最近は、頭に置鍼したあと、山元式新頭鍼療法(YNSA)における治療点に軽く中指の指紋の部分を置く施術をしています。この方法は、操体法におけるM先生の皮膚への問いかけという表現より、野口晴哉先生の愉気法になると思います。非常に効果を上げています。そこで、野口先生の「整体入門」の一節をご紹介します。
『愉気法というのは、他人の体に息を通すことである。離れていても、手をつないでいても、その部分に手を触れていてもよい。自分の気を相手に送るつもりで、気を込めて息を送る。それだけである。静かな気、澄んだ気がよい。強くとも荒んだ気、乱れた気はいけない。
愉気法とは、人間の気が感応しあうということを利用して、お互いの体の動きを活発にする方法です。こういうことが果たしてできるかと疑問を持つ人がいますが、気を感じる人ならできる。物しか見えない人にはできない。』
最近の、鍼治療では指先で患者さんの気を感じ、置鍼しているので私には向いているようです。