ジョアン・ミロ

今年で70才を迎えます、まだ、69才・・・・・小さいころ(小学生)、ジョアン・ミロの絵を見て、年をとっても、こんな赤ん坊の様な絵を描いてええんか!・・・・ええなあ!

と、思ったことを覚えています。私のアートの原点かも知れません。子供のような目・・・・・本を読むのが大嫌いだった私。それを、もっとも心配していたのが、父親でした。そこで、小学生が書いた詩集「小さな目」を、父親は私に見せていました。なんとか、それは読むことが出来ました。

大阪万博が1970年に開催されました。私が16才になる年・・・・ということは、高校1年生になる春休みだったように思います。その時、初めてジョアン・ミロ壁画を見て感動しました。それから、34年後の2004年にマジョルカ島のジョアン・ミロ美術館で滞在型アーティストとして、2か月地元の子供達と作品を作ることが出来る幸運に恵まれました。そして気がつくと、鍼灸師となり週に一回、興居島で出張治療。ジョアン・ミロが、

「あなたは、美術家より治療家に向いているよ。」

と言ってくださったのかも知れません。