仙骨呼吸

魂合気の創設者・大野朝行先生が、「仙骨呼吸」を提唱されています。現在、治療時における呼吸法は、この「仙骨呼吸」でおこなっています。その成果は著しいように思います。そこで、大野朝行先生の著書「生命の神業」の一部をご紹介しようと思ったのですが、長くなるのでやめます。

そこで、私の独断と偏見で、仙骨呼吸をなるべく短く説明します。

仙骨は、仙椎が18才~34才にかけてくっつく平たい碇(いかり)の形をした骨。カラダの中央部にあるのに、成長し続けている骨って、非常に珍しい。そのため、靱帯でガッチリ固定されています。この中央部にある仙骨は靱帯で固定されているものの、可塑性があり、上下の刺激に対応できる構造となっています。

そこで、鼻から息を吸い込み、頭頂部、首、背骨そして仙骨と息を送っていくと、碇の形をした仙骨は、やや後ろに向きながら沈んでいきます。すると、胸が広がりアゴが上がり呼吸量が増してくるのです。

これを仙骨呼吸といい、最も優れた呼吸法なのです。

と、まあ~信じています。