40才代のとき、五十肩になった男性患者Bさん。ステロイド注射あるいは、ヒアルロン酸の注射だったのかも知れませんが、病院の注射で治ったそうです。70才代になったBさん、再び左肩が五十肩になり、病院で注射治療を受けたのですが、今回は治らなくなり、当院の治療を受けることになりました。少しずつ良くなっていますが、まだ完治していません。7本頭に置鍼して、
「どうですか?・・・・・チョットは、可動域が増えて来ました?」
「・・・・・・う~ん、確かに可動域は右と、さほど変わらんようになったけど・・・・肩の中の方が痛い。」
「そしたら、お灸をしましょう。」
と、足に見つけた肩の治療点にお灸をすることに、1ヶ所に4~5壮お灸。
「どうですか・・・肩?」
「・・・・・・あれ?痛くない!先生、そこに印つけといて、お灸そこにするけん。」
「結構、効くでしょう?毎日お灸をやってみてください。」
お灸のいい所は、患者さんご自身がやれるセルフケアにあります。そのため、積極的に灸治療をしているのです。治療家任せにしないで、ご自身の体をいたわりましょう!