若い頃、交通事故やスキー事故で全身打撲の男性患者Aさん。右足の骨折は40年以上経っても、股関節外側に慢性的は痛みがあります。
今回は、右足ウラの小指側を中心に置鍼することにします。
第4趾と第5趾の間に圧痛点があります。その1点を皮切りに、丁寧に圧痛点を探し、足ウラに6本、足の甲に2本置鍼。後は、ゆっくり30分ベッドで休んでもらいました。
Aさんの右足は、歩く時、小指側に体重がかかり、なおかつ、親趾が浮いた状態なのです。最も重要な親趾に体重がかからず、小指側にかかっています。この状態が続くと、右下半身の外側に張りが生じてきます。
Aさんは、骨折を機にこのような姿勢を強いられたと考えます。それならば、直接土台の足ウラを刺激し、全身を揺するのも一つの方法でしょう。
「Aさん、ゆっくり起き上がってみて下さい・・・・足どうですか?」
「途中、ジワ~っと暖かいものが流れて来ている感じだったです・・・・・即効ですね。痛くないですね!」
さあ~いつまで続くやら・・・・次回の報告が楽しみです。