大病や大ケガをしたことがない私にとって、痛みを実感する機会が患者さんに比べると、どうしても、少なくなります。そこで、60才代の男性患者Aさんの実体験を伺うことができました。
「先生、首から上の痛みちゅうもんは、ものすごいんよ。ここに通う以前は、雨の降る30分前に三叉神経痛が・・・・カミソリで切られるような痛みで・・・・雨が降りだすと、おさまるんじゃけど。雨の降る30分前が一番気圧が下がるんじゃろね。今は、痛みじゃのうて眠気が来るだけじゃけん、しれとらい。」
「それと、気温が36~37℃になると、やっぱり左半分の頭痛がくるんよ。群発頭痛は、また違うてうっとうしい感じなんよ。これは、酸素を吸うと治っていく。」
Aさんの場合、40~50才代にかけて5回の手術を行い、仙骨にボルト8本とチタン合金も入っているため、元々繊細なカラダがより繊細になったのだろうと推測します。この痛みに対する経験者からもっと色々学んでいきたいと思います。