国を捨てて来た力士は、ハングリー精神があるよね。昔の日本人力士も、国に錦を飾るという気持ちはあったよね。」

「じゃあ、精神という基本は同じですね。」

等々、相撲の本質をついた話が続きました。これからも、武井壮さんが相撲解説で百獣の王になっていただきたいのです~~