キジも繁殖しています

山で畑仕事をしている60才代の男性患者Aさん。今年はスイカがイノシシにやられ、大損害だったそうです。山はイノシシの繁殖以外に、キジの繁殖も目立っているそうです。伊予柑(いよかん)栽培農家が、栽培をあきらめ放置された畑などは、伊予柑の木に、つる草がからんで大きな洞の様な空間ができます。そこが、キジのお宿になるそうです。キジは木の根元に巣を作り卵を産むそうです。ここの卵は、敵の目を外(そ)らすには最高の空間です。

Aさんは、何ヵ所もその様な空間で、キジの卵をを見たことがあるそうです。ある日やはり4~5個の卵を見つけたので、翌日取りに行ったところ、無くなっていたそうです。どうやら、Aさんの行動を見ていたキジの夫婦が、危機を感じ卵を移動したようです。どの様に移動したのかは不明ですが野生の叡智をAさんから教えていただきました。

鍼灸院では、置鍼して30分間待っていただく時、ベッドで休む患者さんもおられますし、Aさんのように色々話をしてくれる患者さんのおられるので、色々と勉強になります。