久しぶりの大学生

久しぶりに大学生の初診男性患者が来院。Aさんとしましょう。半年前から腰痛で悩んでいます。Aさんはスポーツ部に所属しているので、早く腰痛を治したいという気持ちが伝わってきます。まず、畳部屋で仰向けになってもらいます。予想通り、右脚が2cm程短くなっています。ここで、予想通りと言ったのは、小腸の根元、「腸管膜根」が腰椎1番の左側から仙骨の右端まで斜めに走っています。それが、ストレスで縮むと、右骨盤が上がってしまうのです。

Aさんの仰向け姿を見ると、右胸部が盛り上がっています。そこを押圧すると、顔を歪めて痛がります。数秒それを続けて、ゆっくりしてもらいます。すると、2cmあった左右差が無くなりました。施術前に押すと痛かったソケイ部の痛みも無くなっています。これで、Aさんも私の治療を信用してくれたようです。

あとは、脳、脊柱の状態を把握する膝診を行い、頭にある治療点に置鍼していくだけです。

「どうですか?」

「うふふ・・・・不思議ですね・・・人のカラダって。腰の痛みが無くなっています。」

「そうでしょう?・・・面白いでしょう!・・・後で、その理論をお教えしますね。」

と、7本の置鍼で、来院した時の痛みが10だとし、全く痛みがないのが0としたら、10→1くらいになりました。よく聞くとAさんは、工学部。筋膜の構造とツボ(治療点)の流れがほぼ同じであることに興味深々でした・・・・私なりに、理論を説明し納得していただきました。来週にもう一度来ていただき、完治となる予定です。

のボール野球交流戦

ベースボールを野球と訳したのは・・・・正岡子規では、ありません。中馬庚(かなえ)氏です。中馬氏が校長として務めたのが徳島県の脇町高校。この脇町高校とは、日本野球の原型「のボール野球」の交流戦を1年に1度行っています。今日がその日でした。

私は、キャッチャーとセカンドの守備で出ずっぱり。さすがに疲れました。ゲッツーを2回取ったのですが、見事なトンネルエラーをしてしまいました(その後、ゲッツーを取る自作自演)。

バッテイングは、さっぱり・・・・ボテボテのゴロ2本。それでも、打撃のいい我がチームが2対1で勝ちました。来年は、脇町チームを母校に招いての試合となります。今度こそ、1本ヒットを打ちます。

ヨッシャーありがとう❣️

昨日は、あじさいクラブのメンバー6名が当鍼灸院に集まり、音楽練習をしました。何と、イヴモンタンの歌で有名な「枯葉」をフランス語で歌い(カッパちゃんが)、演奏するのです。ところが、ベースギターの私、全く歌についていけず、ベースを刻むことが出来ません。

それまでは、譜面の歌詞が英語なので、ついていけないと思っていたのですが、カッパちゃんがフランス語に訳した譜面を作ってくれ、それを貼り付けて・・・・・も、弾けません。嘆いていると、リーダーのヨッシャーが、リードギターの手を休めて、私の譜面に付き合ってくれました。

ヨッシャーが、私の演奏している個所を指でなっぞってくれと・・・・・あら不思議?スムーズに演奏できるではありませか!しかも、私の間違っていた個所が、判明出来たのです。それからは、まあまあ普通に近い演奏が出来るようになりました。あとは、私が練習するだけです。ヨッシャー、本当にありがとうございました😊😭

写真は、初心者🔰の私が、皆んなについていくための苦肉の策、色塗り譜面です。これだと色を見て指がスムーズに運べるのです!

