今回も大沼四廊先生主催のナチュラルメディスンのチラシ紹介です。血管の続きです。
血管が若返る物質一NO(一酸化窒素)
NO(一酸化窒素)は、心臓と血管の健康に欠かせない物質。主に血管の内側(血管の内壁を覆う組織)で作られている。心臓と血管は、血液を介して酸素・水素・栄養分を全身に送り届けると同時に老廃物を排出しているが、血管は体の全細胞をコントロールしている重要な器官。血管の柔軟性を保つことが老化防止につながる。
NO(一酸化炭素)の働き
1:血圧が安定する2:血管を修復する3:動脈硬化を予防する
一酸化炭素を体の中で作るには「アルギニン」と「シトルリン」と呼ばれるアミノ酸が必須。アミノ酸は、タンパク質を分解してできるものであるので、タンパク質が豊富に含まれている食材を積極的に取り入れることがおすすめ。中でも特に、アルギニンが豊富に含まれている食材には、魚、大豆、豆類、ナッツ等。
シトルリンとは?
シトルリンとは遊離アミノ酸のひとつで、ウリ科の植物に多く含まれており、食品から摂取できる。アミノ酸の状態で生体内に存在しており、特にアンモニアから尿素を生成する回路で、重要な役割を果たしている。スイカの他にもメロンや冬瓜(とうがん)、きゅうり、ニガウリ、ヘチマなどの植物に比較的多く含まれる。
動脈硬化
動脈硬化とは動脈の壁が硬くなって弾力性が失われ、働きが悪くなった状態のこと。血管の内側に、脂肪分が付着するなどして血栓が生じることによって血管が詰まりやすくなってしまう。進行すると心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすこともある危険な疾患。動脈硬化の原因は血管の老化・喫煙・食生活など様々。悪玉コレステロールの数値が高くなる脂質異常症や、高血圧・肥満・糖尿病の人は、動脈硬化のリスクが高いと言われている。糖質脂質の多いドロドロ状態の血液を放っておくと、動脈硬化のリスクが高まる。動脈硬化の予防には、運動不足解消など生活習慣を見直すのはもちろん血液をサラサラにする効果がある食材を日々の食事に取り入れることが大事だ。
トマト入り具だくさん味噌汁(血栓対策)
材料(2人分)
・じゃがいも40g・玉ねぎ40g・にんじん20g・トマト30g・いんげん6g・味噌20g
削り節6g・水220g
作り方
下準備・じゃがいもは四角切りで厚さ5ミリ程度とする。
・にんじんはいちょう切り、玉ねぎは細切り、いんげんは2cm、トマトは角切りにする
・削り節でだしをとる。
1:鍋にだし汁を作り、にんじん、玉ねぎを入れて火にかける。
2:沸騰したら、じゃがいも、いんげんを入れて煮る。
3:味噌を入れる。
4:トマトを入れて沸騰したら出来上がり。
トマトにはうまみ成分であるグルタミン酸がたくさん含まれる。削り節から出たイノシン酸との相乗効果でよりおいしい味噌汁に!
※ベジブロスを使うと栄養効果抜群に!
※ベジブロスとは、野菜のクズをダシにすること
作り方
1:鍋に水と野菜の切れ端を入れ、お酒を加えます。このお酒が、野菜の旨味を引き出してくれます。
2:弱火で20~30分加熱しましょう。野菜がふつふつと踊る位の水加減で、じっくり火を通してください。
3:火を止め、ボールにザルのせて野菜を濾して完成です。
農薬が気になる場合は?
皮やヘタで作るベジブロス。残留農薬が気になる場合は、重曹を使って落とす。
手順
1:ボウルいっぱいの水に対し小さじI杯程度の割合で重曹を溶かします。
2:重曹水の中に野菜くずを入れつけて、1分ほど放置。時間を置きすぎると野菜そのものの栄養素が溶けてしまうので注意。
3:流水で重曹をしっかりと流して完了です。』
ベジブロスに関しては、加筆しました。ベジブロスって、全く知らなかったので・・・