空腹健康法

私の母親は、88才になりますが、病気で寝込んだ事はありません。趣味は、「ナンプレ」で頭の体操をしています。健康の秘訣は、少食にあると思います。1日3食するのですが、驚くほど食べません。ゆっくり食べて「はい、ごちそうさま」で終了。

当院の本棚に「空腹健康法」ー空腹を楽しんだら元気になったー監修医学博士 真弓定夫

この本には、サーチュイン遺伝子について書いていますので、記載します。サーチュイン遺伝子は1999年にアメリカのマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ博士によって確認され、全世界の医療関係者から注目されました。

サーチュイン遺伝子は長寿の人だけが持っているわけではありません。すべての人がサーチュイン遺伝子を持っているのです。だから、サーチュイン遺伝子を活性させると、誰でも健康なまま長生きできるのです。100歳でも元気で若いそれも夢ではないのです。

体の中には心臓、肺、胃、腸、肝臓、腎臓、膵臓など様々な臓器があります。それぞれの臓器は、生活習慣により、老化のスピードが違います。例えば、暴飲暴食をしていれば、胃腸の老化が早くなります。膵臓の細胞が劣化すると糖尿病を引き起こします。肝臓の細胞が劣化すると肝硬変を引き起こします。心臓の血管が劣化すると心筋梗塞を引き起こします。

ところが、サーチュイン遺伝子のスイッチがオンになると、すべての臓器の老化、劣化のスピードが遅くなるのです。サーチン遺伝子は、いろいろな病気の発症を抑えてくれるのです。その結果、脳、血管、肌などの様々な器官の、若さと健康が保たれ寿命が伸びるのです。私たちもカロリー制限をして、腹7分と空腹感でサーチュイン遺伝子のスイッチをオンにすれば、見た目年齢も身体年齢も、人が驚くほどの若さを得ることができるのです。

とあります。この小誌をある患者さんにお渡しして、勉強してもらった結果、体重が5kg減り徐々に調子が良くなっています。空腹健康法は、素晴らしい健康法だと思います。是非お試しください。