ビールの力を借りないで

(大沼四廊先生が使用されるサプリメントです)

先日歯医者に行き、ポスターを見ました。口内環境と腸とは密接な関係があるといった内容でした。そこでインターネットを使って、両者の関係を記載したものを下記に。

 

『口腔と腸はただつながっているというだけでなく、どちらかの状態が悪くなると、もう一方の働きも悪くなってしまう深い関係にあります。

食べ物が口腔内へ入ると、まず咀嚼によって細かく砕かれ、唾液と混ぜ合わされて消化が始まります。飲み込んだ食べ物は食道を経て胃にたどり着き、さらに消化が進み、小腸、大腸へと進んで、消化・吸収されていきます。

口は消化器官のスタート地点であり、腸までずっとつながっています。これまでは口腔と腸は物理的につながっていても、機能的なつながりはうすく、直接影響し合うことはないと考えられてきました。

ところが、口腔の環境が悪化すると、腸内細菌のバランスが乱れ、腸内環境も悪くなるということが最近の研究で分かりました。この腸内細菌は、ある種類のリンパ球の発達にかかわっているため、腸内環境が悪化すると、免疫機能の調整が難しくなります。』

やっと最近になって、口内環境=腸内環境という説が生まれ始めているようです。そこで、東洋医学的な立場も取り入れながら、大沼四廊先生の一瞬で血液が変わる理論を検討してみます。東洋医学では五臓六腑という言葉があり、腑は胃や腸のように管になった器官をいい、臓は肺や肝臓のように詰まった臓器のことをいいます。腑の役割で最も重要なことは、食べ物を消化し、小腸まで運んで小腸の絨毛をにより吸収され、血液となり門脈を通って肝臓という一大工場に運ばれることです。この門脈は静脈にも関わらず、新鮮な動脈血を有した大切な血管です。

つまり、この新鮮な血液を作るために腑はあると言えます。その残りカスを大腸が処分してくれます。よく考えると小腸は7mもある長い腑、絨毛(じゅうもう)を広げるとテニスコート2面分の広さになるのです。口内がその巨大な腑の一部である事が納得出来ます。つまり、口内は小腸の延長に過ぎないのです。

よく丹田という言葉を聞きますが、丹田の丹は赤であり、中国では昔不老不死の薬を丹といい、田は物を生ずる所であり、丹田とは精気精粋の生ずるところという意味が有るそうです。貝原益軒という江戸時代の名医が、その養生訓に「臍下三寸を丹田といい、これは身命の命根のある所なり」と説いているのは、小腸の位置と働きをズバリ言い当ています。

これで、大沼四廊先生の理論がほんの少し分かったように思います。