井穴刺絡療法

患者さんから、様々な情報をいただきます。ある患者さんの娘さんは、アトピー性皮膚炎で悩んでおられたそうです。それを、たった一度の治療で治した鍼灸師がおられたそうです。それは、指先から血を取る井穴刺絡療法だったようです。この治療後、2~3日経ってアトピー性皮膚炎が消えていったそうです。

同じ鍼灸師として、このような治療ができるなら、やってみたいと思います。そこで井穴刺絡療法について調べると、私の中に大いなる偏見があったことが分かりました。まず、医師以外が血液を取ってはいけないという偏見です。下記が、日本刺絡学会が出来るいきさつです。

『昭和62年(1987年)栃木県鍼灸師会会長(当時)宅に「三稜鍼による瀉血治療は、医師法違反」として家宅捜査が行われた事件がきっかけとなり、「日本刺絡学会」の前身である「全国刺絡問題懇話会」(準備会)が結成されました。

「刺絡についての全国的な話し合い組織を作って、刺絡に関係のある諸問題を検討する必要がある」という当時の理念は現在も変わっておりません。刺絡の法的問題、学術の啓蒙、教育、普及等の必要性から、刺絡学術のセンター的役割を担う全国的な懇話会にしようという事で、機関誌『刺絡』を発行し、「全国刺絡問題懇話会」を発足いたしました。平成6年(1994年)には現在の「日本刺絡学会」と名称を変更し、『刺絡鍼法マニュアル』を作成。このマニュアルを使用し、全国3会場で基礎講習会を実施し、安心安全な刺絡の普及に励んでまいります。』

益々、興味を持ってきました。

黄金期の西武ライオンズ

昨日の日本シリーズでは、阪神タイガースがオリックスバッファローズを下し、日本一となりました。そこで、40年ほど前、黄金期の西武ライオンズが日本一になった強さの秘密をご紹介します。これは、森下敬一先生の著書「血液をきれいににして病気を防ぐ、治す」の一節にあります。

『かつて西武ライオンズは、プロ野球界で最強を誇った時期があり、1982年と83年は広岡監督のもとで日本シリーズを2連覇しています。その原動力となったのが玄米菜食でした。

それまで、スポーツ選手の多くは、「肉を食べなければ力が出せない」と信じ込んでいました。しかし、革新的で合理的な考え方だった広岡監督は、私を招いて、82年シーズン前に選手やその奥様方、球団関係者の方々に自然食を提案する講演を聞かせています。前述の工藤氏は、まさにこの年にプロ入りして、当時の広岡監督と出会ったのです。

西武ライオンズでは以降、玄米を主食に野菜や魚介類を副食として、肉は控え、タンパク質の摂取は、豆類、豆腐、豆乳、魚などにすると言う食事を、合宿所と選手の家庭で徹底させたのです。その結果、風邪でダウンする選手が減り、故障者は12球団の中で最も少なくなって、チームの連覇に貢献することができました。

その後、実は工藤氏は、遊びたい盛りの一時期、生活が乱れて、内臓を壊してしまったことがあるそうです。引退も考えましたが、広岡監督の教えを思い出して、生活を改め、玄米食と菜食中心の食生活を続けました。その結果、復活を遂げ、以降長く活躍できたといいます。玄米食を継続すれば、運動選手としての寿命が長持ちする証明かもしれません。』

とあります。この本を読んだ患者さんは、今日から早速、玄米を食べようと意気込んでおられました。興味ある方は、やってみてはいかがでしょうか?

J、Kソマトトープ

半年ほど前から、1~2週間に1度のペースで来院される70才代の男性患者Aさん。2年前に脊柱管狭窄の手術を行い、両下肢に痺れが残っていましたが、両大腿部の痺れはなくなりました。痺れはふくらはぎ(腓腹筋)と向こう脛(前脛骨筋)に絞られてきました。施術のたびに、痺れが少なくなってきましたが、まだ残っています。今回は、JソマトトープとKソマトトープにしっかり刺鍼することを心がけました。

「Aさん、どうですか?」

「・・・・・効いとる・・・何か、脈を打つような感じで、痺れがなくなりよる。すーっと消える感じでは、ないんよ。」

「へ~、そうなんじゃ!面白いなあ。」

「今のは、こっち(腓腹筋)に効いたけん、前(腓腹筋)の痺れが気になる。」

「分かった、前を狙おうわい・・・・・今度は、どう?」

「うん、効いとる。」

「そうじゃろう・・・鍼は効くんよ!」

と、改めて頭頂部にあるJソマトトープ、Kソマトトープの威力を思い知ったのです。その後は、足に見つけた治療点に軽く中指を添えるだけの操法。

「OKグーグル、タイマー3分お願いします。」

「はい3分ですね、ではスタート!」

を合計4回して終了となりました。この操法は、Aさんには向いているようで、効果抜群です!来年の4月に痺れの検診があるそうなので、それまでには治そうと頑張っているのです。

