過食・飽食は、免疫力を下げる

1週間ほど風邪のような症状が続く50才代の女性患者Aさんに、「食事は取らない方がいいですよ。」と助言すると、「何よ、変なこと言って・・・・食べないとダメでしょう!」という顔をされます。

多くの人もAさんのような考えでしょう。そこで、「石原医学大全」の一節をご紹介します。アメリカのミネソタ大学医学部のM・J・マレイ博士が1980年代に発表した「過食・飽食」がいかに免疫力を落とすかが、示されています。

『病原菌に感染している3群のマウス(30匹)は自由に食べさせてるが、実際にはに食べない。その結果、死亡率は43%。平均生存日数は8.7日。同じく病原菌に感染しているが、強制的に栄養補給をした4群のマウス(30匹)だと、死亡率は93%、平均生存日数は3.9日。3群とは大きな差がついた。

(中略)

臨床医学の現場でも、極端に栄養状態が悪化した患者に、点滴で高栄養を与えると肺炎などの感染症を起こす危険が高くなることは知られている。

それなのに、健康増進のためには、「三食しっかり食べること」、病気が食欲で落ちると「体力をつけるために食べろ」とやたらに食べることが推奨される。

その結果食べたくもないのに食べる。食べれば元気になると信じて無理にでも食べるなど、過食が習慣化してしまった人のなんと多いことか。』

病気をしたら食べない、血液を消化などに使ったらダメです。血液を治療に使うのです。