怪我の功名

牛革の硬球を購入(現在、43個あります)したつもりだったのが、フェイクレザー硬球である事が分かり、患者さんにお売り出来ない事となりました。そこで、この43個を健康器具にすることにしました。色々考えた結果、ホームセンターで大きめのホースとジョイントを購入。

写真の様に、硬球を自由に動かせる事が出来る広さをホースで確保しました。そして、ゆっくりと仰向けになってみました。すると、思った通り気持ちがいいのです。カラダが勝手に動いたり、手で意識的に硬球を動かしたりして、気持ちのいいポジションを見つけます。

長時間仰向けになっていても、気持ちがいいので大丈夫・・・・というか、眠ってしまいそう。週1回通院されている80才代の女性患者Aさんが、右耳外耳炎で急遽(きゅうきょ)来院され、右耳周辺に4本置鍼しました。そこで、早速、左を下にして横向きになってもらいました。

「先生、これ気持ちいい・・・・これ、いいわ・・・・・眠ってしまいそう・・・」

私と同じ感覚の様です。

「どのくらいの時間保(も)ちそうですか?」

「・・・・10分くらいは、全然平気。」

「そしたら、OKグーグル、タイマー10分お願いします。」

「はい、10分ですね・・・では、スタート。」

という事で、10分ゆっくりしていただきました。横になったAさんと世間話をしていると、あっという間に10分が過ぎました。次回来られた時に、その後経過を教えていただく事を約束して、Aさん、ルンルン気分で帰られました。