夕方、草引きをしていると、お隣さんから、
「あの野菜は何?」
と質問がありました。ところが、一体何を植えたのかすっかり忘れてしまったので、
「あれですか?・・・・何なのか分からんのです。」
「多分、ケールじゃないのかな・・・・青汁によくするでしょう・・・あれ。」
と、教えてもらった時、ぼんやり思い出して来ました。友人からケールの苗をもらったような・・・
「ああ、そうですね・・・多分そうです・・・インターネットで調べてみます。ありがとうございます。」
「それから、ビルの横に生えてる木は切った方がいい。切り口に薬塗ったら枯れると思いますよ・・・・あれは、イチジクよ。」
と教えていただきました。早速剪定(せんてい)バサミで切ったところ、イチジク独特の白い液体が出て来ました。そして、小さなイチジクの実もついていました。イチジクはメソポタミアで6000年以上前から栽培されており、古代ローマでは最もありふれた果物だったようです。また、ヨルダン渓谷の新石器時代の遺跡から1万1000年以上前の炭化した実が出土。世界最古の栽培品種の可能性があるそうです。日本には江戸時代初期、ペルシャ、中国を経由して長崎に伝来したようです。そして、今ではビルとブロック塀の間で逞(たくま)しく生きているのですから・・・気の遠くなるようなご縁です。
治療院に帰って、インターネットでケールを調べました。画像を見るとお隣さんがおっしゃった通り、ケールでした。その栄養成分を調べてみると、
『ケールに含まれている栄養成分には、葉緑素(クロロフィル)や食物繊維の他に、ビタミンA(β-カロテン )やビタミンCなどのビタミン類、カルシウム・リン・鉄分などのミネラルも豊富に含まれています。
ケールに含まれる栄養素には緑黄色野菜の中でも特に含有量が多い成分もあり、β-カロテンはキャベツの約60倍、ビタミンCはトマトの約5倍、カルシウムは牛乳の約2倍、鉄分はニンジンの約4倍といったように豊富に含まれています。
β-カロテンは、強い抗酸化作用があり、免疫力アップや老化防止などの効果が期待されます。』
とあります。何と若返りの野菜だったのです。もう毎日食べるしかありません。また、隣に出来ているブロッコリーの葉っぱが、ケールそっくりなので、その成分を調べてみるとやはり、β-カロテンがしっかりあるそうです・・・・ブロッコリーの葉っぱを食べなかった後悔が・・・・
もっと、勉強しよう!