気象病再び

ていねい通信というホームページで、気象病に関する記事があったので、コピーします。

『天気病(気象病)とは、寒暖差や気圧、湿度などの変化により自律神経が乱れることで起こると考えられています。潜在的な患者数は1000万人にものぼるとも言われており、頭痛やめまい、疲労感、関節痛などに加え、鬱のような精神的な症状も引き起こします。』

『天候の変化で気象病を引き起こす原因としては「内耳」が関係していると考えられています。内耳は耳の鼓膜の奥にあるカタツムリのような形をした器官で、耳から受けた情報を脳に伝える働きをします。』

『近年、この内耳は気圧の変化を感知する能力があることが明らかになりました 気圧など天候の変化などで内耳のセンサーが感じ取り、その情報を脳に伝えるのです。』

『内耳のセンサーを正常にしやすくするためには、耳周りの血流をよくすると良いです。耳周りの血流を良くするために、耳のストレッチをしましょう。』

『東洋医学では天気病(気象病)の原因として、湿気が考えられています。天気病(気象病)が起こりやすい梅雨や台風の時期は雨が多いことから、過剰な湿気による「湿邪」が体不良を引き起こします。湿邪が体に影響すると、全身の水のめぐりが悪くなり、頭の重さ、むくみ、めまいや倦怠感、吐き気の症状が出るとされています。』

『湿邪を改善させるには、体の水をめぐらせる必要があります。わかめなどの海藻類、きゅうり、ゴーヤなどの瓜類、小豆や黒豆などの豆類は体の水をめぐらせやすくします。』

最近来院される患者さんの多くは、この気象病に当てはまるように思います。本日来られた右腰痛の30才代の男性患者Aさんは、昨日は右耳が詰まった感じがあったとあるのは、上述の内耳の血流が悪かったせいだと思います。ちょうど、右腰痛の治療点が右耳前部にあるので、置鍼したところ、一瞬で耳のつまりが取れました。二日前に来院された時の痛みが10なら今は2ということなので、今回で終了となりました。今週から天気は良くなりそうなので、痛みの再発がないことをお祈りします。気象病