長年の頭痛が治りそう

3年前から、頭痛に悩んでいる40才代の女性患者Cさんの続報です。Cさんの大好きなサザンオールスターズの曲を流した空間でゆっくりしてもらいます。

前回は、足を頭とみなし頭痛の個所に対応する足の圧痛点に鍼を刺して抜く方法(単刺といいます)で治療しました。

この治療は今まで以上の効果がありました。

先週の日曜日に治療して、3日後の水、木、金曜日と調子が良く、3年前から毎日あった頭痛が、ほぼ無くなりました。土曜日には、頭痛が再発しますが、以前ほどの痛みではありません。

今回、Cさんの痛みは、左側頭部と、左顎関節の下あたり。

普段痛くない右側頭部は、指先で軽く押すと、押した個所が痛くなっていました。ところが今は、押しても痛くありません。やはり、効果があるようです。

まず、山元式新頭鍼療法(YNSA)の合谷診(親指と人差し指の間のコリから、刺鍼個所を決定)で頭に置鍼していきます。Cさんの頭に5~6本刺す内、徐々に左側頭部痛がなくなりました。

残りは、顎関節下あたりの痛みです。

これは、前回同様、左足に鍼を刺し治療します。今回は左足踝(くるぶし)周辺の圧痛点に赤鉛筆で印をつけました。痛みが小指側に散らばっています。その中の痛い個所をCさんに聞き、細い鍼でやや浅めの置鍼をする事にしました。

「顎(あご)の痛みは、どうですか?」

「0ではないですが、0.5くらいになっています。痛いというより、違和感くらいです。」

随分良くなっているようです。そこで、今度は、左足親指の真ん中よりやや右の圧痛点にお灸10壮。

「違和感が移動しました。ここです。」

やや顔の中央に移動したため、お灸する個所も、やや中央の圧痛点。6壮で違和感がなくなりました。

さてさて、来週の日曜日までCさんの頭痛がどうなるのか?・・・楽しみです❣️