向かい合う

今日も、過去の積み木作品に関して、書こうと思っていたのですが、作品の写真が手元になくなってしまいました。理由は、県庁の関係者に資料提供を求められたからです。明日から「日仏文化交流展」が始まるのですが、直前になってあわただしくなって来ました。何せ、14年ぶりの展覧会ですから、過去の経歴の資料など捨てて、ありません。

苦しまぎれに、写真を提出するしかなかったのです。これを機に、今一度過去の作品の整理をすべきだと思うようになりました。2004年、スペイン・マジョルカ島のミロ美術館では、2週間のワークショップを地元の子供達対象に行い、ワークショップの前後で子供達のカラダの変化が顕著に分かります。

なぜカラダに変化があったかと言うと、子供達に積み木や、小石の上を長時間歩いてもらい、10分間お昼寝してもらったからです。裸足(はだし)で小石や積み木を歩くと、痛いので逃避反射という無意識の動きが生まれます。それは、カラダ本来が欲している動き。歪(ひず)みを正してくれるのです。

それを、みんなでワイワイ楽しくすると、効果がバツグン。これによるカラダの変化で一番激しく変化した男の子は、顔が変わり一瞬、『誰?』と思うぐらいでした。これらの資料を作り、これからの展開を前向きに考える。

これが、私本来の方向性であることは、知っているのですが・・・・・離婚を機に、小さい子供をまともに見ることを無意識に避けるのです。スペイン・マジョルカ島で子供とワークショップが出来たのは、仕事と思いしっかりチャネルを切り替えたから。

これは、私が乗り越えなければならない大きな課題。少しずつ、無理せず向かい合います。

写真は、展覧会の準備でぐちゃぐちゃになっている仕事場です。