硬球操体法

(どれがフェイクでしょう?)

硬球操体法

野球の硬式ボールを使って、患者さんにセルフケアをしてもらっています。これが、随分好評です。核、マントル、地殻で構成される地球と相似形をしている硬式ボールは、自然素材でしかも野球選手が最も握りやすい大きさになっているのですから、健康グッズとして最高です。とくに108ある縫い目が2~3mmの高さで曲線に配列されており、ツボ押しとして非常に効果的です。

「先生、硬球であちこち痛いところを、ほぐして何とかやれとる。これは、効くなあ・・・・ほじゃけど、先生こんな事しとったら、儲(もう)けにならんじゃろ。」

「ええんよ・・・・カラダに向かいあうきっかけになったら、それで良えんよ。」

 

当院では、硬式ボールを患者さんにお売りする様にしています。ところが、仕入れた硬式ボール、良く調べてみると「フェイクレザー」つまり、ニセ皮でした!道理で安いはずです。そこで、急きょ牛革の硬式ボールを仕入れ直して、今日から買っていただいた患者さんに、本物のボールを買って頂いた個数だけお渡しするようにしています。

手にとった感触が違いますし、年期が経つと益々ニセ者と、本物の輝きが違ってくるはずです。本物は使えば使うほどしっくりとした色合いになっていくはずです。患者さんには、ニセ物と本物を使ってもらい、その差を感じてもらいたいと思います。とにかく、治療以前にセルフケアが大切なのです!