6月半ばに左大腿部(表側の大腿四頭筋)を肉離れした10才代の男性患者A君。1ヶ月半たち、来院されました。連日猛暑が続くので、我が師匠・今昭宏先生直伝の、氷水操法を行うことにしました。あらかじめ用意していた氷水を直接、左大腿部に当てます。
「どうですか?」
「気持ちいいです。」
もうこれだけで、カラダが満足しています。連日の猛暑には氷が一番です。
『気持ちいい→冷たいだけ』を目安に、氷水を当てます。その後、いつものように膝診をして、膝の圧痛、硬結を頭の置鍼6本で取っていきます。これは、基礎治療といって、背骨(頸椎、胸椎、腰椎、仙骨)を整えて、自律神経を正します。そして、これから左大腿部の治療となります。側頭部、後頭部、頭頂部に合計5本。
「これでどうですか?」
「全然楽です!・・・・・可動域が増えてカカトがお尻に、かんたんに着きます・・凄い!」
「それは、良かった!」
「実は、右肩も痛いんですけど、診てもらえませんか?」
「いいですよ!」 (つづく)