宝島

 

高浜港8:08出航→興居島由良港8:23入港。泊(とまり)港10:05出航→高浜港10:20入港という短い船旅。往復500円、高浜港の駐車場で駐車代300円→合計800円の2時間旅となりました。気分転換に最高です。あじさいの杜鍼灸院から、高浜港まで13分。こんな身近に素晴らしい島があったなんて!天気は最高、海のブルーと空のブルーに包まれて、画家のゴッホが憧れた日本の景色を体感した感じです。

毎日、鍼灸院に籠(こも)って仕事をしていた私。松山市の宝島に800円旅行をみっけ!

患者さんが教えてくれました

治療方法は、患者さんが教えてくれます。今日も新しい方法を教えていただきました。「上腕診に替わる膝の診断方法」と題して11月19日(日)にYNSA学会で膝診を発表します。しかし、この方法の一部を訂正しなければならないと分かったのです。この発表は、もうすでにに動画で学会に送っており、動画自体を訂正することは出来ません。そのまま、東京の会場とリモートで参加される方々に見ていただきます。

動画終了後、新たな方法をお伝えしないといけないと思います。そのため、発表後の質疑応答の時間が少なくなることが必至となりました。事務局に早速連絡するようにします。

発表

足に見つけた手や前腕の治療点に、2日間で3人に軽く指を触れるだけの操法を行いましたが、非常に効きました。この治療点の発表には、あと1年時間をかけてじっくり研究する必要があります。ただ、芸術系の大学を卒業した頭で、そんな事ができるかどうか心配です。

来月19日のYNSA学会で「上腕診に替わる膝の診断方法」という12分の動画を音楽グループのメンバーに作ってもらい、発表します。私は東京まで行かなくてもリモートでその後の質疑応答に答えることができます。当初は東京に行くことを考えていたのですが、経済的なことを考慮してリモートでの参加にします。

今日も、右肘痛が半年続いている50才代の男性患者Aさん、自宅で週に5回は筋トレをしているそうです。仕事で重い物を運ぶことも多いそうです。頭にある山元式新頭鍼療法(YNSA)の治療点に置鍼すると、来院時、10の痛みが3~4になりました。次に足に見つけた治療点へ軽く中指指先を置く操法を3分、これを2回。次にお灸を7壮すると、来院10→1になりました。

これをどのように発表しようか?と、悩んでいます。

のボール野球

 

ねんりんピックが、愛媛県で開催され、そのプレイベントとして「のボール野球」のお披露目がありました。それに私もファーストの守備で参加しました。昨日の午前10時から、約10分間くらいのものでした。この「のボール野球」とは、アメリカからやってきたベースボールを、我が母校(松山東高等学校)の母体である松山中学を卒業した正岡子規が、故郷の松山で紹介したプレーを復元したものです。

この復元を提案実行したのが、私が松山東高等学校野球部に在籍していた時の監督、稲見達彦氏です。稲見監督の情熱で、当時のバット、グラブ、ボール、ユニフォームなどを復元し、ルールを研究し「のボール野球」が完成しました。

復元したルールから読み取れるのは、打者優先。打者が「ハイボール、フェアボール、ローボール」の高低を要求でき、要求通りのボールが来なければ、ボールとなります。また、フォアボールではなく、ファイブボールなので、ヒットを打つ確率が上がります。ピッチャーは、下から投げ、打ったボールをワンバイトでとるアウトになります。

このルールが子供用に普及したのが、「ロクムシ」だろうと思います。このルールを説明するとややこしいので、割愛しますが、私が子供の頃の遊びのほとんどが、「ロクムシ」でした。

それにしても、楽しいひと時でした。関係者の方々、本当にありがとうございました。