肉離れその2

 

「肩のどこが痛いの?」

「ここ(肩甲骨の下)と、ここ(肩の前部)です。」

「・・・・・そうしたら、奥のベッドに行きましょう。」

左大腿部の肉離れで来院されたA君、実は右肩にも痛みがあったのです。最近では、右肩痛を右腰に置鍼して治すことが多くなっています。痛い肩を上にして横向けになってもらいます。すると、腰の一番高い部分(大転子といいます)がすぐ分かります。ここを基準にしてツボを見つけます。

少し専門的になりますが、興味ある方のため、治療穴の名称を紹介します。

臀圧(でんあつ)、環跳(かんちょう)、居髎(きょりょう)、別説環跳(べっせつかんちょう)、次髎(じりょう)、五枢(ごすう)

ここに置鍼すると、多くの肩痛は見事に良くなります。約1年間実験的にやって来

たのですが、まず間違いありません。肩の痛い部位にそれぞれの治療穴が対応します。

「どうですか・・・肩の調子?」

「・・・・・・あっ、いいです可動域も増えて、痛みもほぼほぼ無くなっています。」

A君とは、Lineでお友達になり、次回の予約をiPat(携帯電話が故障中なので)でやりとりする事になりました・・・・・おしまい。